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GWに有給休暇5日使って、自転車で日本列島縦断してきました(2)

こんにちは。弊社労働環境をフル活用してワークライフバランスを実現しているリア充高橋です。
普段は事業戦略推進担当として事業の拡張と組織作りに取り組むかたわら、『3Kはもう古い』をモットーに採用も担当しております。※もちろん4Kでも7Kでもありません

今回はGWに有給休暇を取得して自転車で日本列島を縦断したお話全5回(多分)の2回目。ランチタイムの箸休めや仕事に行き詰った際に是非お読みくださいませ。

前回記事:GWに有給休暇5日使って、自転車で日本列島縦断してきました(1)


Day1 4月29日(金)移動距離271km

午前3時半起床、5時にホテルを出発してフェリーで桜島へ移動。

天候はテルテル坊主への祈りもむなしく暴風雨(7mm=ゲリラ豪雨並みの雨量です)。船上での表情が既に虚無ですね。

ロードバイクというのはオールシーズン、オールウェザーのスポーツ。自己判断で出走を断念する以外、中止はありません(運営側が中止の判断をした時を除く)。年明けから仕事の合間を縫って準備とトレーニングを進めてきたので、もちろん出走です。

桜島到着後はスタート地点のLAWSON桜島フェリーターミナル店で買い物。

通常は運営スタッフがスタート受付をしますが、コロナ禍を考慮してN2(ニューノーマル)スタイル。スタート受付はコンビニのレシートの画像を主催団体のWebにアップロードすることで完了となります。

無事アップロードを済ませ、いよいよ出走!

  1. START LAWSON 桜島フェリーターミナル店
  2. 通過チェック:佐多岬公園案内所 94.7㎞
  3. 通過チェック: JR青島駅 255.9km
  4. 宮崎駅付近のホテル 271km

Day1の予定走行距離は271㎞、途中の通過チェックで走行の証明となる写真撮影をしながら進みます。

最初のチェックポイントは94.7㎞地点、本州最南端の佐多岬。

スタートから暴風雨でアイウェアにたたきつける雨で前が見えない。四方から風で煽られるためペースも上がりません。普通は嫌になるところですが、人間恐ろしいですね。慣れです。これまでのブルべで幾度となく激しい雨を経験してきたため、走り方は心得ています。

初日は気力体力ともに充実しているため、それほど苦も無く佐多岬に到着。

曇天の佐多岬を後すると、内陸部のヒルクライムが始まります。お天気は予報通り回復して晴天。やった!と思いますよね?気温26℃。運動していると体感30℃くらいでしょうか。とにかく暑い。そして補給ポイントがない。自販機すらなかなかないため、補給食とボトルが切れた時は冷や冷やしました。

荷物で5㎏以上増量したバイクで暴風雨とヒルクライムを終えた頃には結構お疲れ気味でしたが、その後の風速は9m。大自然厳しい。波乱のスタートでしたが、19:00頃には宮崎に到着、夕食にステーキを食べて初日を終えました。

Day2 4月30日(土)総移動距離563km

  1. 臼杵フェリーターミナルで四国八幡浜へ 171km
  2. 通過チェック JR下灘駅 八幡浜から36.9km
  3. 伊予市内ホテルチェックイン 八幡浜から53㎞ 

Day2の予定走行距離は224㎞、フェリーでの移動68㎞を含めると、移動距離292㎞、総移動距離563km

この日最大のミッションは宿から171㎞先、大分の臼杵フェリーターミナル15:40発のフェリーに乗って、四国へ渡ること。愛媛県の八幡浜フェリーターミナル到着予定が18:00。さらに伊予の宿泊先まで53㎞走るため、遅れると睡眠時間が削られ、翌日の工程が厳しくなります。

気合を入れて宮崎のホテルを出発!

しかし、なんだか全然進まない...なんで?!

