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【viviON】リサーチによって事業部の後押しをする/UXリサーチユニット

各部署やチームではどんなことをしているのかをviviONスタッフのインタビューを通して紹介していく【部署紹介】の第27弾、UXリサーチユニットです!  酒井友裕さん、鈴木瑛介さんにお話を伺いました!


―お仕事内容を教えてください

鈴木さん:UXリサーチユニットでは、ユーザインタビューなどのリサーチ業務を行ってます。リサーチ業務は大きく2つのパターンに別れます。

まず1つが、探索という枠組みです。探索とは、主に新しくサービスを立ち上げる時やコンセプトを作る時に、世の中にはどのようなニーズがあるのか、どのような領域にビジネスチャンスがありそうかを調査するものになります。ユーザインタビューやアンケートなどを通してユーザー側の視点に立って需要や行動などを調べています。探索は、新しいビジネスの種を探る際などに用いることが多いです。

もう1つが、検証という枠組みです。検証は、既存のプロダクトやサービスに関して、実際にユーザーに利用してもらいどのような課題があるかを明らかにするものになります。より良いものをユーザーに提供するために、ユーザーテストなどで定性面を、Google アナリティクスなどで定量面を見て様々な角度から調査しています。

酒井さん:ユーザインタビューやアンケートによってユーザーの人物像や動きなどのデータを集め、事業部に寄り添いながらアイディアの確実性を上げるためのチームがUXリサーチユニットだと思っています。そのため、事業部の方には、どのような問題を解決すればより多くのユーザーにプロダクトを利用してもらえるか、新しく考えた案が実際に売上に繋がるかといった不安や悩みがある時に、ぜひUXリサーチユニットに相談していただきたいです。



―ご入社されたきっかけは?

酒井さん: 前職では、店頭で使われる接客支援システムの開発をしておりました。その際、自分のやっていることが本当にユーザーのためになっているのか、十分な効果が出ているのかが気になり、ユーザーインタビューなどを独自で実施するようになりました。そんな折にUXリサーチャーという職種を知り、専門性を高めていきたいと思ったことが転職活動を始めたきっかけです。いろいろな企業や求人を調べる中でviviONを知り、「ユーザーとクリエイターが楽しみながら、幸せに生きていける社会にする」というパーパスを見て、そんな素敵な世界を実現したいと思ったことが入社理由になります。

鈴木さん:僕は前職もUXリサーチャーとして働いておりました。当時は扱っている商材が限定されており、今後は多くの会員数を抱えているようなサービスに関わってみたいと思うようになり転職活動を始めました。転職活動をする中でviviONのWantedlyやnoteを見て、大きいサービスを運営している中でそれぞれのUXリサーチャーが考えながら自由に動いているという印象を受けました。自分たちで課題を見つけて動いたり、いろいろな手法を研究されたりしていることが窺えたので、ここなら成長できると思い入社を決めました。


―どのようなところに会社やチームの魅力を感じますか?

酒井さん:UXリサーチユニットはデザインチームの中にあるのですが、出社している時はデザインチームみんなで昼食をとることが日常で人間関係が非常に良いです。会社やチームの居心地が非常によく、コミュニケーションをこまめに取りながら楽しく仕事ができています。

鈴木さん:会社全体として接しやすい方が非常に多いですよね。業務面では、やってみたいと思ったことを実行できる環境ということを感じる場面が多々あります。チームのOKRとして「学び続ける組織」を掲げている通り、雑食的に学び挑戦することが推奨されている文化なため、興味を持って様々なことに取り組めます。また、会社として新しい事業にもどんどん挑戦しているので、大きなサービスの改善に携われつつも、リリースしたばかりのサービスの検証や立ち上げのための探索などもできます。1つの組織にいながらフェーズの異なる様々なサービスに関われるところが面白いところです。

酒井さん:幅広い分野に挑戦できますよね。また、調査して結果を共有したら終わりではなく、どういったコンセプトでやるか、方向性をどうするかといったところまで関われるところも挑戦しがいがあると感じています。


―ユーザー視点を明確にするために重要なお仕事をされているんですね。 では、どのような時にやりがいを感じますか?

