Noom Inc / Community Manager, Lifestyle Coach, B2B/ B2C Marketing
生活習慣を変えるための4つの秘訣
2017年になってから、既に一年の4分の1が終わり新しい年度が始まりました。 年末から新年にかけて「今年こそは変わるぞ!」と決意した人も多いと思いますが、立てていた目標の4分の1を達成できている人はどのくらいいるのでしょうか? ヘルスケア業界における技術は、日進月歩で日々進歩しています。食事を記録し、カロリー計算をするアプリも増えてきました。そんな中、サイエンティフィック・レポート・ネイチャー(Scientific Reports' Nature)が必要不可欠な新しいツールとして位置付けているのは、人工知能(AI)です。現在ユーザー数が増えているNoomのアプリでも、AIは活用されています。 2012年から2014年にかけて35,921人のユーザーに対して行った分析結果によると、被験者の77.9%が減量に成功し、そのうち25%が元体重の10%以上の減量、そしてほぼ80%のユーザーがその後9か月間リバウントなしで維持できていると報告されています。Noomのアプリでは、AIによってユーザーの運動量と食事の記録を洗い出し、そこから個人に合わせた食事の方法と運動方法を提案することで、ユーザーに最大限の減量効果をもたらすように設計されています。さらに、なぜ通常の白いパンより全粒粉を使ったパンが良いのか、などといった関連記事をAIが選択・提供することでユーザーの知識の強化もサポートしていきます。Noomでは、AI機能に加えて人間のコーチというアプローチをアプリに導入もしているため、AIだけでは補いきれない、人ならではのきめ細かなサポートを受けることが可能です。 今回は、Noomアプリの特徴であるAIと人によるコーチングを活かした、生活習慣を変える4つの秘訣をご紹介いたします。 1. カラダを変えるにはまず、思考を変えよう 皆さんは今までに、”意志が弱いから続かない”と考えたことはありませんか?減量をする時に必要なことは行動を変えることです。しかしながら、その行動を変えるために本当に必要なことは意志の強さではなく、どんな行動が悪い習慣へとつながっているのかを分析することなのです。その原因を理解しその原因行動を改善することで初めて行動は変えられる、とNoomでは考えています。これは数学や外国語を学ぶ事と同じように、学習可能なプロセスなのです。行動を変えることは一見難しいように思えますが、このように考えると行動の変化は習得可能な技術だということが分かりますね。 Noomには「Change Your Brain to Change Your Body(カラダを変えるにはまず、思考を変えよう)」という考えがあります。そもそも”意志が弱いから続かない”という考えは、一度思いきって忘れてみましょう。重要なのは意志の強さではなく、考え方を変えることなのです。 Noomは収集したデータに対し、ありのままの評価を行います。AI(人工知能)は完璧ではないので、人間のコーチのようにリアルタイムのチャット等に対応することはできません。2016年5月には、大胆にもAIのみに依存していたNoomの全プログラムを刷新しました。(AIと人間の)ハイブリッドに特化しました。 実際に、人間のコーチのついたユーザーはAIコーチのみの場合に比べ、およそ3倍も良い結果が得られました。Noomアプリでは、ユーザーの入力したデータをコーチと共有することで、食事や運動内容に対してのフィードバックをコーチから受けることができます。共感するコメントもコーチから送られてくるので、これまでの固定概念にとらわれず、ぜひモチベーションを得ながらコーチと二人三脚で目標達成を目指してみましょう。 2. やる気の根源を特定する AIには人間のコーチのように悪い食習慣の原因となる感情の起伏や思考回路を理解したり、特定する能力はありません。ポイント制、バッジ方式、レベル分け方式などのインセンティブは、やる気や継続率に繋がるのではないかとよく言われているのですが、実際にはどれもユーザーが辛い時期にモチベーションを維持したり、あきらめないこと、そしてダイエットを楽しむことにおいて、人間のコーチには及びませんでした。大切なのは信頼できる相談相手を持つこと。アルコール依存症向けの互助プログラムが有効なのはそのためだと言われています。 3. なぜ痩せたいのか? 皆さんが痩せたいと思う時、その理由をよく考えてみたことはありますか? Noomでは、ユーザー本人が、なぜ健康的になりたいのかというモチベーションを自覚したケースの方が減量の成功率が高いという結果が出ています。例えば、スボンが2サイズダウンしたら、ご褒美に好きなものを買うという方法はどうでしょうか。この場合、好きなものを買うことが目標になってしまい、減量することの重要性は薄れてしまいます。おそらくその好きなものを購入してしまえば目標は達成されてしまうので、ユーザーの体重は元に戻ってしまいがちです。着たい服がある、同窓会に行くから、子供の良い見本になるためなど、痩せたい理由が何であれ、ユーザーがなぜ生活習慣を変えたいのかを自覚することがもう一つの重要な鍵を握るのです。 根底にある本能的なモチベーションを特定し、その報酬を慎重に選ぶこと。そしてその報酬がきちんと意味のあるものであることが重要です。 4. 変化を受け入れる準備ができているか 減量プログラムを始める前に心から変化を受け入れる準備ができていなければ良い結果には繋がりません。必ず準備ができてから開始してください。もし中途半端で終わってしまい、たくさん努力をしたにも関わらず何も結果が出なければ、またスタート地点に逆戻りした時に失望してしまいます。 いかがでしたか? Noomは皆さんの目標達成を応援しています。 以上の準備と心構えを持って、一緒にNoomをはじめてみましょう! Noomカラダ改善プログラムの詳細はこちら 引用元:Fast Company Popular Data-Driven Weight Loss App Mixes AI And A Human Touch To Boost Success