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資格&経験ゼロでも、プロの医療人へ!やまと診療所オリジナルポジション「在宅医療PA」の1日に密着

こんにちは、焔 人事部の宮下です!

私たちは、”「温かい死」を通して「人が人を想う」気持ちを大切にできる世界 ” を目指し、チーム一丸となって日々挑戦を続けています。

医療の新しい形を切り拓いている当院には、「在宅医療PA」 というお仕事があります。PA(フィジシャン・アシスタント) はアメリカやイギリスでは医療資格として以前からありますが、日本ではまだ公的資格にない超最先端なお仕事です。

当院ではそのPAに着目し、独自の役割やシステムを構築し、職種として定めたのが、やまと診療所の「在宅医療PA」 になります。

ということで今回は、同ポジションで活躍する笹川さんの1日に密着してみました!

「無資格で医療人になれるの!?」
「PAってどんな仕事を1日こなしてるの?」

そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

■Profile
2018年4月、社会福祉の大学を卒業後、「社会課題解決のため、人のため、地域のために色んな挑戦がしたい」 という思いで焔に新卒入社。1年目から現在まで、PAとして医療の最前線で活躍中。趣味は音楽を聴くこと。

ー医療に興味を持ったきっかけを教えてください。

医療に興味を持ったのは、中学2年生の時でした。


私の祖父はいつも、「最期は家がいい」 と言っていて。まだ幼かった私は、「病気になれば、病院に入院するのが当たり前」 で、最期を病院で迎えることにも特に違和感はありませんでした。


そうしているうちに祖父は病で亡くなったのですが、最期は望んでいなかった病院で迎えてしまったんですね。当時はなんとも思わなかったのですが、徐々に「あの時もっとおじいちゃんに寄り添っていれば」 という思いが芽生え、そこから医療に興味を持つようになり、高校も大学も福祉系の大学に進学しました。

ー焔を知ったきっかけは何ですか?

焔がカンブリア宮殿に取り上げられていたのをちょうどテレビで見て、「私にはここしかない!」となりまして。(笑) すぐにエントリーしました。


ーどういったところが魅力だったのでしょうか?

2点あります。

1点目は「資格がなくても医療業界に携われて、患者さまと接することができること」です。学生の頃から、医療業界で働くには看護師資格など特殊なものが必要なのかと思っていたのですが、このPAという職種は特に資格などは必要なく、医師や看護師の指導のもと、患者様の人生に関わることができるのがとても魅力でした。

やることは本当に様々ですよ。簡単な診断からお薬の処方、カルテ作成、患者さまやご家族の電話相談、地域事業所との連携など多岐にわたります。

2点目は、「祖父にできなかったことをできること」 です。家で最期を迎えたいんだ、という祖父の願いを叶えることはできませんでしたが、そんな思いをする患者さまが1人でも減るように、1つでも最後の願いを叶えられるようにしたいと思っているので、在宅医療に尽力している当院はぴったりだと思いました。


ー就活はどう進めましたか?

よく驚かれるのですが、焔1本でした。(笑) 絶対ここでやっていきたいんだ! と熱い思いを院長の安井に面接でぶつけたのですが、安井からは「香川県出身でしょ? 大丈夫なの? 上京することになるけど…」 と逆に心配されたのを覚えています。(笑) でも迷いはありませんでした。無事に採用となり良かったです。


ーPAの業務内容を教えてください

大きく分けて3つあります。

1つ目は「医師のアシスト」 です。当院の訪問診療では、医師1名・在宅医療PA 2名の計3名で、1日約10件の患者さまのご自宅を訪問します。それに伴い、車の運転や、体温・血圧・採血・点滴などに必要な器具の準備、診療レポートの作成、診療中の会話内容の記録などを行ない、医師が診療に専念できるようアシストします。