初日に暴風雨、暑さに強風とハードなウェザーコンディションだったせいかと思いましたが、実はスタートからしばらくしてずっと1%程度の上り基調。1%って肉眼ではわからないのにじわじわ脚が削られるやっかいな勾配。加えて風速4mの向かい風でした(上図左)

大分へ渡る峠に入る前に固形物を入れないとハンガーノック(低血糖による運動継続不可状態)になると判断して、70㎞進んだところでマック休憩。ジャンクなものでもエネルギーになれば何でもよし。ここから先は100㎞ノンストップでグロス平均18km/hを維持しないとフェリーに間に合わないため、沢山食べておきました。

峠に入れば木々が風を遮ってくれるため、大抵の場合、風は止みます。それだけを頼りにペダルをこぎましたが、勾配が上がるばかりで風が止まない...なんで??!(本日2回目)

どうやら峠の道が開けすぎて広いため、木々の風よけ効果が薄かったようです。

なかなか予想通りに行きませんが、こんな時どうやって気持ちを切り替えるか?

そう、諦めることです。

自然は自らコントロールできないことを悟り、受け入れ、進みます。この辺りは仕事で気持ちを切り替える時にもよく使いますね。人は変えられない。自分の考えと行動を変える。人間も自然の一部ですから笑

無心で風の中を進み、峠を越え大分へIN。ようやく下り基調だー!

と思ったら最後に佐伯市(本匠村)の短く険しい峠が、、勾配17%?こんなの聞いてない...なんで?!(本日3回目)

あとで標高図を見直したら縮尺上目立たないだけで、ちゃんと低いけど鋭い峠がありました。下りと安心したところにこの峠は心臓によろしくないですが、なんとかオンスケジュールで臼杵フェリーターミナルに到着。無事四国へ渡ることが出来ました。

フェリーの中には仮眠室があるため、食事をしてからベッドで1時間程仮眠。

八幡浜到着後は海沿いを走って通過チェックポイントの下灘駅を撮影、53km地点の伊予市のホテルにチェックインしてこの日を終えました。


Day3 5月1日(日)総移動距離773.8km

  1. PC1 FamilyMart福山鞆町店 (Open4/30/3:38~Close5/2/11:52)156km
  2. 倉敷市内ホテルにチェックイン 210.8㎞

3日目のミッションはPC(point de controle: (仏)チェックポイント)でのお買い物。PCは通過チェックと違い、オープン/クローズ時刻が設定されているため、オープン時間内にレシートを取得し、立ち寄った証明とします。

スケジュール的にPCクローズまでに余裕があるなとタカをくくって3日目スタート。いや確かに時間的な余裕はありましたが、想像以上に進まなかったのが、サイクリストの聖地、しまなみ海道

この日は伊予から松山市に入り、今治からしまなみ海道を渡って本州へIN。広島県尾道市から福山市を通過、岡山県倉敷島市までの210.8kmの走行スケジュール。

何がトラップだったかというと、とにかく景色がいい、食べ物が美味しい!

ロングライドで気を付けなければいけのは停車時間。だらだらと休憩してしまうと時間が溶けて宿への到着が遅くなり、睡眠時間が減り体力を削るという良くない状況が発生します。

発生しました…良くない状況。
アサリ塩バターラーメンに塩バターどら焼き、八朔ぼっこ大福、塩ソフトクリーム...
伯方の塩で有名な伯方塩業さんがすぐそこということで、スポーツしている時にただでさえ欲しくなる塩味がOISHII of OISHII。無限に食べれる消費モードの人間にはここで停まるなという方が酷というもの。

一時的な快楽の園に身を置いたこと、GWであちこちからちびっこライダー(小学生のお子さんたちも沢山)が飛び出してきてペースがあがらなかったこと、しまなみ海道通過後は向かい風だったこと、色々重なり、倉敷の宿についたのがなんと予定の20:30到着を大きくオーバーして22:00。そもそもスタート時もホテルから荷物が返送できず(着替えなどを事前にホテルに送っているので翌朝返送していました)、コンビニに寄ったりして1時間程遅れたので遅くなるのは仕方がなかったのですが、余力をもたせた線引きだったので巻き返せると思っていました…甘かった。

疲労もピークへ達したところへ就寝は24:00。これまでの疲労により4日目はこの旅最大の難関が。

と言ったところで、今回はこの辺で。最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回はこの旅最悪の試練が待ち受けております。乞うご期待!


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