公認会計士山内真理事務所で活躍するメンバーへのインタビュー企画。
第1弾となる今回は、2021年に入所の片桐さんに、これまでの経歴や山内会計での業務、これからの目標について聞いてみました!
片桐 純 ┃ プロフィール
東京国税局に入局後、税務署・東京国税局査察部・国税庁にて11年勤務。思い描く人生を手に入れるため同庁を辞職。学生時代はサッカーに打ち込み、関東大会やインターハイを経験。スポーツが人の健康、精神、人格形成に与える影響に関心を持ち、経済学部でありながら「スポーツと人格形成」に関する論文を作成。
趣味は、ギター、ウクレレ、読書、ランニング、キャンプ。また、幼少期にオリジナル漫画を制作して遊んでいたこともあり、絵やシナリオを制作することが好き。
― 本日はよろしくお願いいたします!さっそくですが・・・経歴がとても興味深い片桐さんですが、学生時代から会計に興味があったのでしょうか?
小学校から高校生までずっとサッカーをしてきて、中学・高校とも強豪校に在籍していました。
高校3年生で引退のタイミングを迎えて、部活での練習がきつかった反動で大学に入ってからは遊ぼうと思っていました。
大学でサッカーをやる気力も体力もなかったですし(笑)
ただ、打ち込んできたものがなくなったことで一時は放心状態になって、アルバイトを始めてみたり、経済学部に進学して勉強をやったりもしましたが、やりたいこともなくて。
バイトに行って、終わってから朝まで友達と遊んで、帰ってきて寝て、大学に行って、またバイトに行って・・・という生活を2年ほど続けた頃に大学3年生になり、就活の時期がきました。
— 少し意外な大学生活ですね。そこから会計・税務の世界に入った経緯がますます気になりますが・・・!
最初は、スポーツ用品メーカーに就職しようかと思いましたが、就職説明会に参加して、自分はモノを売りたいわけではないと気付きました。
どちらかというと、スポーツをするための環境を社会につくることに興味があると気付いて「文部科学省に行こう!」と思って、公務員試験の勉強を始めました。
同時に国税専門官や地方公務員の勉強もしましたが、今思い返すと税理士試験の勉強よりも難しかったですね(笑)
受験した筆記試験はすべて合格して、各行政機関の面接に臨みましたが、東京国税局内で行われた面接時にビビッと直感で「なんかここで働くような気がする、なんか受かる気がする」と思って、他の行政機関は全てお断りして、国税局を選ぶことにしました。
— 直感を信じて、国税局に入られたんですね。主にどのような仕事をされていたのでしょうか?
最初は国税局の採用で、各税務署に勤務していました。
最初の数週間は税務署での総合窓口勤務をして、その後3か月間税務大学校で簿記・税法の授業を受けて、修了後に税務署の窓口業務へ戻って納税者の方と接し始めたのが1年目でした。
最終的に、東京国税局の査察部へ行くことになりますが、これは入局前に査察部のインタビュー記事を見たときに「査察部こそが花形でしょ!!」と勝手に思ったからで、入署1年目の副署長面談のときから「はやく査察部に行かせてくれ!」と言っていました(笑)
2年目以後から査察部へ移るまでは、法人課税部門で税務調査をメインの仕事をしていて、最後は比較的規模の大きい調査を経験することもありました。
― 当初の希望どおり査察部に行くことができて、そこからなぜ国税局を退職して税理士になろうと思ったのでしょうか?
自分で言うのもなんですが、国税時代は出世街道を走っていました。
ただ、その先の道が見えてきたときに「面白くないな」と思ってしまって、安定性はあっても将来性や生産性のなさを感じて、退職を決めました。
自身が退職する2年前くらいから身近にいた先輩や上司が退職していったことや、自分自身も30歳を過ぎた頃から悶々としていたこともあって決断しました。
退職後は、1年ほどいろんな仕事を広く浅く経験しました。
その中で配達の仕事をしたときに、配達先から「ありがとう」と声を掛けられることが多くて「この仕事はサンタクロースみたいで素敵だな」と感じて、トラックの運転手になろうと大型免許の申し込みもしてみました。
けれど、自分が理想とする人物像や生活、自分と関わる人との関係性を考え、それを目指そうとしたとき、これまでの経験を活かす方が実現する可能性が高いと思い直しました。
それで、税の世界に戻って、正真正銘のプロになろうと決心しました。
— 退職後の経験を経て、税理士になることを決められたんですね。そのなかでも山内会計に入ろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
国税時代は税務調査でいろんな業種のところに行くんですけど、興味がない業種にも行かざるを得なくて・・・興味がない調査は正直あまり身が入りませんでした(笑)
そこで、会計事務所に入るときは、好きな業種を扱っている事務所がいいと思いました。
「自分の好きなものはなんだろうな」と転職サイトを見ていたときに、山内会計を見つけましたが、独特だな、というのが第一印象ですね。
ただ、山内会計のページに記載されていた「芸術」という言葉を見て、自分を振り返ったときに「小学生の頃からモノづくりが好きだ」と気付きました。図工・美術が好きで、粘土や石膏でいろいろ作ったり、絵を描いたりもしますし・・・。
自分の興味のある業種や魅力的な人だともっと知ろうとするし、必然と一生懸命になるし、それは税理士にも同じようなことが言えるんじゃないかなと想像しました。
また、会計事務所としては珍しくITツールを積極的に導入していたことも魅力的でした。
退職した理由のひとつに「30年後の税理士業界がどうなっているか」を考えたこともあって、国税局にずっと残っていた場合、65歳くらいで退職した際に税理士資格を与えられますが、その後独立して税理士としてやっていけるかと考えたときに、ITツールが使えないと市場に合わない気がしました。
その点で、山内会計はITツールを多用していて、さらに文化・芸術分野に強くて、条件としては合っていたこともあり、一本釣りで勝負しました!
