※本記事はMe&Honda,Careerにて公開中です。
Hondaでは、あらゆる業界で経験を積んだ多様な人材を迎え入れています。他社でさまざまな経験を積んだ中途入社社員たちは、Hondaの文化に驚きを感じたり魅力を発見したりしやすいもの。中途採用でHondaへ入社した3人が、他社を見たからこそ客観的に捉えられるHondaの姿や向いている人材について語ります。
積み重ねてきたキャリアを活かして働く中途採用社員たち
Hondaは、幅広い職務経験を持つ人材を積極的に中途採用しています。自動車業界に限らずあらゆる業界からの転職を受け入れているため、多種多様な経歴を持つ社員が活躍しています。
峯尾 拓弥は、新卒で運輸や観光の事業を行う会社へ入社し、経理を担当していました。その後転職を決意して2016年にHondaへ入社。前職で培った経理のスキルを生かして経理部で働いています。
峯尾 「私の仕事の特徴としては通常の経理業務のほかに『自分の仕事を減らす仕事』をプロジェクト化して進めています。最近では伝票入力などの単純作業を機械に代替させるため、RPA(Robotic Process Automation)を導入しました。前職の経験に基づいた仕事だけでなく、新たに興味を持ったことにも積極的に挑戦できるのは、Hondaならではだと思いますね」
原田 梨加は、デンマークへの留学を終えてから電子楽器につなげるアプリをデザインする仕事に携わりました。そして2018年にHondaへ転職し、IT本部コネクテッド開発部に配属されたのです。
原田 「車とインターネットをつなげることで、満足度の高いユーザー体験の提供を目指しています。私はUXデザイナーですが、エンジニアなど異職種の方と話し合いながら開発を進めるので、日々新しい発見があり刺激を得られるのが良いですね」
山﨑 雄太は、高校生のころからHondaで働くことに憧れを抱いていました。ところが就活時には縁がなく、別の自動車メーカーで働くことになります。前職で担当することになった海外営業はやりがいがあり、楽しく働いていました。しかし、数年後に部署異動を打診されたタイミングで、もう一度Hondaに挑戦してみたいと考えたのです。そして2016年に中途採用に応募し、晴れてHondaで働くことが決まりました。
山﨑 「四輪事業本部商品企画部に配属され、長いあいだ夢見ていた車の企画をしています。新卒採用で落ちたからといってあきらめず、中途採用にチャレンジして本当に良かったと思っています」
転職直後に驚いた、道標として根付くHondaフィロソフィー
他社を経験してからHondaへ転職した中途入社社員だからこそ、Hondaという会社が持つ強い個性がよくわかると3人は口をそろえます。当然、他社との違いがすべてHondaの強みであるとは限りません。しかし、Hondaの社員は常に異なる意見を聞き必要に応じて改善することを大切にしているので、中途入社社員の指摘を柔軟に取り入れています。
原田 「ここが変だと感じた部分も含めて、前職と異なることは上司に伝えるようにしていました。すると上司から、『Hondaの変だと思うところをまとめてほしい』と頼まれたんです。
資料をつくって提出したところ、とても丁寧に対応してもらえました。これは過去にあったこんなエピソードがもとになってつくられた文化なんだと詳しく解説してくれたり、ここは確かに改善の余地があると検討してくれたりしたのです。
改善が必要と判断されたことは新たにプロジェクトを任せてもらえたので、自分の意見がきちんと仕事に反映されるんだと嬉しくなりましたね」
また、3人がHondaへ入社して最も驚いたのは、社員全員に“フィロソフィー”が根付いていることでした。
Hondaフィロソフィーは、「基本理念(人間尊重と3つの喜び)」「社是」「運営方針」から構成される企業哲学です。Hondaで働く社員全員にHondaフィロソフィーが浸透することで、全員が同じ行動基準を持ちながら働くことができます。
山﨑 「Hondaフィロソフィーでは、いつどこでどの国の人が読んでも頷ける真理が語られています。私は商品企画をしているので、利益とお客様の喜びのバランスで悩むこともよくありますが、判断に迷ったときはHondaフィロソフィーを見返すことで、進むべき道を見つけられるんですよね」
他社で経験を積んだからこそ魅力に感じるHondaの文化
