中国・喜馬拉雅(シマラヤ)FMが開催したキャンペーン「123知識まつり」の売上の集計結果が発表され、売上総額が8.28億元(日本円換算で127.8億円)、購入されたコンテンツは200万個以上を記録し、前年同期比で45%増、新規課金アカウントは25%増となったことがわかった。
喜馬拉雅のファウンダー兼CEO・余建軍によると、2019年の喜馬拉雅「123知識まつり」が作った記録の背景には、消費意欲の増加のほか、日に日に高まるユーザーの「課金しても良質なコンテンツを聴きたい」というニーズ、そこから利益を得る無数のコンテンツ・クリエイターの存在があるという。喜馬拉雅は今後もユーザーやクリエイターのの価値を創造し続け、「耳の経済圏」を成長させていく考えだ。
キャンペーン期間中、喜馬拉雅は、巨額を投じたオーディオドラマ「三体」、ラジオドラマ「甜咸配」などの音声著作物を配信した。そのうち、「三体」は配信されるや否や20万に迫る人が聴取し、配信数は100万を超えた。
このほか同集計が示すところによれば、「歴史・人文」「親子・キッズ」「ビジネス・経済・金融」のジャンルが今年最も人気を集めた。経済的に中流とされる70・80年代生まれが依然としてコンテンツ消費の主力だが、90年代生まれとZ世代(1990年代後半~2000年生まれ)の新しい影響力もすでに無視できなくなっている。中国の若い世代は精神的な充実にますます意識を向けていて、今年の「123知識まつり」では90年代生まれとZ世代のアカウントは全有償アカウント数の45.6%を占めた。