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エンジニア組織の若手リーダーが語る仕事観と弥生の開発環境の魅力

30歳にしてエンジニアチームのリーダーを務める寺﨑 大樹。製品の品質維持はもちろん、幅広いソフトウェア・システム開発に関わり、大規模プロジェクトも進めてきました。今回は若手リーダーとして活躍する寺﨑のリーダー就任までの軌跡や仕事観、寺﨑が感じる弥生のエンジニア組織の魅力についてご紹介します。


▼目次

  • より生産性の高いエンジニア組織を目指す弥生とリーダー就任までのキャリア
  • チーム弥生として連携プレーを積み重ね、互いがなくてはならない存在に
  • エンジニア組織の魅力
  • 若手リーダーが語るリーダーとしての意気込み

より生産性の高いエンジニア組織を目指す弥生とリーダー就任までのキャリア

会計ソフトメーカーから『事業コンシェルジュ』に進化する弥生にとって、お客さまにとって価値のある製品やサービスを作るエンジニアチームは会社の要。弥生はエンジニアたちが自分の本来の能力を発揮でき、個人としてもチームとしても生産性が高く働ける環境づくりを心がけてきました。その取り組みの1つとして、独自のエンジニア組織の確立に励んでいます。

開発プロジェクト内にプロジェクト全体のコントロールの役割を担うPM(プロジェクトマネージャー)、開発計画の推進の役割を担うTechL(テクニカルリーダー)、テスト計画の推進の役割を担うQL(クオリティリーダー)という3つの役割を設けました。2020年現在は寺﨑がTechLとして活躍しています。

寺﨑は情報系の高等専門学校を卒業後、当社に新卒で入社。以来10年以上、エンジニアとしてキャリアを積んできました。

寺崎 「高専の頃は機電系を専攻していましたが、実際に興味があってやりたかったのはソフトウェアの開発でプログラミングをすることでした。仕事でソフトウェアの開発に携わることができ、そのプロダクトを多くの人々にご利用頂きたいという想いを抱いていました。

弥生は会計ソフトの売上実績No.1を維持しており、そのユーザー数の多さに魅力を感じていたんです。しかし、入社時は会計知識はまったくなかったので、こんな世界があるんだと日々新鮮な気持ちでしたね」

入社後の10年を通して、寺﨑はさまざまなプロジェクトに携わってきました。製品開発の一連の流れをたくさん見たことで、全体像が掴みやくなったと感じているようです。

寺崎 「所得税確定申告モジュール、やよいの見積・納品・請求書、弥生会計 オンライン……これまでさまざまなプロジェクトに携わってきました。立ち上げから担当しているので、新しいものをつくることの大変さを痛感しました。

仕様の検討からはじまり、大まかな流れを組み立てても常に改善作業に追われます。練りに練ってこれで完璧だ!と思ってリリースしても、爆発的に売れるわけではありません。世の中に浸透させていくことの大変さを実感しました。ですが直接、またはSNSでユーザーからお褒めの言葉をいただくこともあって、モチベーションになっていますね」

この10年でさまざまなプロジェクトに貢献した成果が評価され、2020年にTechLへキャリアアップを果たします。


チーム弥生として連携プレーを積み重ね、互いがなくてはならない存在に

TechLの寺﨑は主に開発計画の推進をしており、QLはテスト計画の推進を担っています。プロジェクト内にPM、TechL、QLの役割を担うメンバーが各自アサインされますが、TechLとQLの業務は大きく異なり、認識のすり合わせは欠かせません。

他部署との関わりや裏でどのように動いていたのかなど、リーダーになってから気づけたことはたくさんあると言う寺﨑。QLを担うメンバーにもかなり助けられてきました。

寺崎 「QLは広い視野をもって障害を拾い上げてくれる存在です。障害が発生した際に、関連する機能だけでなく各メンバーの担当個所から他の機能でも障害が潜んでいないかなど、様々な方向から類似障害の有無やテスト観点の抜け漏れを鋭く指摘してくれるので助かっています」

