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個人の才能を強みに変える!Glossomのマネジメント研修

Glossom株式会社は2019年1月に、株式会社ADFULLYとクオント株式会社を吸収合併し、総合的なマーケティングソリューション提供会社としてデジタルマーケティング支援事業の強化を図っています。組織が統合されていく中で、スタッフ間のコミュニケーションや協調をより円滑にするため、マネージャークラスを対象とした研修を行っています。その目的や研修を行う背景について、講師の中村勇気さんに話を伺いました。さらに、研修に参加した早津翔太さん、舘野里織さんのマネージャー2名にインタビューし、マネジメントにおける課題感やマネージャーとして目指す方向性について語っていただきました。


◆Speaker

・two edge合同会社
 プログラム マスター
 中村勇気  ※プロフィール

・Glossom株式会社
 広告代理事業本部 営業部 アカウントコンサルティング3チーム
 マネージャー
 早津翔太
 
 広告代理事業本部 メディア部 メディアマネジメント1チーム
 マネージャー
 舘野里織


「ストレングスファインダー」を活用してスタッフの突出したスキルを把握し使っていく

Q:マネージャー研修が行われるようになった背景についてお聞かせください。

中村:研修が始まったのは今年の1月からで、今回、全5回の3回目になります。Glossomが経営統合したことで、どうしてもコミュニケーションや関係性の構築に課題感が出てきますので、スムーズに業務に就けるよう研修を行うことになりました。

今回、マネージャークラス以上のスタッフが30名ほど参加されています。研修では、デジタルマーケティングという世界で戦っているGlossomのマネージャーというジョブを持つ方々に、自分たちが持つスキルをどのように使うかをインプットすることが主軸です。集まったマネージャーの皆さんが、人よりも簡単にできてしまう領域を明らかにして、その才能を使ってマネジメントをどうより良くしていくかというのが目的になります。

Q:研修を通して、Glossomのマネージャークラスのスタッフにどのような印象を持ちましたか?

中村:参加メンバーのストレングスファインダー(さまざまな能力に関するステータス)を見る限り、他社のマネージャークラスに比べて「個別化能力」が高いと思います。簡単に言えば、20人のチームを見た場合に一人ひとりが集合して20人のチームとなっているという認識をする人が多いということ。つまり、チームメンバー個々を理解し、その才能をつかむ能力に長け、適材適所に活かす能力が高いのです。その能力を意識して使うことで、自分のパフォーマンスが上がるため、その使い方をコーチングするのが今回の研修の目的です。

また、「攻め」か「守り」かで言えば、攻めの人が多い印象もあります。変化を起こしていくのが好きで、野球で例えると0失点で勝つというよりは、失点してでも点を積み重ねて勝ちにいこうというスタンスの人が多いですね。そこはベンチャーらしい、挑戦したいという人が多くて、面白いと思います。


Q:中村さんご自身は、企業における個人の能力開発というビジネスに、どのような思いをお持ちですか。

中村:私自身もともとランサーズに在籍していたので、組織で働く前提というより、フリーランスという働き方もあるということが根底にあります。実際、日本社会の働き方も大きく変化してきています。とは言え、企業という組織の力も社会には必要です。そういった世の中では、ただ組織を開発しようというよりは個人開発を大事にした組織開発をしていこうというのが私のスタンスです。個人として、どう自分の才能や価値観を活かして会社に還元できるか。あるいは、どうクライアントや社会に価値を提供していくのか。個人視点でセルフマネジメントしていかなければならない時代になったのかなと思います。

そうした中で、これからは「自律意識」を持っていないと、企業では働きづらくなっていくと思います。これまで組織がスタッフに求めるものは、どれだけ組織の一部としてワークできるかという価値でした。しかし、今はそこが逆転していて、自律した個に対して組織がどれだけフィットさせられるかという論調にシフトしてきています。つまり、自律している個人が前提という社会になっていくはずです。今回の研修で行ったようなストレングスファインダーで個々の才能を「見える化」することで、そういった個人開発を、もっと進めていきたいと思っています。


