なにをやっているのか
持続可能な観光地域づくり
まちづくり計画策定から、官民連携の観光まちづくりスキーム組成のコンサルティングを行い、歴史的資源等の地域資源を活用した施設を運営しマネタイズ機能を実行しています。日本固有の「まち」「地域資源」を経済・社会・環境の面から持続可能性を高める取組を行います。
(1)地域資源の活用・マネタイズ
税金保全の限界により維持が困難な状況にある歴史的建造物を、民間が収益施設として再生することで、歴史的資源がサステナブルな形で後世に紡がれていく事業を運営しております。
また、単に維持されるだけでなく、「観光」「アニバーサリー」として新たな付加価値を生むことで観光立国の武器となり、日本経済への貢献・地域活性化へと繋げています。
(2)観光まちづくりコンサルティング
上流工程であるまちのビジョン・まちづくりの計画策定から、地域の合意形成、事業体制の確立、地域資源の高付加価値化や事業運営、まちづくりの寄与まで、全てのバリューチェーンにおいて、行政・自治体、民間へコンサルティングを提供しております。
<再生実例(一部)> 日本全国に80棟の歴史的建造物を利活用
大洲:日本初となる復元天守を活用した城泊と、城下町に点在する歴史的な邸宅をリノベートした分
散型ホテルの展開により、地域における循環経済の創出と、持続可能なまちづくりを実装。
神戸:兵庫県指定重要文化財の母屋(洋館)をはじめ、神戸市指定文化財の日本庭園・茶室と離れ(松風閣)などが3,000坪の敷地をMICEやレストラン会場として利活用。
大阪:約二万平米を有する西の丸庭園から仰ぎ見る大阪城天守閣。APEC ’95の開催地として8億円を投じて造られ、G20 OSAKA 2019でも国賓を迎えた迎賓館
なぜやるのか
日本の文化を紡ぐ
日本が抱える社会課題の根本は、「人口減少」であり、それによって、税金による保全/再分配にて守られてきた「まち」や「地域資源」が失われようとしています。
このままでは全国1718の市町村のうち、過疎地域が885(約51.5%)を越え、まちが無くなる未来は不可避です。
また日本全国に100万棟ある歴史的建造物をはじめとした、自然や文化に代表される地域の資源は、税金の再分配によって成り立っており、失われようとしています。
一つひとつ地域には、利用していた人々の知恵や行動様式が息づいており、それ自体が日本の価値です。
私たちは「文化は国の財産」であると考えています。
当社は「日本の文化を紡ぐ」をテーマに、税金で保全/再分配してきたまちや地域資源を民間が高付加価値化・必要性をもたらすことで、持続可能な形でマネタイズすることで、社会課題の解決へ直接的に寄与をしています。
どうやっているのか
VMの強み【国・地域と連携した地方創生の確立】
国策をカタチにするため、国や地方自治体と一体となって、歴史的資源の利活用/観光まちづくり/地域資源の高付加価値化等を推進。
若手から社員を国や地方自治体に出向させ、政策立案やまちづくりの上流部分に携わっている。
<連携実例(一部)>
・内閣官房との歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォース
地域住民との密接な関わりによって地域を活性してきた実績を評価され、弊社代表他力野が内閣官房と民間人材による「歴史的資源を活用した観光まちづくりタスクフォース」の有識者として活動しています。
・経済産業省選定の地域未来牽引企業としての取り組み
「地域未来牽引企業」とは、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者等に対する経済的波及効果を及ぼすことにより地域の経済成長を力強く牽引する事業を更に積極的に展開されることが期待される企業です。
<出向実績>
観光庁、文化庁、JNTO、京都府、大洲市、竹原市、津山市
その他、企業や自治体等、各所との連携協定を締結しともにまちづくりを進めています。