転職サイトでは、いろいろな会計事務所の情報を見ましたし、スカウトもたくさんきましたが、山内会計のページに載っていた事務所の写真を見て、雰囲気も良さそうで、自分が働いたときのイメージができたので、国税のときと同じで「ここしかない」と思って直感で決めました。
— 国税局へ入るときと同様に、直感を信じて一本釣りでの勝負だったのですね!初めての会計事務所への就職でスタッフ職ではなく、税務・会計についてより専門的な知識が求められるチームリーダー(税務会計・コンサル業務メンバー)としての採用でしたが、不安な点はありましたか?
会計事務所で働くのは初めてですが、国税時代の経験で仕事内容についてはある程度イメージはしていました。実際やってみて・・・イメージ通りですね(笑)
職種としてはチームリーダーとしての採用でしたが、「チームを組んで、リーダーとして管理をする」という仕事内容については前職でもありましたし、同じような内容だろうと理解はしていました。
実際の業務内容については、スタッフ業務の管理者として全体的なスケジュール管理がメインの仕事となりますが、入所してから1か月半ほどかけて細かく教えてもらいました。
— 実際に山内会計に入ってみて、よかったことはありますか?
山内会計の良さは「自由なところ」!(笑)
もちろん最低限のルールとしての縛りはありますが、一部については決定権もありますし、ルール内では自由な感じがしています。
また、好きな分野のクライアントが多いので「クライアントに貢献したい」という熱意が沸いてくるところもいいですね。
クライアントの方々は思考が柔軟・ポジティブ・アクティブな気がしますし、その感覚に触れる瞬間は自分にとってもエネルギーになる気がします。
「一緒にやる」「事業を進める」チームのような感覚が強くて、気持ちの入り方が全く違いますね。
クライアントの売上が伸びたり、事業がうまくいくのを見たり、クライアントの活動が近くで見られると、達成感というか、胸が熱くなる気がします。
ー どんな時にやりがいを感じますか?
クライアントが困ってるときに、問題に対してなにかしらの解決策を提供できたときですかね。
やはり、自分を頼りにしてくれるときにやりがいを感じます。
— なるほどですね。仕事をする上で気を遣っていることはなんでしょうか?
「イメージすること」です。
相手の立場やそれを取り巻く環境、自分の見え方、未来・過去、いろんな角度から物事をイメージして、現在を客観視して取り組むようにしています。
いろいろ気を遣いながらも、最終的には自分の直感や勢いを信じて行動しています!
— 個人的にですが、片桐さんはクライアントとのコミュニケーションが上手だという印象があります。
国税時代から税務調査で経営者と話すことが多くて、雑談の内容を常に考えながらやっていました(笑)
今も「いきなり仕事の話から入るのもな・・・」と思うので、なにか話題がないかなというのは常に探していて、クライアントのプロフィールはもちろん見ますし、最近の仕事や案件なども注目して見ています。
— ここまで業務内容についてお伺いしてきましたが、山内会計での1日のスケジュール例を教えていただけますか?
9:00 始業
- メールチェック・スケジュール確認
- クライアントからの問い合わせ対応
- 担当チームの会計処理の検討
- 試算表の確認作業など
11:00 クライアント打ち合わせ
12:30 休憩
13:30 午後開始
- 試算表の確認作業などの続き
- クライアントからの問い合わせ対応
18:00 終業
朝は6時半に起きて、9時までに子どもを保育園に送り、出社もしくは在宅の日はそのまま帰宅をして始業します。
18時頃に終業して、子どもをお風呂入れたり食事をしたりして、22時頃から自分の時間が取れますが、税理士試験の勉強期間中は夜中の2時頃まで勉強をしていました。
山内会計ではフレックス制度が採用されているので、家庭の時間が取ることができて、奥さんが楽になっている・・・と思います(笑)
出勤時間が固定されていないことや、在宅勤務も可能ですので、子どもを保育園に送ってからの勤務が可能なこともいいですね。
— 今後の目標や、将来的な夢はなんですか?
「自分を認めることができる自分になること」ですね。
それができれば、求めている理想は自然とついてくる、と信じています。
あとは、仕事としてはスポーツ振興を進めるクライアントのサポートもしてみたいです。
— 最後に、山内会計に入りたい方にメッセージを!
自分の直感を信じて、興味があったら行動してみてください!
それは問い合わせをするなり、会計事務所に飛び込むなり、いろいろな方法があるかもしれないですが、自分の直感を信じて行動してみると良いのではないでしょうか!
— 人生の節目の大事な決断のときには、自分の直感を信じる片桐さんらしい力強いメッセージですね!ありがとうございました!!