こんにちは、BYTHREEです。今年の夏はとんでもなく暑いですね。こうも暑いと、いやでも「年賀状」のことを思い出してしまいますね。
一年に一度だけ。年賀状は、自己紹介できるチャンス。
「こんな時期から年賀状の話?」と不思議に思われた方もいるかもしれません。すみません。インパクトがあるかと思って、こんなはじめ方になってしまいました。まずは、BYTHREEのようなデザイン会社が、年賀状をどういう風に捉えているかというところから話をはじめますね。
デザイン会社にとって、年賀状は「自己紹介」のチャンスだと思っています。「こんなものをつくりたい」「こんなのもつくれる」。自分たちの表現を知ってもらえる、一年に一度の機会です。
固く言えば、ブランディングの手法のひとつになっています。
BYTHREEにとって最初の年賀状は、設立の挨拶も兼ねたタブロイド。どこの誰かわかるよう、事務所の前に整列した写真をメインビジュアルに起用しました。
「やりたいこと」「つくりたいもの」に、思いっきり挑戦できる。
やりたいことを表現できる。これまでできなかったことに、自由に挑戦できる。それが年賀状のいいところです。誰かに頼まれてやっていることではありません。いってみれば、クライアントは自分たち自身。かたちも、ハガキにとらわれなくていいんです。楽しいですね。
BYTHREEの年賀状制作では、自分たちの思うように表現するために、あらゆることを手作業でこなしてしまいがちです。たとえば、未年にちなんだ「ラムチョップ柄手ぬぐい」。
ラムチョップに見えるよう、一つひとつ丁寧に折りたたんでからパッケージング。最後は掃除機で空気を抜いて真空パックの雰囲気を出しています。美味しそうですね。ちなみに、骨の部分はおみくじになっています。
翌年につくった「USB年賀状」。中には新年の挨拶を納めたムービーのデータが入っています。当然、USB自体のデザインにも挑戦しました。こちらがその過程です。
キューブ型の木材に穴を開けたり、樹脂を丸めたり。年賀状のために生のコンクリートを練ることになるとは思いませんでした。ふと「年末の忙しい時期に何をしているんだろう」と冷静になる瞬間もあります。
送るだけじゃない。もらった年賀状から、刺激を受ける。
年賀状に熱意を傾け過ぎている会社は、BYTHREEだけではありません。ふだんから「何かをつくりたい」「伝えたい」という想いを持って仕事に取り組んでいる仲間たちも、年賀状で自社を表現しています。個性が光る作品の数々からは、毎年強過ぎる刺激を受けています。お正月くらいゆっくりさせてくれよと思いますね。
ここからは、BYTHREEに届いた年賀状の中でも、特に印象に残っているものを紹介したいと思います。
株式会社 人間
2017年「ご不在連絡票」
年明け早々不在連絡票が届いてると思ったら、これが年賀状でした。本物の年賀状をもらうためには、電話や公式LINE@への登録が必要になります。面倒ですが、作り込みがすごいなと感心。さすがは、面白Web制作会社です。
2018 年「年賀状の天ぷら」
「揚げましておめでとう」というダジャレが心地いい、年賀状の「天ぷら」。リアリティを追求して食品サンプルを自作されたとのこと。大変そうですね。さすがは面白Web制作会社。
DRIPPERS.inc
2017 年「銅板 珈琲チケット」
紙幣をモチーフにしたデザインがお見事。金属のバリ取りという普段は経験できない苦労もされたとか。会社近くの珈琲ショップに協力を仰いで、引換券として使える「お年玉」的要素も。脱帽です。
2018 年「NEW WONDER」
BYTHREEに届いた年賀状の中で最も衝撃を受けたのが、このA2サイズの大きな年賀状「NEW WONDER」でした。つくりは紙なので、天ぷらや銅板と比べるとインパクトが弱いと思う方もいるかもしれません。しかし、この「一枚の絵で魅せるデザイン力」に度肝を抜かれました。お面や杖などの衣装はもちろん、ロケーションを含む写真のクオリティ、そして紙質まで。こだわり抜かれた仕上がり、心奪われるとはこのことです。
夏真っ盛りから考えはじめる価値がある、と思う。たぶん。
遊びと仕事のちょうど境目にあるような年賀状。自分たちができること、やりたいことに挑戦できるからこそ、自社ブランディングにつながるものになると思っています。
BYTHREEも当然、「もっと良いものをつくりたい」という想いを持っています。やるからには本気でやらないと意味がないし、本気でやればやるほど、つくっている自分たちが楽しいと思えます。だからこそ、太陽を恨めしく思うこの真夏から、新年の挨拶のことを考えはじめているのです。
ということで、年明けの4ヶ月前から年賀状を一緒に考えてはじめてくれる人、慌ただしすぎる年末進行とコンクリ練りが重なっても苦じゃない人。ぜひBYTHREEでいっしょに働きましょう!当社のウェブサイトにはこれまでつくった年賀状も詳しくまとめてあるので、よければ覗いてみてくださいね。
記事作成のご協力、ありがとうございました!