2つ目は「意思決定支援」。 症状が日々変化する中で、どうやって自分らしく生活するかを、患者さまやご家族と相談します。医療の専門家ではない患者さまやご家族は、ご希望やご不安を上手く言葉にできないため、コミュニケーションを通じて、その想いを汲み取り、その人らしい生き方を一緒に考え、どんなことを大切にし、これからどのように過ごして行くかを一緒に決めていきます。

そして最後の3つ目は、「環境調整」 です。患者さま・ご家族の意思決定に基づき、日々行動を共にする医師以外にも、職種や所属が異なる地域の様々な医療・福祉職の方々と協力しながら、患者さまに「自宅で自分らしく」過ごしていくために、人やサービス・療養環境などを整えます。


ーPAとして仕事をする中で大変だったこと、印象に残っていることはありますか?

そうですね、ALS(筋萎縮性側索硬化症) で寝たきり、意思疎通困難な患者様とご家族とのエピソードがあります。

ある時、重篤な感染症を合併し、このまま自宅にいてもできる治療が限られている、しかし病院に行ったとしても助かるかどうかも分からないという極限の状況になりました。ご家族は突然のことに戸惑い、時間が迫っている中結論が出せずにいました。

病気になる前から家族を大切にされてきた方というのを以前から聞いており、私が担当PAとして関わってきた中でも「家族みんなで一緒にいたい」という思いを強く感じていたので、『きっとご本人は、みなさんといることを選択されると思います。』と伝えたところ、ご家族はお家で過ごすことを選択されました。

その後、ご家族より『あの時、家がいいと思うと言ってくれて、覚悟が決まりました。本当に良かったです』というお言葉を頂き、当時は自分の発言でその人の命を決めてしまうことへの ”迷い” はありましたが、しっかり伝えてよかったと思いましたね。


ーそんなPAの1日の仕事の流れを教えてください

09:00~ 出社、当日の外勤確認
09:15~ 朝のカンファレンス(夜勤からの引継ぎなど)
09:50~ チームMTG(一緒に患者様宅を回るメンバーと打ち合わせです)
10:00~ 診療
13:00~ ランチ
14:00~ 診療
17:30~ 帰院、カルテ作成
18:00~ 退社

上記以外にも患者様やご家族の方から電話相談があったり、患者様の容態によっては緊急対応が入ったりと毎時間、毎分スケジュールが変わるお仕事です。

変化が多いお仕事ですので、それを楽しみながら取り組める方にはとてもぴったりだと思いますよ。そして毎日色んな方と接する機会があるので、人と関わることが好きな方にも向いていると思います!


ー今の笹川さんにとって焔で働くやりがいは何でしょうか?

社会課題解決のため、人のため、地域のため、社会のため。本当に色んな事に挑戦させてもらえるところです。「挑戦」 は当院でもすごく大事にしている社風の1つで、やる気とやり遂げたい意思が強ければ、どんどんやってみよう! と背中を押してくれる文化なので、とてもやりがいを持って働くことができています。

もちろん大変なことだってあります。

私は新卒で入社したとき、ある程度社会や医療について分かっていたつもりでしたが、自分の中で合ってると思ったこと、常識だと思っていたことが実は全然違ったという経験があり、「できない自分に向き合うこと」が人一倍多く、とてもつらかったですね。

でもそういう痛みや大変さって、成長する上で絶対必要だと思うんです。
実際に私も、それを乗り越えてからより仕事へのやりがいを感じることができました。
人のため、世のため、そして一緒に働く仲間、自分のために全力になれる。
それが焔のいいところだと思います。


ー最後に、読者に一言お願いします!

社会のために貢献したい
誰かのためになにかしたい、幸せにしたい
そんな熱い思いを持った方は大歓迎です!

これからもっと事業拡大をしていく当院で、一緒により良い世の中作りをしてくれる方の応募をお待ちしています。皆さんとお会いできるのを、心待ちにしています!

まとめ

いかがでしたか?

資格・経験がなくても医療に携わる仕事がしたい

せっかく働くなら社会貢献度が高いところがいい

そんな方はぜひ、焔に話を聞きに来てくださいね!

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