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【デザイナー対談】“稼げるデザイナー”になれる。All Adsで働くことの強みを最前線を走るマネージャーに聞いてみた。

対談者の紹介


(右)トレーディングデスク事業部
クリエイティブ第1チーム マネージャー「高岡 巧洋」(26歳)
多摩美術大学を首席主席で卒業後、2021年に新卒入社。
ロジック作りを得意としており、主に(担当業務の概要)を担当している。

(左) トレーディングデスク事業部 
クリエイティブ第3チーム マネージャー「山下 遥」(26歳)
大学時代はグラフィックを専攻、2021年に新卒入社。
広告バナー1つで2億円の売上を生み出した実績を持ち、なおかつルーキー賞受賞者でもある。

入社のきっかけは何でしたか?

山下:私は人の良さです。これまでに受けた会社の面接はどこもポートフォリオ主体で、どこか機械的だったんですよ。それに対し、All Adsは一次面接からフランクで人柄重視の面接。その上でポートフォリオについても評価してもらえたことが好印象でした。

あと社内見学させてもらった際にメンバーの方々と話す機会をいただいたんですが、めっちゃ面白くて「この人たちと一緒に働きたい」と自然と思ったのが入社の決め手になりました。

高岡:僕は選考時に出された課題を評価してもらえたことが大きいですね。デザイン系の会社は何社か受けたんですけど、意外と選考課題が無いところが多い。じゃあ、何で評価されるかというと、山下も言ってましたけどポートフォリオ。それだけで判断されてしまう。

うちは選考課題があって、それをやる中で業務イメージが湧いてくるし、その課題が評価されるということは、つまりAll Adsでの業務適性があるという意味でもある。評価に対する正当性が高いというか、ポートフォリオだけで判断する会社と比べて圧倒的に信頼感があったという感じでした。


入社当初の課題は何でしたか?

山下:私は動画・バナー広告制作における「量」「時間」「質」のバランス。要はより短時間で高品質なモノを量産するという観点ですね。

まず「量」については、月300本の動画広告を作っている先輩がいるような状況。その上で「時間」と「質」も追求しなければならない。もちろん最初から出来るわけもなく、とりあえず自分のペースで初の動画広告にトライしたわけです。

それこそ1本の動画に2日ほど掛けまして、丹精込めたクリエイティブが完成。期待と不安を胸にいざ配信してみたところ…全くもって効果が出ず…絶望みたいな(笑)

高岡:あったあった(笑)あの時、相当面くらってたよね。

山下:丹精込めていただけにね…(笑)私はそんな感じで始まったんですけど、一方で高岡は最初から順調でかなりの焦りに繋がっていました。結果的にそれが成長の原動力になったので良かったんですけど、良くも悪くも結果が数字で返ってくるので、歓喜したり絶望したりで大変な1年目でした。

高岡:僕は動画やグラフィックを在学中に経験していたこともあって、入社後に特段クリエイティブ関連で壁はそんなに感じなかったんですけど、数値分析に関しては未経験でつまづいていました。

広告の管理画面を開いたところで、まずどこをどう見れば良いか全く分からない。おまけに横文字が多すぎて全然覚えられないし、広告関連の会話にはマーケ用語も入ってくるみたいな。2年目ぐらいからは手足のように使えるようになりましたけど、そこが本当に課題でした。

自身の成長を感じることはありますか?

山下:私は結構ありますね。例えば、広告は企画時点で品質の良し悪しが決まるということに気付いてから、先輩に「ユーザーインサイトが読み解けないです」みたいな相談を熱心にするようになりました。

高岡:本当に100回ぐらい聞いてたよね。

山下:いや、ホントそう(笑)どれだけ聞いても、なかなかユーザー心理が理解できず、客観的に物事を捉える力も弱かったのでかなり苦労したことを覚えています。とはいえ、企画や工数に直結する要素なので時間をかけて教えてもらい、2年目くらいには理解も深まっていたと思います。

高岡:でも、確かに山下はあの時の苦労がかなり活きていると思います。例えば、動画広告を作る際はターゲット層に合わせて構成を変えたりするんですが、そこの見極めやストーリー展開がすごく上手いんですよ。まあ、苦労して身に付けただけに、人の制作物に対するレビューも厳しいんすけど(笑)

山下:部下に対する愛ゆえです…(笑)高岡も毎日のように管理画面と向き合っていた記憶があるけど、実際に課題は克服できた思う?

高岡:結論、克服できたと思っているけど、トータルで2年くらい掛かったんじゃないかな。気局、ただ管理画面を眺めていただけだったんだよね。決して数字を読み解いているわけではない。そこに気付いておらず、1年目の時に案件を失注させてしまい「これじゃダメだ」と思ったのがターニングポイント。

山下:なるほど、仮説検証的な数字の落とし込みが不十分だったみたいな。

高岡:そう。競合比較にしても並べて見るだけ。「この訴求が多いな」という気付きがあったとしても「それは何故なのか」を熟考することもなかった。やっぱり、当時の仮説とかを見返すと「こいつ全然芯を食ってないなぁ」って思ってしまうもん…(笑)

All Adsで働くことの強みは何ですか?