業務の細分化、組織の編成を考えると同時に、さらに弥生では働く環境も整えてきました。たとえばコミュニケーションを取る機会。オフィスには「ヤヨイドオリ」と言われるフリーミーティングスペースがあり、長机と椅子が複数用意されています。わざわざ会議室を取らずに、気軽に話せる場を整えました。

寺崎 「他チームのまったく関係ない会話も聞こえてくるんですが、今の自分の業務へのヒントを得られるなど、少し廊下を歩くだけでも学びを得ることがあります。言いたいけどなかなか機会がないとか、我慢するといったことはない雰囲気ですね」

また、最近ではコロナウイルスの感染拡大により、オンラインツールを取り入れるなど働き方に変化が起こっています。

寺崎 「Zoomを普段からつないで作業するようにしていて、常にメンバーに話しかけられる状態にしています。導入した当初は集中できないこともありましたが、チャットよりは話した方が意図も伝えやすいので、今は常時接続していないと困るくらいです(笑)。

例えば、『何か問題が起きているか?』というのがオンサイトだと肌で気づけましたが、リモートワーク環境下だと空気感がわからないので、何かと気付きにくいという課題がありました。そこで仕事中はずっとZoomに繋いでおくことで、メンバーのちょっとした悩み相談もフォローできるように意識しています」

オフィスでもオンライン上でも、ちょっとしたときに声を掛け合える雰囲気づくりを大切にし、生産性の高いチーム作りを心掛けています。

エンジニア組織の魅力

弥生には製品誕生から30年以上の歴史をもつ業務ソフト「弥生シリーズ」だけでなく、クラウド会計ソフト「弥生会計 オンライン」、AIによる自動仕訳「YAYOI SMART CONNECT」など、新しい技術を積極的に取り入れた製品・サービスがあります。

寺崎 「私はソフトウェアの新規開発ができる点に魅力を感じています。弥生って業務ソフトの保守ばかりが仕事って勘違いされるケースが多いと思うんです。でも実際には新技術を利用し、新しい製品を生み出しています。

それに外部へ開発を委託しておらず、内製でゼロイチの開発が出来るのはエンジニアにとって特に魅力的に感じられるのではないでしょうか。

また、保守系の仕事でもエンジニアからも意見を出しやすい環境があり、実際にプロダクトや機能を使ってみて『こうあるべき』という理想論をエンジニア自身が持っていて、建設的な議論が出来るところはいいところだと思っています。若手だとしても意見を言えば受け入れてくれる組織の寛容さも魅力の1つかなと。

加えて、弥生の場合、オンプレからクラウドまでプロダクトの幅も広いので、自分自身の興味の幅に応じて色々な活躍のフィールドがあるのは魅力的だと思います。全領域をカバー出来たらエンジニアとして最強になれると思います(笑)」

若手リーダーが語るリーダーとしての意気込み

弥生のエンジニア組織は、自身が現在持っている技術・ノウハウで配属されるプロジェクトが決まる体制にはなっていません。「このプロジェクトに入ったから、並行してこの技術を学ぶ」というように、実践の中でスキルを身につけられます。

2020年4月にリーダーになった寺﨑。今後はどのようなキャリアを考えているのでしょうか。

寺崎 「今のプロジェクトにはTechLが2人いて、その下に10名のエンジニアメンバーがいます。今はもうひとりのリーダーに少し依存している部分もまだあるので、自分で一つのプロジェクトを担当できるほどの力量をまずは持ちたいですね。メンバーのみんなにも、私もリーダーをやってみたいと思ってもらえるよう、姿勢を見せていけたらと思っています」

弥生のエンジニアチームは相互補完関係のある役割分担、手戻りを最小限にすることを意識した開発プロセスを意識することで、それぞれが自分の任務に集中でき、生産性の高い組織に成長してきました。新たにリーダーとして歩みはじめた寺﨑は、若手ながらもプロジェクトの舵取りを全力でしている最中です。寺﨑がどんなキャリアを築いていくのか──今後の活躍にご期待ください。


※この記事は2020年12月に他媒体に掲載したものの転載です。

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