スマホアプリの実例公開!驚異のCPIを実現したTikTok広告のクリエイティブとは | TikTok For Business ブログ
実際にTikTok広告を運用し、成果を上げている株式会社Yaaha、株式会社じげんのトークセッションで語られた実践に活かせるクリエイティブTipsをご紹介します。
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株式会社Yaahaは、ショート動画広告を通じてパートナー企業のマーケティングを支援するクリエイティブカンパニーです。当社にはプロフェッショナルなメンバーが多数在籍しており、企画立案から撮影、出演、編集、配信に至るまで、すべての工程を自社内で完結させています。この体制により、週に100本以上のショート動画を効率的かつ高品質に制作することが可能です。
今回はYaahaを率いる代表・秋山にインタビュー。起業に至るまでの経緯や、会社として大切にしている価値観、そして、「グローバルに影響力を持つ日本を代表する企業になる」というビジョンを実現するために思い描く事業展開についてお話を伺いました。
秋山 裕武 / 株式会社Yaaha 代表取締役
2000年生まれ。関西大学を中退し起業。ショート動画広告に特化した広告代理店「株式会社Yaaha」を創業する。ショート動画広告を活用したモバイルアプリのマーケティング支援で豊富な実績を持ち、「TikTok for Business ILLMINATE 2024 WINTER」にて登壇。
ビジネスに興味を持つきっかけは、中学生の頃に遡ります。お金に対して強い興味を持つようになり、「お金は、自分が生み出した価値を分かりやすく証明するものだ」と考えたのが始まりでした。特に、たくさん使いたいというよりも「自分の力で稼ぐ」ことに魅力を感じていたんです。中学1年生の頃から、アフィリエイトや、海外から物品を輸入してAmazonで販売するネットビジネスに挑戦していました。売上は月に1〜2万円程度と小さなものでしたが、自分で仕組みを作り、稼ぐ楽しさを味わえたのは大きな経験でした。収益が生まれるたびに、「自分の努力や工夫が誰かにとっての価値を生み出している」と感じて、さらに面白くなっていきましたね。
高校ではサッカー部に所属していて、毎日夜遅くまで練習に打ち込んでいました。それでも、家に帰ってきてからは、当時運営していたSEOメディアの記事を書くなど、変わらずに楽しく取り組んでいましたね。高校3年になって部活動を引退した後は、受験勉強と並行してメディアを更新し続け、ときには月商200万円を稼いだこともありました。
自称進学校ということもあり、その後はいったん大学へと進学しましたが、「早く社会に出たい」「早く仕事がしたい」という思いがどんどん膨らみ、中退して起業する道を選びました。起業当初は現在と異なる事業にチャレンジしていたのですが、扱う商材の特性上、中長期で売上の見通しを立てることが難しく、半年後にクローズしました。それから出社はするものの何も仕事がない状態が1ヶ月ほど続き、紆余曲折の結果、ショート動画広告の事業に乗り出すことを決めました。
当時はまだ縦型ショート動画が注目される前の時期でしたが、新興のプラットフォームであるTikTokに可能性を感じていました。
Yaahaは、ショート動画広告事業で生み出した利益を新規事業に投資し“2軸”で事業を展開していきたいと考えています。広告事業はまだまだ伸びしろがあり、これからも中核事業として展開する方針です。並行して、新規事業を立ち上げてグローバル市場で影響力を持ちたいと考えています。
日本のスタートアップの現状を見ると、多くの企業が国内市場に目を向けて活動している印象があります。もちろん、国内での成長は大切ですが、これからの時代、人口減少や市場縮小が避けられない日本において、世界を視野に入れた事業展開がより重要になっていくと考えています。例えば、スウェーデンやフィンランドといった比較的小さな国々からは、当初からグローバル市場を見据えた事業を展開することで、世界的に成功しているスタートアップが数多く生まれています。
Yaahaは、日本から世界に向けて新たな価値を届ける企業になることを目指しています。そして、その挑戦を通じて「グローバル市場で活躍できるスタートアップはこうやって生まれる」という道筋を示す存在になりたいと思っています。これは簡単なことではありませんが、だからこそワクワクしますし、成し遂げることに大きな意義があると信じています。