高岡:“マルチスキルを持つ市場価値の高いデザイナー”になれるというところに尽きると思います。最終的なキャリアパスとしては「デザインを極める道」「ディレクションを極める道」に分岐するんですが、手前の1〜3年ではどちらも出来るようにスキル構築はしていく教育体制になっています。

山下:いわゆる1人で案件を持てるようになるまでの下積み期間ですね。例えば、ディレクション部分を身に付けないままの場合、デザイン領域に関して言語化できず、お客様に対して腹落ちするような説明も出来ないと思います。

かく言う私もそこでめちゃめちゃしごかれたんですけど、2年目には3〜4案件を持つくらいにはディレクション能力も身に付いていました。もちろん先輩と一緒に並走しながらですけど、徐々に「アップセルの座組はどうする?」みたいな事業運営の話もできるようになり、3年目には自走という流れでしたね。

高岡:あえて他社比較をするのであれば、うちは得られる経験幅にかなりのアドバンテージがあると思っています。というのも、基本的に大規模なデザイン会社は効率重視で縦割りになっているから。要するに企画は企画部門、デザインはデザイン部門、販売は営業部門、販促はマーケ部門みたいな。

もちろん、うちが100名規模の会社だからというのもありますが「コンサルチームと密に連携し、より高品質なクリエイティブを創造しよう。そのためにディレクションや企画もやろうね。」という組織体制になってるので、他社デザイナーと比べた時にスキル差は明確にあるのかなと思っています。

山下:美大時代の友達とかと喋った時に違いを感じたりしない?

高岡:あるね。例えば「クライアントにこう言われてさぁ」みたいな愚痴をよく聞くんだけど、「そもそもその指摘をされる要因は?」「そこの要素分解はしないの?」とかは思ったりしたことがある。

山下:私も「こんだけ売上を追求しているデザイナー他にいないよ」みたいに友達から言われてて、「頭1つ抜けてるなぁ私」とか思ったり思わなかったり…(笑)

高岡:うざい奴じゃん(笑)

将来的にどのようなデザイナーになりたいですか?

高岡:いわゆる一般的なデザイナーではなく、「設計者」としてのニュアンスが強い、広義的な意味でのデザイナーになりたいですね。

そもそもデザインというのは、ただ空白を彩るだけの仕事ではないと思っています。狙い通りに設計し、意図的に何かしらの効果や感情を生み出すことが本当のデザイン。だから、デザイン上手な人というのは、何をやっても上手いんですよ。

広告クリエイティブはもちろん、サイトデザインとか、組織デザインとか、人間関係デザインとか。そういう真の意味で優秀なデザイナーには憧れますよね。

山下:私は時代感覚のあるデザイナーでありたいです。流行の音楽、流行のTV番組、流行のアニメ、流行のサービス等々、色々あると思うんですけど、これらから「こういったユーザーには、こういうコンテンツを落とし込んだらハマる」というヒントが結構見えてくるんですよね。

漫画広告なんかは最たる例だと思いますけど、本当にアイディア次第でこれまでにない新しい広告の形が生み出せる。そういった価値を生み出せるのも、時代感覚があり、柔軟な発想を持つデザイナーができることなのかなと思っていたりしています。

高岡:広告クリエイターになると、本当に世の中のコンテンツの見え方が変わってくるんですよ。それこそ斬新な広告なんかを見たりすると「うわ、やられた」って気持ちになります。

山下:わかる。そういう広告ってデザインがどうこうではなく、企画が秀逸であったり、これをよく広告に落とし込めたなみたいな要素が強いよね。

高岡:そうね。時代を作っている側というか、そういうのを先陣切ってやってる優秀な人たちの存在を再認識すると、めっちゃ悔しい気持ちになる。

どのようなデザイナーを求めていますか?

山下:私たちがデザイナーに求めている資質は、成長意欲・好奇心・自走力・巻き込み力の4つ。クリエイティブチーム自体も発展途上の組織なので、「もっとこうした方が良い」みたいな議論ができたり、主体的に組織作りに参加していただける方に来て欲しいですね。

高岡:山下が言った通りなんですが、数年前はデザイナーのキャリアパスも細分化されていなかったし、評価制度も今とは異なるものだったんですよ。これは僕と山下の「こうした方が良い」から実現したものなんですが、これから入って来られる方々にも同じような姿勢でいてもらいたいと思っています。

キャリアパスの話で言えば、まだポストも確立しきっていないので作り放題ではあるんですよ。それこそ、先ほど言った組織デザインじゃないですけど、そこすらも楽しめる人。「組織をこういう形にしていきたいんです」という意思を持っている方に来ていただけると嬉しいです。

山下:そういった意味では「作りたいだけの方」はAll Adsにはちょっと不向きかもしれないですね。うちはマルチスキルを求める環境ゆえに、そこはミスマッチになる可能性が大いにあるのかなと。むしろ、制作会社の方が適しているとは思います。

逆にデザイナーとしての「市場価値にこだわる方」には最適な環境ですね。デザインスキルはもちろん、開発・企画・マーケ・分析・戦略・マネジメント等々が身に付くので、能力次第では年収800万円以上も夢ではない。稼げるデザイナーになれると言っても良いんじゃないかな。

高岡:そうね。ただ、言うのは簡単。実際には向上心が不可欠だし、粘り強さ、やりきる力。そして何より、能動的かつ前向きに物事に取り組む姿勢は大前提として必要だと思う。

例えば、求職者のポートフォリオにしても、お題に対して楽しんでデザインしているのか、やらされてる感の方が強いのか。やっぱり、前者と後者では出てくるものが全然違うんだよね。

山下:すごいわかる。楽しんでいる人はデザインに思考が走っているというか、意図が見えてくるよね。

高岡:そう。これはうちに限らず、広告や企画に携わる人はそういった素養を絶対に持っていた方が良い。少なくとも、クリエイティブチームとしては真の意味で「デザインに没頭できるような人」で固めたいと思っています。

本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!



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