株式会社Yaahaは、ショート動画広告を通じてパートナー企業のマーケティングを支援するクリエイティブカンパニーです。プロフェッショナルなメンバーが企画から撮影、出演・編集・配信までをすべて自社で行い、週100本以上のショート動画を制作しています。
今回はYaahaの執行役員を務める今野にインタビュー。入社から2年、2024年秋から新たなポジションについた現在の想いや目指すチーム像、世界を視野に入れた今後の事業展開について聞きました。
今野 岳 / 株式会社Yaaha 執行役員
高校卒業後、語学留学を兼ねインターンとしてフィリピンに渡航。新型コロナウイルスの流行で帰国するまで、1年ほど現地で学ぶ。帰国後は、大阪にて複数の店舗を出店する居酒屋にアルバイトとして従事。アルバイトでありながら店舗リーダーを担い、店を切り盛りしながら経営目線を養う。今後のキャリアを見据え新たな挑戦先を摸索していたところ、旧来からの友人であるYaaha代表・秋山との縁もあり2022年夏に入社。現在は執行役員として、広告運用事業部を統括。
大きな夢を追った海外生活からの転機
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ーーまずは、今野さんの自己紹介を。学生時代から現在までのご経歴を教えてください。
学生時代は普通の小学校や中学校に通い、高校も地元の公立高校に通っていました。高校卒業後は「英語を勉強したい」と思い、語学留学を兼ねてインターンとしてフィリピンに渡ります。
英語を学ぼうと思った理由は、飛行機のパイロットになりたかったから。飛行機の操縦に必要な資格を取得するために英語を学び、ゆくゆくはアメリカやカナダに渡ろうと思っていたんです。結果的には、新型コロナウイルスの流行により帰国を余儀なくされましたが、約1年間の海外生活は充実していました。今でも年4~5回は、フィリピンに行ってますね。
帰国後は、新型コロナウイルスの流行が落ち着いたら再び海外へ行くつもりで、一旦は居酒屋でアルバイトを始めました。しかし、コロナ禍がなかなか回復せず、海外へ行く計画は一旦見送りに。その中でアルバイトの仕事が次第に楽しくなり、アルバイトながら店舗リーダーの役割を任されるようになりました。難波など立地のいいエリアに出店する他店舗に負けないよう、店内のスタッフをまとめながら意欲的に取り組む日々でしたね。
ーー店舗リーダーに抜擢されたということは、働きぶりを相当評価されていたんですね。
実は、最初は怒られてばかりで。「誰よりも成長して見返そう」と負けん気に火がつき、戦略的に目標を立てて1つずつクリアする日々でした。
店舗リーダーとしては、店の売上目標を達成するために取り組み続けました。競合店に足を運んでリサーチしたり、新たなメニューを開発したり、予約管理を徹底したりと、常にお客さまに足を運んでもらえる店舗づくりを進めました。その結果、立地的に不利な条件がありながらも同グループの別店舗に負けず、売上額上位に食い込むことができました。
メンバーと協力しながら一丸となって取り組んだ経験や、行動と努力を重ねることで結果を得られた経験は、現在にも活きていると思います。
ーーその後、なぜYaahaに入社しようと考えたんですか?
その居酒屋では2年ほど働き、店舗リーダーとして経営者の目線や目標達成に取り組む姿勢を得ました。そこでの仕事は本当に楽しく充実していたのですが、新たな環境に挑戦し、自分の可能性をさらに広げてみたいと考えるようになりました。
そういった思いから退職したタイミングで、地元の友人でもある秋山(Yaaha代表)からスタートアップを経営していると聞き、興味を抱きました。
私はものづくりが大好きで、動画制作をメイン事業にしているYaahaは魅力的な環境だと思いましたね。それこそ地元の仲間たちで、中学時代に動画を作っていたこともあります。「動画制作という仕事を経験したい」と考えて秋山と話し、Yaahaに入社しました。
チームで味わえる喜びを感じて
ーー動画制作に携わった日々を経て、入社から2年ほどで執行役員となりました。現在の業務内容を教えてください。
今はショート動画広告事業部を統括しています。Yaahaは、2024年の秋頃からショート動画広告事業の拡大・成長に注力する方針を立てました。そこで、マネジメント経験のあった私が秋山からショート動画広告事業を引き継ぎ、秋山は新規事業開発に注力する体制をとっています。
統括としては、事業部目標の達成に向けてメンバーをマネジメントすることが主な役割です。その過程で、動画の企画内容や運用の方向性について指示することもあります。
その他、クライアントとの折衝も担っていますね。大手クライアントの担当者など、刺激や新たな気付きを得られる機会も多く、学ぶことも多いです。あらためて、この業界に来て良かったと思います。
ーー前職で店舗リーダーを務めていた頃と比べて、マネジメントに変化はありますか?