酒井さん:事業部の方の役に立てることがやりがいです。僕は、海外事業部の『みんなで翻訳』のリサーチに関わらせていただいております。先日、翻訳者として『みんなで翻訳』を利用されている方にインタビューさせていただき、どういった動機で翻訳をするか、どんな課題を抱えていて翻訳意欲がなくなる要因はどこにあるのかといったことを分析しました。その分析内容を海外事業部に共有した際に、「これは気付けていなかった」「分析してもらったことでいろいろなアイディアが出てきた」と言っていただけて非常に嬉しかったです。自分の携わったリサーチが施策に繋がり事業部の方々の助けになると、とても温かい気持ちになります。

鈴木さん:僕も酒井さんと同様に、僕たちがリサーチしたことが事業部側にとって新しい発見になった時にやりがいを感じます。また、今後動いていく中でリサーチ結果から考えた案を実際にプロダクトに反映しそのうえで得られた結果も見えてくると思いますが、その際にユーザーの方から評価いただけたら喜びも一入だと思っています。



―現在抱えているチームの課題は?

鈴木さん:社内受託のような体制になってしまっていることが課題です。各プロダクトに専任のリサーチャーがいることが理想ではありますが、現在は少ない人数で各チームからご相談を受けてから対応する状態となっています。現状のやり方ではピンポイントな課題に対して限られた視点でしか判断ができません。しかし、専任で常に各プロダクトを見ている人がいれば、今までの変遷や開発状況などプロダクトの詳細な事情を加味して総合的に判断できるためより質の高い提案をすることができるため、リサーチャーを増やしその状況を作っていくことが直近の課題です。

酒井さん:そうですね。今は、事業部側で課題が顕在化してから我々にご相談いただき、解決の糸口を探るという状況になっています。しかし、事業部側で気付いていない課題に関しては、鈴木さんがおっしゃったようにプロダクトの背景まで理解できていないと我々から提案することもなかなか難しいです。各プロダクトにUXリサーチユニットが深く食い込んでいける環境を整えられれば、viviONとしてさらに良いものを提供することができると思っています。


―どのような方がUXリサーチユニットで活躍できると思いますか?

鈴木さん:オタクやクリエイター、二次元コンテンツに対して理解がある方は同じ方向を向いて働くことができると思います。ただ、必ずしもご自身がオタクである必要はなく、二次元コンテンツに対して興味を持って取り組んでいただける方であれば問題ありません。オタクの方がどんな考えに基づいてどのような行動をとるのかといったことに対して知りたいという意欲を持っている方なら、viviONでUXリサーチャーとして活躍していけると思います。また、リサーチャーとして様々なサービスに関わるため、幅広い分野に興味を持ってチャレンジしたいという方に来ていただけると嬉しいです。

酒井さん:積極的な意見や行動が求められる環境なので、自ら考えアクティブに動いていける方はviviONで力を発揮できると思います。また、UXリサーチ文化を会社全体に根付かせていくことを目指しているため、リサーチ経験が豊富な方や組織の文化醸成に興味のある方にもぜひお力添えいただきたいです。


―最後に、今後の目標をお願いします。

鈴木さん:今のメンバーでこれからどんどん結果を出していき信頼を得ることで、あらゆるプロジェクトにおいてUXリサーチユニットがいないと始まらないというくらいの存在感を発揮していきたいと思っています。また、DLsiteなどのサービスをユーザーにとってさらに使いやすいものにし、より多くの新しい作品との出会いが生まれる場所にしていきたいです。

酒井さん:会社全体として、UXリサーチャーが入らなくともユーザー目線を誰もが持っている状態にしていきたいと思っています。今はまだ、誰のためのサービスかを他チームの方に聞いた際に「20代男性」といった回答に留まってしまうこともあります。しかし、それを「家で毎日動画を2時間くらい見ていて、その時にこういった要望があるからこのサービスを使っている人」という回答が返ってくるくらいユーザーの解像度を上げることができれば、我々が入らずとも新しい提案が出てくるようになると思います。会社全体がそういった意識や空気になることを目指して、UXリサーチユニットがそのための一助となっていきたいです。



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「ユーザーとクリエイターが楽しみながら、幸せに生きていける社会にする」 私たちは、クリエイターの皆様とユーザーの皆様の架け橋となり、 日本が誇る文化を国内外に発信し、夢と感動をお届けすることで、 viviONに関わる全ての人々を幸せにし、世の中に貢献します。 2022年度のグループ総売上高は454億円を突破しました。 ご利用ユーザー数1,208万人、お取り扱い作品数165万作品、お取引クリエイター・法人数は10.6万と皆様に支えられ、事業を拡大してきました。 さらなる成長のために、電子コミックサービス「comipo」、クリエイター向けサービス「GENSEKI」、紙書籍出版レーベル「viviON THOTH」、VTuberプロダクション「あおぎり高校」など、新規サービスやコンテンツの企画・開発に積極的に取り組んでいます。
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