中途入社した3人は、Hondaの特徴をあらゆる場面で感じています。とくにHonda特有の良い文化だと強く感じられることとして、“A00(エーゼロゼロ)“が挙げられます。
A00とは、プロジェクトごとに決められる本質目的のことです。これからはじめる仕事は、どんな世界を実現するためのものなのか。プロジェクトの芯となる部分を最初にしっかりと固めることで、揺るがない判断基準をもとに進むことができるのです。
峯尾 「工場で車をつくること、研究所で図面を描くこと、管理部門で事務をすることなど、Hondaで働く社員の仕事内容は多方面にわたります。また、担当する仕事の内容だけでなく、考え方も一人ひとり異なります。
担当する仕事や考え方が異なる人たちが集まってプロジェクトを成功させるためには、全員が共通して持つべき軸が必要です。A00があることによって、プロジェクトに関わる全員が意思を統一して同じ方向へ走り出すことができるんですよね」
また、想像を超えるレベルでやりたいことをやらせてもらえるベンチャー気質があることも、一般的な大企業と異なるHondaの魅力です。
峯尾 「転職前からHondaはでっかいベンチャー企業だと思っていましたが、そうはいっても大企業ですし、ある程度携われる範囲は決まっているんだろうと考えていたんです。
でも実際に転職してみると、思っていた以上にいろいろやらせてもらえました。自分が積極的に手を挙げることで関われる仕事の幅が広がるのは、Hondaの良いところだと感じています」
そして、Hondaに根付いている人が人を育てる文化も、中途入社をした社員の目には魅力的に映ります。
山﨑 「失敗して怒られることもたくさんありますが、成長すると褒められます。きちんと人を育てていこうというスタイルが定着しているからこそ、失敗しても見捨てられずに叱ってもらえ、成長につなげることができると感じますね」
それぞれが考えるHondaらしい人材とは
創業者が掲げたメーカーの魂が息づいていながらも、時代に合わせて変化し独自の文化を形成しているHonda。そんなHondaに向いているのはどのような人材か考えた結果、3人はそれぞれの答えにたどり着きました。
峯尾 「自分自身で方法を考えながらゴールに向かって進める人が、Hondaに合っているんじゃないかと思います。その際、周りに協力をお願いできることも大切ですね。
Hondaにはそれぞれの分野に長く携わり、知識も経験も豊富なプロがたくさんいるので、わからないことがあっても聞けば助けてもらえます。正しく協力を依頼しながら良い方向に進めていこうと考えられる人なら、Hondaで楽しく働けると思いますね」
エンジニアなど他の職種の社員とやりとりすることも多い原田は、Hondaに向いている人材を3パターン挙げます。
原田 「まず、多様性に理解がある人です。Hondaのイノベーションは、異なる視点で物事を見る複数の人たちが協力することで生み出されるので、他者の違いを認めることが必要だと思います。次に、自分の考えを自発的に伝えられる人です。
一人ひとりの意見が仕事に反映されやすいからこそ、自分の考えを常に持って必要な場面で伝えることが求められます。そして最後が、相手のことをきちんと考えられる人です。
自分の意見を持つことは大切ですが、他者に押しつけてしまってはいけません。会社の人に限らずユーザーについても幅広く考えることができれば、Hondaで良いものが生み出せるのではないかと思います」
自身もHondaで夢を実現した山﨑は、夢を持っている人がHondaに向いていると考えています。
山﨑 「Hondaはグローバルスローガンとして『The Power of Dreams』を掲げていることからもわかる通り、面接で夢について詳しく聞かれます。私も面接で伝えた夢が実現できる部署に配属されました。
夢を信じている会社だからこそ、夢を持っている社員にチャレンジさせてくれるんだと感じますね。また、現在自動車業界は大きな変革期を迎えているため、激動の中で新しいチャンスをつかみたいと考えている方にもHondaはおすすめだと思いますね」
他社で働いた経験がある人材を積極的に採用することで、多角的な視点を取り入れイノベーションにつなげているHonda。これからもHondaでは、経験を生かして夢を実現したいと考える人材と共にチャレンジを続けていきます。
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