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「おうちにかえろう。病院」ならではの、”あえて介護用品を使わない” リハビリの考え方とは?

こんにちは、焔 人事部の宮下です!

私たちは、みんなで患者さんの希望を叶えるために、”自分たちができる最大限に挑戦し、色々な工夫をしよう!” という思いで日々仕事をしています。

「おうちにかえろう。病院」のリハビリでは、”通常リハビリで必要となるグッズはあえて使わない” という特徴があります。自宅に帰られた後の患者さんのことを考えた場合、『病院でしか使わないグッズではなく、家にあるものでやった方がいいよね!』 という考えを持っているためです。

ということで今回は、リハビリテーションチームで活躍中の坂本さんに、焔入社のきっかけや、「おうちにかえろう。病院」ならではのお話について詳しく聞いてみました!

「普通の病院と何が違うの?」
「実際に働くリハビリのメンバーはどんな人?」
「おうちにかえろう病院なら、どんなことができるの?」

など、気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

■Profile
転職活動中、焔 人事からの連絡に何か”キラキラしたもの” を感じ、ここなら自分が納得できる形で医療に従事できるのではないかと思い、2019年4月よりやまと診療所へ中途で参画。やまと診療所で1人目のPT(理学療法士)として訪問リハビリテーションを行いながら、おうちにかえろう病院リハビリテーションチームの立ち上げを担う。学生時代はバドミントンに打ち込む。


ー転職前から感じ、入社のきっかけにもなった、TEAM BLUEが大切にしている言葉の魅力とは?

私は、やまと診療所(以下、やまと) に入る前は、PTとしてどこかモヤモヤを抱えながら働いていました。

そんな中、何気なく求人媒体を見ていると、やまとの人事の方から、”うちはこんな会社です” といった感じで、お知らせメールが届いたんですね。その内容を読んだ時、直感で「何かキラキラしてる!」 と思ったんです。

単純に、言葉が綺麗とかそういう意味ではなくて、当時の私は、”とにかく何かキラキラしてる” と感じました。

やまとに入る前は、どうしても”ここってなんでこうなってるんだろう”と思ったり、どこか腑に落ちず働くこともあったんですが、ここだと”そういったモヤモヤした感じがきっとないんだろうな” という様なフレーズにたくさん溢れていて、スッキリ働けそう! と思ったんですね。

そして、実際やまとに入ってみると、私が感じ取ったキラキラの正体は、言葉の魅力だという事に気付いたんです。

TEAM BLUEは、相手に誤解のない言葉で伝えるということをすごく大事にしているので、言葉にすごく温かみもありますし、それが当時の私にもストレートに伝わったんだと今では思います。


ーいわゆる病院に当たり前のようにあるリハビリのグッズをあえて置かない理由は?

うちの病院は、”病院っぽくしない” がコンセプトで、外観だったり置くものにこだわりを持っているので、リハビリでも、”リハビリ室っぽくしない” がすごくテーマになっています

あの奥に見える緑のソファは、患者さんが増えるにつれてベッドの台数が必要になったんですが、リハビリ用のベッドばかりが並んでいる場所にはしたくなかったので、ソファをベッド代わりに使っています。

他にも、”物を出さない” ということも意識してます。

ここは「だんだん広場」という名前のように、どんな使い方をしてもいいというコンセプトで、患者さんや地域の方たちの憩いの場になるような、公園のように使ってもらいたいと考えています!


ー「おうちにかえろう。病院」のリハビリで大切にしていることや特徴は?

もちろん、運動機能を上げるためのリハビリに必要な治療用具というのはあるんですけど、それを必ずしも使わなくてもいいのかもしれない、使わなくても”おうちに帰る” は、成し遂げられるんじゃない?

と考えて、常に工夫をするようにしてます。他にも大切にしていることは、

「病院でやったことを、患者さんが自宅に帰っても継続してできるどうか」
「自宅に帰るまでがゴールじゃなくて、帰った後にどれだけ維持できるか」
「患者さん自身が、リハビリをやって”こうしたい。””これをやってみたい。” という気持ちにつなげられるか」

と考えて、なるべく患者さんのご自宅にあるような物でやっています。そして、焔には、在宅医療のやまと診療所があるという点も特徴だと思います

「おうちにかえろう。病院」ができるまでは、やまと診療所のリハビリとして働いていたので、外に出て、実際に患者さんの自宅に行って、暮らしている様子をたくさん見てきました

「おうちに帰ろう。病院」が出来てからも、リハビリスタッフは訪問へ行ける環境があるので、患者さんが帰られた後の暮らしをより見据えることができるようになったと思います

また、これはリハビリだけでなく、TEAM BLUEで共通していると思うことですが、常に患者さんにとって何が1番いいのかを考えて、他の方を巻き込んで動いていますそこに職種や、内部や外部ということも関係ありません

リハビリの場合だと、患者さんが元々自宅でやっていた事や、やり慣れている事があるので、それに合わせてリハビリもやれたらいいなと考えています。


ー今まで実際に行われた、患者さん個人個人に合わせた取り組みとは?

