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SIer業界最大手のNTTデータに勤めていたのに、2時間も話してない人と意気投合して共同創業者になった件について。

はじめまして、取締役CTOの平嶋遥介と申します。

これまでの経緯やこれからの展望など、自分語りをしていこうかなと思います。

Profile
平嶋 遥介(ひらしま ようすけ)
1991年生まれ 埼玉県出身
中学時代にHSP(Hot Soup Processor)をやり始めたことをきっかけに、IT、プログラミング、コンピュータの世界に入り込む。大学で情報系を専攻し、大学院ではソフトウェア工学の研究室に所属し、システム開発の要件定義の効率化を研究テーマとして行う。
その後、NTTデータに新卒で入社し、2017年にゼロフィールドを起業、CTOとしてシステム開発や改善、研究に努めている。

社会人として歩みはじめた新入社員

就職活動では、自分の研究テーマに近いSIerの業界を選びました。どこが一番合っているとかはあまり判断できず、ただただ最大手という理由からNTTデータを志望し、「NTTデータの社長になれば4万人近くの部下ができるぞ!」と張り切って入社しました。

NTTデータでは、銀行の基幹システムの担当をしていました。

仕事内容自体は大変興味深く、メインフレーム+COBOLの環境で小規模な会社では決して経験できないような色々なことを経験できました。自分のトレーナーも本当に優秀な人で十分恵まれていたと思います。

歪んでいく日常

しかし、業務の中で不満が日々溜まっていきました。

一番の原因は、ホワイト過ぎた点です。これに文句をいうのは時代錯誤かもしれませんが、残業を認めてもらえないんです。ホワイト過ぎて。

残業は基本的には事前承認制で、「何時間残業します」と上長に申告しても、「これ今日頑張ってやらなくてもいいんじゃない?まだ期限まであるし明日またやろう」となって、残業させてくれないんです。

会社としては本当に素晴らしいですが、若いうちにバリバリ働いて出世してやろうと意気込んで入ったのに働かせてくれなくて腐りそうになりました。

一番記憶に残っているのが、偉い方との面談で「もっと働きたいのですがどうすれば良いですか?」という質問に対して「終業時間が早いから自分で勉強とか活動とかすれば良いんじゃないか。」という回答が返ってきたことです。

趣味とかではなく本業を頑張りたいんです。実務としての経験を積みたかったんです。

もっと就職活動する時に自分のやりたいこと、働き方にその企業が合っているかを考えておかなきゃいけませんでした。反省はしましたが、過去のことを考えていても仕方ないので転職することにしました。

自分を見つめ直した末の転職活動

もっと裁量があり、自己成長に直結する環境に身を置きたいと思い、転職活動を始めました。50名くらいのベンチャー中心でエンジニアとして応募をしていました。

2017年の3月上旬、最初の面接が近くなり、とあるイベントに参加してみることにしました。

「シード・アーリーフェーズの経験者が語る採用論」みたいなやつで、ちょうど面接予定のベンチャーのCTOが登壇するとのことで、面接受ける前にその人の採用論聞いてみようくらいの気持ちで参加しました。

そこで出会ったのが代表の村田でした。

代表:村田との邂逅

そのイベントで村田は一緒に起業するエンジニアを探していました。そこで10~20分話して、やろうと思っているビジネスの話を聞き、興味を持ったので、その週末にもう一度話をすることになりました。

2回目にあった時に改めて、お互いの自己紹介、やろうと思っているビジネス、今後の展望などを話しました。小一時間話して、この時にすでに「いいよ!一緒にやろう!」と言っていた記憶があります。

合計2時間も話したことない人と共同で起業しようとしているとか今思うと狂気の沙汰ですね。。。

その次の週には借りるオフィス探しを2人で行って、会社には退職の旨を伝えていました。

謎にスピード感早すぎて自分で振り返っても少し引きます。

ここの説明が少なく感じるかもしれませんが、本当にこれくらいで会社を辞めて、一緒に起業するという決断しました。

成功させたいとはもちろん思っていましたが、もし失敗してもNTTデータ->起業失敗という経歴があれば拾ってくれる会社は多そうだから失敗リスクは全く存在しないと思っていたのは内緒です。

ゼロフィールドとして

最初のオフィスは、蒲田の駅前の2Kのマンションの一室でした。大きい部屋がオフィス、小さい部屋が私の自室でした。

最初はたくさん事業をピボットしました。こういうサービスはどうだろう、これでいくとして、どういう形式にしようなど、ずっと話していました。

アイデアを形にしては崩し、形にしては崩し、みたいなことをしばらくやっていたと思います。

お金がなくなりそうになり受託の案件を受けたり、ITとは無縁のサービスにも手を出しましたこともあります。

そこで初めて事業として上手くワークしたのが、マイニングでした。日経新聞さん取り上げてもらったことがきっかけで火がつき、今では大きな軸の1つになっています。

それから社員を増やし、オフィスを品川に移し、昨年には新しく組織改善ツール「Qasee(カシー)」もリリースし、採用も進めて今では15名前後の規模の会社になりました。

ビッグマウス

ゼロフィールドとしては、どこの業界で生きていくだとか、どの技術を極めていくだとか、どのサービスでやっていくだとかは決めたくないと思っていますし、今も決めていません。

自分達にやれることベースではなく、実現されたら喜んでもらえるもの、本当に欲しいと思ってもらえるものなど、ニーズベースで事業を考えていきたいと考えています。

今、採用も進めているのは、さらにもっともっとゼロフィールドを大きくして、Google, Facebook, Zerofield, Apple, Amazonのように世界的大企業と並んでも違和感がなくなるくらいゼロフィールドを皆さんに知ってもらえるようになりたいと考えているからです。

大きいこと言っていて恥ずかしく聞こえるかもしれませんが、口でも言えないことは絶対実現できません。なんでもまず口にして誰かに伝えることが大切です。

マイニング・Qasee(カシー)とは別の3本目の柱も今年度、来年度に打ち立てられるように会社の基盤を固めながら、今後も強気に攻めていきます!

最後に

現在ゼロフィールドでは、エンジニア、営業、インターンなど色々な職種で募集をしています。

自分語りでしかなかったですが、もし興味を持ってもらえたらお気軽に「話を聞きに行きたい」を押していただけると嬉しいです。

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