なにをやっているのか
(株)ユーグレナに創業期から投資・ハンズオン支援。同社は、ミドリムシの大量培養によって、食糧問題・環境問題の解決に取り組む。
投資先の(株)ABEJAが『PSYCHO-PASS サイコパス』とコラボ。同社は、最先端の画像解析テクノロジーを有する。
インスパイアは、ベンチャー投資と事業開発コンサルティングによる「事業開発」を事業とする企業です。
ミドリムシの大量培養によって世界の食糧問題・環境問題の解決に取り組む㈱ユーグレナ(2015年東証一部上場)への創業期からの投資・ハンズオン支援や、マレーシアの政府系投資会社との共同での日本初のイスラム法適格ファンド組成を手掛けるなど、革新的なビジネスの創出に取り組んできました。
なぜやるのか
「誰かがしたことを後追いするのではなく、誰もやっていないからこそやる」
この天邪鬼のような発想こそ、創業者の成毛眞から受け継ぎ、今も変わらず脈々とインスパイアに流れ続けている伝統です。
社会の変化の機微を感じ取り、固定観念や既存の成功モデルに囚われず、新たな事業を創造していくこと、それがインスパイアの仕事の醍醐味です。
どうやっているのか
<事業開発の3つの手法>
インスパイアは、「事業開発」を事業としていますが、その手法は、投資ファンドの運用・自己資金投資・事業開発コンサルティングの3つに分かれます。
(1)自己資金による投資
・㈱ユーグレナの創業期に自己資金で投資を実施。社外取締役を派遣して、資本政策の抜本的な見直しを行うとともに、社内組織体制の整備、有力企業との業務・資本提携をアレンジ。2015年に東証一部上場。
・㈱イード、㈱ABEJA、㈱ギフティー、Fancy等のベンチャー/スタートアップ企業への自己資金投資、及びハンズオン事業育成支援の実施。
(2)投資ファンドの運用
・日本初のイスラム法適格ファンドをマレーシアの政府系投資会社であるPermodalan Nasional Berhad(PNB)と共同で組成、日本の地方で活躍する優良中堅・中小企業を主な投資候補先とし、消費地としての魅力が増すASEAN/イスラム市場への海外事業展開を支援。
(3)事業開発コンサルティング
・広告代理店に対して、事業環境変化対応推進プロジェクトを行い、クライアントの得意先状況の整理およびメディア企業側の変化についての情報整理を通じ、次年度以降の環境適応に向けた営業方針および組織変革に向けた戦略方針の提言を実施。
<事業開発のプロフェッショナル>
インスパイアでは、全てのメンバーがこれら3つの手法による事業開発を経験することで、事業開発のプロフェッショナルとしてのスキルを身につけます。
特に自己資金による投資に関しては、投資先の役員として経営に参画することで、経営者視点が養われます。
そうした経験を得たインスパイアの卒業生は、各分野の企業の代表取締役やマネジメント、また投資先のCFO、COO等として活躍しています。