「おうちにかえろう。病院」のある患者さんので、今までずっと在宅ワークをされていた方がいたんですね。その方は、家の中ではオフィスチェアに座っていて、移動の際にも、その使い慣れたオフィスチェアを押して移動されていました。

それに対して医療者側では、オフィスチェアだと専門の介護用品よりも安定性が劣り、転倒リスクも高いため、どうしようかと議論になりました。

そんなとき、何が患者さんにとって一番いいんだろうと考え、まずは実際に患者さんにオフィスチェアを使って移動してもらいました。そしたら、やっぱり使い慣れているし、動きをマスターしてるので、無理に福祉用具を入れる必要はない! と感じたんです。

そこから担当のケアマネージャーさんや看護師の方を呼んで、実際にその患者さんがやられてる動作をみてもらい、この方にはオフィスチェアが一番いい! 安心だよ! ということを伝え、理解していただきました。

TEAM BLUEでは、患者さんのために、他のケアマネジャーさんだったり、在宅で関わる看護師さんといった地域の方々を、どれだけ巻き込めるかということも大事にしています。


ー最後に、TEAM BLUEのメンバーはどんな人が多いと思いますか?

シカトしない人が多い。(きっぱり。)
シカトしないって言うか…(笑)
やっぱり最初に戻りますが、言葉に愛情がある人が多く、会話ひとつひとつのリアクションも大きくて、ちゃんとあたたかみのある人が多いです。

また、今までの病院では、運動機能や身体機能に対してどうしていくというような話ばかりだったんですが、TEAM BLUEに入ってからは、「これからどうしていく」とか、「この患者さんこういう風にしたいみたいなんだよね。こうして叶えていきたいと思ってるんだけど、どう思う?」とか、そういう風な会話をスタッフとすることが増えました

身体機能だけじゃなく、その後の生活だったり、どんな工夫をすればいいのかなというような、自分で考えて実際にチームで動いていけるところが、「おうちにかえろう。病院」のやりがいだと思います


まとめ

TEAM BLUEでは、色々な職種のメンバーがチーム一丸となって働いており、そこには、今までの経験や勤続年数などは関係なく、みんなが患者さんを支えるチームメンバーとして患者さんの最善に向かい、日々取り組んでおります

また、「おうちにかえろう。病院」は、リハビリスタッフ1~2名、看護師1名、医師1名、薬剤師1名、PA2名のチームで1人の患者さんを担当しています。

そのため通常業務から同じチームの看護師と関わることが多いので、看護師と一緒に「〇〇さんは、こういうのが好きらしいよ!」「これするとよく笑うんだよー!」など、とにかく患者さんの話しをしています。そして、TEAM BLUE全体でいつも患者さん個々の目標やその人らしさを共有しながら働いています。

興味のある方は、ぜひ、焔に話を聞きに来てくださいね!

焔では、一緒に働く仲間を募集しています!

興味があるだけでOK! ぜひお気軽にエントリーください♬

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「自宅で自分らしく死ねる、そういう世の中をつくる。」を理念に、2013年東京都板橋区にて開業。 「自分らしく死ねる=最期まで自分らしく“生きる”」と考え、「自分らしく生きる」を支える在宅医療(訪問診療)を開始。 2013年、数名のスタッフから始まった“やまと診療所”は、 2020年、“TEAM BLUE”として、様々な医療サービスを提供する医療TEAMへと成長。 ー訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・訪問歯科・病院(地域包括ケア病床/2020年4月開院) すべてのサービスは、 ー患者様が自分らしく生ききる。 ー人が人を想い「温かい死」がそこかしこで見られる世界の実現へ。 私たちのVALUE 「私達はもっとよくなれる」と信じている。 自分の仕事に、組織に誇りを持って「楽しく」仕事をしている。 「チーム」と共にある。認め合い、喜び合い、信じ合い、高め合う。 日々、仲間を信じ、挑戦し続ける。 それがTEAM BLUEだ。 在宅医療の役割は、病気によって揺れ動く患者の人生に寄り添うこと。 この原点を胸に、患者一人ひとりの生き様 (=死に様) と真摯に向き合います。
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