タナベ経営様(https://www.tanabekeiei.co.jp/)にお願いし、社内で1dayのマネージメントゲームを開催しました。通常は管理職研修やMBAスクールで実施するようなものですが、ゴリゴリのエンジニアである弊社社員に思い切って挑戦してもらいました。
今回のマネージメントゲームは売上10億円弱の健康機器メーカーの経営者になって、四半期ごとにアクションを打って売上・利益を競うものでした。参加希望者を募り25名が参加し、7チーム(7社)に分かれて戦ってもらいました。
P/L、B/Sの見方は事前に社内で勉強会を開いて予習し、さらにゲームのルールを把握し、本番に臨んでもらいました。資金ショートで倒産しないようにキャッシュフローに気をつけつつ、売上・利益を伸ばすために製造、マーケ、人材に資源をいかに配賦するかの勝負です。仕入れがどうだとか、長期借入がどうのとか、普段全く使わない言葉を交わして経営アクションを実行していく様は、見ていて新鮮で、とてもおもしろかったです。タナベ経営様が役をつとめる銀行に何度も借入をお願いしにいく姿がなんともいえない哀愁感を出していました。参加後のコメントを見ても、ほぼ全員が楽しめたようです。ゲームという仕立てであれば、部長とかでなく、経営を知らないエンジニアであっても、十分に楽しめるということが証明されました。
今回マネージメントゲームを実施した狙いの第一は「コミュニケーションの活性化」です。ここ2年リモワ漬けとなり、同一プロジェクト外のコミュニケーションがほぼ断絶しました。こういうリアルの催しでアンフォーマルパスを補強し、社内を明るい雰囲気にしたい次第です。経営知識が身につく、は、あくまで副産物程度ですが、それでも世間では経営用語を知らないで定年退職を迎えるエンジニアはたくさんいるので、そういう意味では今回ゲームに参加した社員は視野が広がってよかったのではないかと思います。
リモワと人間関係構築のバランス、これからも試行錯誤しながら保っていきたいと思います。