正直、以前は、あまりに大きな夢を公言することが苦手でした。
ただ、Yaahaの現在地を俯瞰した時に良いポジションにいると感じています。21歳で起業して4年目、まだまだ発展途上ではありますが、常に上を見つめながら、着実に規模を拡大してきた自負があります。
そして、この先、日本の未来を担っていけるのは、Yaahaのような若くて勢いのあるチームだと思っています。だからこそ、本気で「グローバルに影響力を持つ企業になる」という夢を追いかけるために【Yaahaのみらい】を掲げました。
大きな理由としては、動画広告の制作から運用までをすべて内製化していることです。現在はアルバイトやインターンも含めると45人のメンバーがおり、1週あたり100本以上の動画を作成しています。また、Yaahaはキャストも自社内でアサインできるので、煩雑なスケジュール調整も不要です。その結果、業界の一般的な制作期間が2〜3週間以上かかるのに対し、最短3営業日で成果物を提供できるスピード感を実現しています。
また、Yaahaはショート動画広告に特化した代理店として、業界内でも希少な存在です。この特化型のアプローチと内製化の強みを最大限に活かし、効率的にナレッジを蓄積しています。『TikTok for Business SMB代理店リワード・プログラム』では、最上位ランク『Gold+』に認定されており、ByteDanceの担当者とも密にコミュニケーションを取りながら広告配信を行っています。クライアントからの高い評価も、こうした独自の体制が支えています。
平均年齢が約24歳と非常に若く、いわゆるTikTokネイティブ世代が多いことが大きな要因です。日常的にTikTokを楽しむメンバーが多く、1日3〜4時間ほど視聴したり、自分でアカウントを作って動画を投稿するメンバーもいます。中には、歌専門のアカウントで3万人以上のフォロワーを持つメンバーもいますね。
社内にはTikTokの面白い投稿やトレンドを共有するSlackチャンネルがあり、日常的に最新の動向をキャッチアップする文化が根付いています。こうしたTikTokネイティブ世代ならではの感性と、トレンドを取り入れるカルチャーが、Yaahaの制作物に自然な形で反映され、UGCに近いコンテンツ制作を実現しています。
TikTok for Businessには、誰もが知る大手広告代理店向けのチームと、SMBと呼ばれる中小規模の広告代理店向けのチームがあります。Yaahaはショート動画広告に特化している強みを活かし、TikTokでの広告出稿量がSMBの中で第6位、エンタープライズ数社を含む全体の中では、トップ10に入る規模を誇っています。(※ByteDance担当者からの口頭ベースの共有情報)
こうした実績が、TikTokからの評価を受ける要因となったと考えています。
▼スマホアプリの実例公開!驚異のCPIを実現したTikTok広告のクリエイティブとは(Tik Tok for Business)
どれも大切な指針ですが、特に「思い遣りムーブ」を重要視しています。何をするにも「相手のことを思って動く」ことが本質だと考えていて、広告制作や運用のマーケティングにおいても、「ユーザー起点でしっかり考えよう」と常々メンバーに話しています。
たとえば、クライアントからのリクエストにただ応えるだけではなく「そのリクエストの裏にはどういう背景があり、どんな意図が込められているんだろう?」と考えを深めることで、相手の求めるレベル以上の価値やサービスを届けられます。結果的に仕事も早く進むので、私たちにとってもメリットしかありませんし、相手も嬉しいですよね。
これを実現していくには、やはりスムーズなコミュニケーションが不可欠です。コミュニケーションを通して、言葉の裏にある本意的な意味やニーズをつかむ意識が求められると考え、「思い遣りムーブ」を掲げています。
Yaahaは、若いメンバーが集まるフルフラットな組織です。役職や年次にとらわれずに意見を出し合える自由さが強みではありますが、その分、一人ひとりが主体性を持って学び続けることが重要だと考えています。私自身も含めて、チーム全員が高い意識を持ち、プロフェッショナルとしての姿勢を追求し続けなければなりません。
