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自衛隊から在宅医療PA(診療アシスタント)へ転身!? そのワケを聞いてみた!

こんにちは!

TEAM BLUE広報担当の由井です。
TEAM BLUEのかかげるミッションには「温かい死」という言葉があります。

「『温かい』と『死』って真逆じゃない?」なんて疑問が浮かんで、あまりイメージが湧かないかもしれません。

多くの方が、死=悲しいイメージを持っているのに対して、私たちは「温かい死を通して、人が人を想う気持ちを大切にできる世界をつくる」という理念を本気で叶えようとしています。

例えば、長く暮らしてきた思い入れのある家で。
いつもの音楽を聞きながらご家族と過ごした時間、ご友人の手で足浴や清拭をした時間、もう食べることができないと言われていた口で冷たいアイスを食べた時間。その一つひとつの時間が、患者さんとご家族、これまで患者さんと関わってきた方の温かい時間として色濃く残っています。

「それは難しいよ」「できないでしょ」という言葉ではなく、「したいことはありますか? 一緒に考えましょう」の声掛け一つで、私たちの関係性は案外、温かいものになるかもしれません。

今日は、そんな「温かい死」を地域に届けたいと思って入職した在宅医療PAさん(以下、PA)のお話です。

■Profile
2016年より陸上自衛隊に入隊。救急救命士等の専門職を目指すも祖父の体調不良がきっかけで自衛隊を退職。その後、ベンチャー企業の総務部を経て、祖父が亡くなった時に叶えられなかった温かい死を地域に届けたいという想いの元、2021年4月に在宅医療PAとしてやまと診療所に入職。週末は朝からトレーニングジムで筋トレをしている。

―どうして、自衛隊からPAになったのですか?

最初は父方の祖父の死がきっかけでした。

僕と祖父は昔から仲が良く、週末はよく家族総出で野菜を収穫していました。
最初に自衛隊になったのも祖父が陸上自衛隊だったからで、よく自衛隊での出来事を楽しそうに話していたのが、僕の進路を決めるきっかけになりました。

僕が自衛隊に入隊していた頃に、元々尿管がんを患っていた祖父の容体が悪化してしまいました。
祖父はよく無茶をする方で、体調が悪いはずなのに野菜畑に来ては、手入れする僕たちにアドバイスをくれたり亡くなる前も強がって僕に喋りかけてくれたりして。
それでも、元気だった頃の祖父とのギャップは隠せず、こんなにも元気がなくなるのか……と凄くショックを受けたのを覚えています。

祖父が亡くなった後も、「僕にできることは、もっとあったんじゃないか」と後悔ばかりが残って、悲しみや寂しさといった感情でいっぱいになりました。

そんな時に、ちょうどガイアの夜明けでやまと診療所のPAが特集されてたんです。

TVに映っている患者さんとご家族の顔を見て、あぁこんな関わり方ができるんだって……
今までの「死」に対するイメージががらりと変わった瞬間でした。

最初は父方の祖父と祖母を想像して、こんな温かい看取りができたらなって思いがあって、TEAM BLUEのかかげる「温かい死」や理念を調べてたのですが、いつの間にかPAという職自体に惹かれていました。

自分と同じ気持ちの方々の力になりたい、患者さんとご家族が温かさを感じられるような支えになりたい。そうして、やまと診療所のPAの道を進んだんです。


―仕事内容について聞かせてください。

PAの業務は、まず「運転席業務」があり、それからステップアップして「助手席業務」を担当します。
僕はまだ運転席業務を担当しており、仕事は診療車の運転から処置の介助、医療物品の準備、カルテ記録をしています。

カルテ記録は他事業所への情報共有の要ですから、その時の患者さんの様子やご家族との会話、温度感等が読み手に伝わるように記録するよう心がけています。
また、助手席業務は他事業所への連絡や相談、患者さん達と密に関わった環境調整や退院支援ができるので早く成長したいですね。

PAを始めた頃は、慣れない専門用語や物品、処置で混乱しましたが、同じチームの先輩が気さくに相談にのってくれて、少しずつですが自分の成長を感じられました。


―PAになる上での悩みやギャップがあれば教えてください。

やはり、前職とは異なる業界だったので不安はありました。
内定を貰ってPAとして働くぞ!と決断はしたものの、直前になって「資格を持ってないけれど、本当に大丈夫なのか……」と不安になったりもして(笑)

いざ入ってみた後も、ギャップを凄く感じました。
僕は陸上自衛隊の時に准看護師学生として医療に携わっていたのですが、その時に当たり前としていたバイタルサインの危険値が、在宅医療の現場ではその患者さんの基準値として使われていたんです。
僕たちがしていることは「病気の根治治療」ではなく「生活のための治療」なんだって、改めて感じた瞬間でした。

無資格・未経験の不安は、入職してすぐに解消されました。
PA部には僕と同じで無資格・未経験の方や、様々な経歴の方が本当に多いです。
元、飲食店の店長・大工・ペットショップの店員・ホテルマン等々。
様々な経歴を持ったスタッフのおかげで面白いお話が聞けるので、日々、新しい学びに繋がっています!


―最後に、これからPAを目指す若手に対して一言お願いします。

医療業界と聞くと「未経験でもいいのかな?」と迷う方がいるかもしれません。
いざ入職してみると、本当に分からないことばかりで大変ではありました(笑)
でも、目の前にある一つひとつを先輩と一緒にできるようにしていって、そこで少しずつ自信が持てるようになりました。

「医療業界だから...…」
「未経験だから...…」
これはどの仕事にも共通する不安だと考えています。
もし未経験であることを理由に迷っている方がいましたら、是非一歩踏み出して挑戦してみてください。

一緒に働けることを楽しみにお待ちしています!


まとめ

当法人の在宅医療PAには、大切な人との関わりから困った人を助けたいという想いを持って入職する方が大勢います!

新卒はもちろん、今まで医療業界とかけ離れた場所で働いていた方や、管理栄養士、元MSW、元理学療法士の方まで。
経歴は様々ですが、「患者さんとご家族が温かさを感じられるような支えになりたい」という想いを持って働いています。

彼のような
同じ想いを持った仲間と働きたい!
無資格・未経験でも人の支えになりたい!
直接、だれかの役に立つ仕事がしたい!
温かい死を実現させたい!

そんな想いを持っている方はぜひ、TEAM BLUEに話を聞きにきてくださいね!

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