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【メンバー紹介】世界を変えるため、NGO→グローバルスタートアップへ。Xvolveにかける思いとは。

こんにちは、Xvolveの奥川です。

今回は2018年新卒join、プロダクトマネージャー兼デザイン最高責任者の小出へのインタビューをお届けします。

プロフィール
中央大学 総合政策学部 政策科学科を2018年に卒業
在学中はNGO/NPOと様々な団体に所属し慈善活動に注力
現在はXvolveでプロダクトマネージャー兼デザイン全般の責任者として活躍

ー大学時代どのような生活を行っていたのでしょうか?
 大学時代、総合政策学部の政策科学科で人種とジェンダー差別から起きる社会問題とその政策について学んでいました。
 政策を選んだ理由は、高校時代にイタリアへ留学し、初めて自分が人種差別を経験したことがきっかけです。そこからは、自分のアイデンティティとは何か、自分の国籍、人種、性別からなるアイデンティティについて関心を持ち、自分を定義し続けるということを繰り返す思春期を過ごしました。
 次第に自分とは違う人種やジェンダーだったりと、マイノリティとされる人々に関心が向き始めました。全人類にとって平等は何かと自身のテーマを問うなかで、そういった学問が学べるところで総合政策学という進路を選択しました。

課外活動としてはHabitat for humanityという世界70カ国で住宅支援をしているNGOに所属し、貧困国に人を派遣して家を建てる活動を4年間していました。
 きっかけは「海外で家を建てるのって面白そう!」って感覚でインドに行ったのですが、生まれた瞬間から今日まで、家に住んでない人がいるという社会に対して愕然としたのを覚えています。そして、それが当たり前になっている社会が近くにあることが心苦しいと感じました。
 そこから、自分が考え続けていた人種やジェンダー以外にも、不平等を生成する社会の要素がもっとあるんじゃないかとインドで初めて気づきました。

その後、日本での社会問題に対しても目を向けるようになり、帰国後はとにかく目がついたボランティアをしようと思いました。被災地の瓦礫撤去やホームレスの炊き出し、DVを受けた女性のシェルターなどでのボランティアを続ける4年間を過ごしていました。

学生時代は、総じて社会に対して思うことを手と足を動かしていた期間でしたね

ーその後は普通に就活されたんですか?
 そうですね。大学生をしていたら就活することが当たり前のイベントとしてあるので、普通に就活してなんの苦もなく住宅関連の業界から内定を数社をもらえてました(笑) 
 ただ、内定をもらって安心していたのに、モヤモヤする感情が同時に湧き出てきました。就活をする前までは、自身の体験からマイノリティを代弁できる人間だと思っていて、社会に対して手と足を動かしたり何かしていたりと尖っている人間だったのにも関わらず、就活を通したら会社や周りから求められる自分を作り上げていました。そこに気づいた瞬間、全ての内定先を断りましたね
 その後は、Habitat for humanityのタイ支部にいき、NGOをやる側になりました。


ーXvolve にjoinしたきっかけ、興味を持った理由は何ですか?
 実際にNGOの運用をしてみると、ボランティアの人達やその活動の対象となる人がいるからNGOが存在し続けるのだと気づきました。その人たちに局所的に何か手助けをすることは出来るけど、これって一生続けるのかなって思うのが私の気持ちでした。例えば、私は大学生活の4年間で4件の家を世界で建ててきましたが、仮に自分が生涯を尽くして支援したとしても、せいぜい60件くらいしか建てられない。そもそもの、問題となる根本を変えられる実感が湧かなかったからです。
 NGOやNPOを否定しているわけではなく、それぞれ決まった分野にアプローチできるからこそ本当に強いと思っています。しかし、それらを纏めて、より大きな一歩にする”何か”が社会を変革するのに必要だと思っていました。

その時に、Xvolveを見つけ「世界を抜本的に変革する」と言っていたのがしっくりきました。今までは自身の活動を通じ、周りの人達に対して啓蒙できたかもしれないけど、実際は貧困を救えてないし、まだ差別もなくなってない。その点、Xvolveは自分たちが世界を変えるまでの道筋がはっきりしていました。
 この人たちと世界を変えていきたいではなく、ここで私がXvolveの名前を背負って、世界を変えていきたいと思いジョインしました。

ー現在、任されているポジションや役割を教えてください。
 今任されている役割はプロダクトマネージャーとXvolveで関わるデザイン全ての責任者をやっています。なので、プロダクトの未来を考えている時間が多いですね。ユーザーにどう受け入れられるのか、どう使ってくれるかを常に考えながらプロダクトを設計しています。いわばプロダクトのビジョンを作っています。
 デザインはプロダクト設計のプロセスの一つですが、こんなものを作りたいとなった時に、それをどうやって見る人に伝えるか、その時に出てくるのがデザインの力だと思っています。
 目に見えるところや見えないところ、人の行動や感情を常にデザインしていますね。

ー仕事でのやりがいはなんですか?
人を変えることです。こんなプロダクトを作っていきたい、こうプロダクトを作っていくという目的と手段の両方をしているので、人々の受け入れ方や人々が変わることを自分がデザインした道で見ることができ、やりがいを感じます。
 私の長期ビジョンの、人種やジェンダー等の差別をなくすことは、人や思想を変えていくことに繋がると思っていて、そのネガティブなバイアスを打ち消していくことがビジネスを通じて出来ています。
 今はプロダクトベースで私は人を見ているけど、あとは対象が世界中のプロダクト、世界と広がっていくだけなので、長期的にやりたいことと仕事でのやりがいがリンクしているので、全てがやりがいですね。

ー最後に、Xvolveをどんなチームにしたいですか?
 Xvolveは「世界を抜本的に変革する世直し集団になる」と言っていますが、チームをどうしていきたいかというと、「関わった人全てが世界を変える世直し人間になっちゃうような集団」を作りたいなと思います。私たち、Xvolveに所属している人間が世直し集団になっていくのは当たり前のこと。それだけじゃなくて、私の話やXvolveのやっていることを知るだけで、みんなが世の中に対して何かプラスのことがしたいと思うようなチームにしたいです。触れたらみんなXvolverみたいな!


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