「プロよりプロ,極プロ」という言葉には、ただのプロにとどまらず、その先を目指そうという想いを込めています。大きな可能性を秘めたチームだからこそ、立ち止まらず挑戦を続け、より高いクオリティの仕事を提供し続けたい。そういった価値観を共有し、全員が学び続ける組織でありたいと考えています。
動画広告事業は、個人の成果が目に見えやすい分、組織内で競争があると「優位に立ちたい」という意識からノウハウや情報を隠してしまう恐れもあります。
これは個人最適であって全体最適ではなく、本質的であるとは言えません。チームに有益な情報が共有されないまま、メンバーが1から学び直す時間は本当に非効率です。メンバー全員で協力し合い、知識を共有して効率よく成果を生み出す文化を大切にしていきたいと考え、「超チーム」を掲げました。
Puzzleについては、パズルのピースのように「すべてのメンバーの長所と短所を埋め合い『全員で1個のチーム』であろう」という意味があります。
「04選択と集中,非選択。」ですね。「選択と集中」というワードは聞きなじみのある言葉だと思います。限られたリソースをどこに集中して最良の成果を目指していくかという意味合いですが、私は「やらない」という選択も大切だと思っています。
次々に依頼される仕事の取捨選択を誤ると、本質的でインパクトのある仕事に力を注げなくなってしまいます。「選択と集中」というワードには「非選択」も含まれていますが、あえて明示し、やらない選択肢をより明確に意識していこうという想いを込めています。
向上心があることは大前提ですね。あとは、仕事を生きがいにできるかどうか。1週間の7日のうち5日間を働くならば、やりたい仕事を主体的に楽しめていなければもったいないです。もちろん、ときには苦しいこともありますが、そこを乗り越えていくことを楽しめる人はYaahaで充実した時間を過ごせると思います。
あとは、クリエイティブな人。アウトプットすることが好きで、真面目にコンテンツを作り込んだり、自分の想いを持って仕事を進められる人が活躍しています。
中期的な目標としては、2030年までに売上100億円を目指しています。3期目の時点で売上8億円ですので、ここから6年間で10倍以上の売上を目指していくことになります。そのために、まずは広告事業で売上50億円を達成します。
Yaahaは、現在「TikTok広告などのショート動画広告×完全成果報酬型×モバイルアプリ支援」の領域に特化しています。このニッチな領域で実績を残している企業は、国内でYaahaだけです。今後はモバイルアプリ支援にとどまらず、新たな市場で事業を展開し、蓄積したノウハウを活かしてさらなる業績の伸長を目指していく方針です。
そして、広告事業の拡大に加え、売上数十億円規模の新規事業を立ち上げ、目標を達成していきます。
幹部ポジションのメンバーが足りていない点は課題だと感じています。広告事業をさらに盛り上げたり、今後新規事業を展開したりと、事業拡大を目指す中で新たな視点とパワーが必要です。
より長期的な目標として、グローバル市場に進出し、Yaahaを年間1000億円規模の売上が出せる企業にしたいと思っています。これから入社してくれる方にも幹部ポジションを担っていただき、一緒にYaahaを成長させていきたいですね。
私は、Yaahaを通じて、スタートアップもグローバルでビジネスを展開することが当たり前になるような社会を創りたいと考えています。そのために、私たちがファーストペンギンとなり、後から続く日本企業のための道しるべになることを目指します。ただ、Yaahaはまだ創業期。思い描く夢の10%も実現できていません。これからさらに成長スピードを加速させて、大きな目標に向かって進んでいきます。このフェーズでジョインする方には、ボードメンバーのような立場で、事業を一緒に作り上げる面白さを味わってほしいと思っています。
Yaahaはスタートアップながら、働きやすさも大切にしています。フレックスタイム制のため個人の都合に合わせて柔軟に出社できますし、残業時間は現在月平均4〜5時間と非常に少なく、熱い想いを持って仕事にコミットしながら、ライフワークバランスも意識して働けます。
このフェーズにジョインするあなたの力が、Yaahaの未来を形作る鍵になります。ぜひ一緒に大きな夢を描き、叶えていきましょう。