夏目光学株式会社 / 取締役常務 (技術本部長/生産本部長)
ラボベース軟X 線光源用大開口・回転体集光ミラーの開発
高輝度ラボベース軟X線光源を最大限活用するためには、発散するX線を集めることができる大開口・回転体X線ミラーが有効である。しかし、理想的なX線ミラーには、シングルナノメートルの極限の精度が必要であるためこれまで実現されていない。本課題では、3次元ナノ精度加工、常温電鋳法、3次元形状評価法、追加成膜形状修正法を開発することにより、理想的な性能を有する回転体軟X線集光ミラーを世界にさきがけて実現するとともに、将来の軟X線顕微鏡開発を視野に入れ、X線ミラーの設計・作製・評価を行う。