日々スピード感を持って変化する業務に対応できるマネージャーになる

Q:お二人の業務内容について教えてください。

早津:グリーアドバタイジングが通常の広告代理店事業と、グリーグループのデジタルマーケティング事業の両軸を担っており、私は代理店としてのマーケティング領域でマネジメントを行っています。グリーがもともとゲーム事業からスタートしておりますので、今でもスマホアプリにおけるマーケティングがメインです。くわえて、非ゲーム領域の分野にも取り組んでいるので、その領域も含めたデジタルマーケティングを行っています。

Q:今回のマネージャー研修に参加して、感じたことやこれから活かしていきたいといったことはありますか。

早津:今まで自分が日々の業務で、どういったことが得意なのか定性的に把握をしながら取り組んだり、マネジメントしてきましたが、今回ストレングスファインダーを受けて、自分の能力を言語化し把握する事ができました。メンバーから自身の強みと弱みがどう見えるか、認識できた事も良かったと思います。

舘野:特に今回の研修では自分の強みを補完するために、何をするべきかという話がありました。そういった部分はこれまで意識したことがなかったので、今後の業務に取り入れていきたいと思っています。


Q:マネージャーというポストに就いて、マネジメントの難しさについて感じることはありますか。

早津:Glossomという会社に特化した話で言うと、毎月のように部署名が変わっており、定常で同じ業務があるというわけではありません。日々変わっていく業務の中で、どうメンバーをマネジメントしていくかという難しさはありますね。

舘野:異業種から転職してくるメンバーも多いので、各個人でのベースが違うため、同じ業務をチームで行う場合でも共通認識を持ちにくい面があります。そのため、業務を伝える場合でもそれぞれ背景が違うことを前提として伝えなければならないので難しいところはあります。

Q:メンバーを動かすポジションであるマネージャーとして、これからどのようにチーム運営を行っていきたいですか。

早津:新しい案件が次々と入っている状況で、どう分担していこうか、というのが各部署の課題となっています。メンバー個人個人にタスクを落とし込んだとき、同じ方向に向いていくために、全体で士気を上げていこうということを意識しています。

舘野:私の部署は広告の運用業務を担当しているので、こちら主導で動くというよりは営業やマーケティングの人たちのサポートを推進するチームなんです。とすると、光が当たる部署ではなく、やりがいを感じにくい業務になりがち。なので、チームとしてはそういう位置付けではあるけど、各個人が自分の案件を進めているという意識を持ってもらうよう、コミュニケーションを密に取るようにしています。


Q:今後、Glossomで仕事していくうえで、どのような将来像を描いていますか。

早津:私は2016年にGlossomに転職してきたのですが、それまでは紙媒体で仕事をしていました。他のメンバーに比べてインターネット事業に携わったのが遅かったので、そのぶん何でもがむしゃらにやってこられたという面があります。インターネット広告事業は今後も伸び続けていくし、私と同じように未経験からこの業界に入ってくる人も増えると思いますので、そういった方の市場価値を向上していければいいなと思っています。

舘野:私は入社して1年ちょっとなのですが、本当に会社内の変化が激しくて、入社当初は何も整っていない状況でした。この1年は仕組みというかベースを作るという業務に取り組んできて、先々どうなりたいというところまで頭が回らなかったというのが本音です。今後は、きちんとベースを整えて、どんなメンバーでも負荷なくクオリティーの高い運用・サービスを提供できるチームにしていきたいと思っています。


◆Glossom株式会社について

デジタルシフトが加速するクライアント企業のマーケティング活動を総合的に支援しています。グリーグループとしてのモバイルインターネット事業における深い経験と自社テクノロジーの開発を強みとして、広告代理事業やクリエイティブ機能に加え、複数のADプロダクト、SSP、DMPを展開しています。
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