居酒屋時代は、自分が率先して動き、目の前の課題を解決することに集中していました。しかし現在は、メンバーに仕事を任せることで組織全体がどう成長するか、中長期的な視点で考えるマネジメントへとスタイルを変えています。ただその場を上手く回すだけでなく、メンバー一人ひとりが経験を積み、スキルを向上させることで、会社全体のレベルアップにつながる仕組みづくりを意識していますね。
広告運用では、動画制作を含む多様な役割を担うメンバーが協力し合うことが欠かせません。それぞれが主体性を持ち、責任感を持って取り組むことで、事業全体の効率が上がり、会社としての成長速度も加速しています。メンバーが個々に成長することで組織全体のパフォーマンスが高まり、その結果として大きな成果を創出できると考えています。
今後は、さらに組織全体を俯瞰しながら、会社の将来を見据え、メンバーがより主体的に活躍できる環境づくりを進めていきたいです。
ーー今野さんから見て、Yaahaのメンバーに共通する特徴は感じますか。
本気で仕事に取り組む姿勢でしょうか。「仕事がダルい」と口にすることを「ダサいな」と思っているメンバーが多いと感じます。Yaahaには「本気でやったら本当におもしろいよね、楽しいよね」という意識が浸透しており、仕事への意欲が非常に高い組織です。そのため、集中して仕事に取り組める環境が整っていると感じますね。
また、仕事とプライベートをはっきりと切り替えられるメンバーが多いとも感じています。メンバー同士の関係性も良く「仕事ではともに挑む仲間、プライベートでは大切な友人」として、同じ時間を楽しめていますね。プライベートでメンバーと旅行に行くこともあります。
誰もがスピード感を持って成長できる環境を
ーー入社後の教育体制を教えてください。
現在はOJTでの教育がメインで、まずは手を動かし、わからないことがあれば都度聞いて覚えていくスタイルです。実際に動いて、考えるからこそ成長速度が早まると考えています。コミュニケーションがとりやすいメンバー揃いですので、そこは安心してどんどん質問してほしいですね。
Yaahaのメンバーは若い世代が多いですし、先輩や上司に遠慮するようなことはありません。相手の意見やアイディアを否定しないカルチャーですし、思ったことを伝えやすいと思います。今後採用するメンバーも、同じ目線で一緒に取り組める方を迎えたいです。
ーー安心してコミュニケーションがとれる場所だからこそ、メンバーも挑戦しやすいですね。
メンバーの「こういうことがしたい」という提案には耳を傾けますし、「まずは挑戦しよう」というスタンスなので、実行しやすい点はありますね。新規事業や会社づくりもメンバーの声をもとに進めています。
その点を踏まえて、積極的に提案できる人は楽しい会社だと思います。たとえば、経験がなくても成長過程で気付いた視点を活かすことで、充実した制度や仕組みも構築できますよね。どんどん声をあげてほしいです。
ーー今野さんがYaahaに感じている魅力はいかがでしょうか?
未経験からスタートしても、大きな成長実感を得られる点ですね。私自身、動画制作の経験こそありましたが、仕事としての動画制作はYaaha入社後からです。入社当初は専門用語や制作のポイントに戸惑うこともありましたが、メンバーが丁寧にレクチャーしてくれたこともあり、着実に成長することができました。
Yaahaでは、未経験者であっても、裁量を持ちつつ、周囲のサポートを受けながら安心して成長を目指せる環境があり、この点は大きな魅力です。
今後はその環境・文化をさらに発展させ、体系的な教育体制やスキルアップの施策を充実させていくことが、私の役割の1つだと考えています。自分の経験も活かして未経験からでもプロフェッショナルへと成長できる環境を一層強化し、メンバーが自信を持って挑戦し続けられる会社を目指していきたいです。
メンバーと成長し、事業の可能性を広げていく
ーー今野さんが「Yaahaのみらい(ミッション)」や「Yaahaのすがた(ビジョン)」で共感されている点は?
「Yaahaのすがた」として掲げている『思い遣りムーブ』『プロよりプロ、極プロ』『超チーム(Puzzle)』はいずれも共感しています。
「相手ファーストで思考を巡らせ行動する」「成長のための努力を惜しまず、細部にまでこだわり結果に責任を持つ」「互いにリスペクトし、高め合いながら、社会にインパクトを与え続ける」……本当に“Yaahaらしさ”を体現しているなと思います。
ーーYaahaのみらいでは「グローバルに影響力を持つ、日本を代表する企業になる」と掲げています。今野さんが思い描くビジョンは。
代表の秋山とは「将来は世界に進出したいね」とよく話しています。私も以前海外にいた経験がありますし「やったろうぜ!」と強く思いますね。
そして、私は「多くの人々に見てもらえるようなクリエイティブを、Yaahaからどんどん発信できたらいい」と思っています。
メンバーには、家族や友人に「この動画は自分が作ったんだ」と伝えて「わ、すごいね!」って言ってもらえるような“誇れる仕事”を経験してほしいと思いますし、Yaahaで働いていることを胸を張って周囲に自慢できるようにこの場所を大きくしていきたいですね。
ーーその実現のために、何から取り組みますか。
広告運用事業は、まだまだ可能性があると思っています。現在は「TikTok広告などのショート動画広告×完全成果報酬型×モバイルアプリ支援」のニッチな領域に特化していますが、ここでの実績・ノウハウを活かして別領域でもサービスを展開することで、さらに業績を伸ばしていきたいです。
そのためには、組織としての成長が不可欠だと考えています。メンバー一人ひとりが専門性を高め、主体性を持って挑戦し、会社全体としてのスキルセットを底上げする必要があります。その点を踏まえると、互いに高め合い、成長できる環境を築くことが大切であり、やはり教育環境の充実がキーポイントとなります。
事業を次のステージに引き上げるために、メンバー全員がビジョンを共有しながら成長を実現し、Yaahaが提供できる価値を最大化できるような教育環境を作り上げていきます。
ーー最後に、今野さんが一緒に働きたい人の特徴を教えてください。
私は、何事にも積極的に立ち向かっていくアグレッシブな人と一緒に働きたいですね。互いに「負けたくない」と刺激し合うことで、それぞれが成長できます。
社会人としてのキャリア形成という点では、Yaahaの事業はこの先の時代において確かなニーズがあると思います。
Yaahaの仕事は自分の知識を高めながら成長実感を得て、充実したキャリアを歩むきっかけになりますし、ビジネスパーソンとしての財産になるとも思います。興味がある方は、ぜひチャレンジしてください!