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新卒ブログ|アフリカの社会起業家と共に社会を変える

※2022年4月入社時の内容です

初めまして、木村優花と申します!このブログに訪れてくださった皆さんに感謝しています。

私は「ウガンダの貧困解決のために起業した現地の若者が十分なサポートを受けられない問題を解決し、彼らと共にウガンダを内側からよくするため」ボーダレスジャパンにジョインしました。


ウガンダの日常風景

今日はこんな平凡な私が「どうして社会起業家に?!」ということを少しでも知ってもらえれば嬉しいです。

<目次>
1.どうして生まれながらに差があるのだろう?
2.まだ私は何も変えていない
3.これぞ私の役目!
4.ボーダレスジャパンで取り組む理由
5.最後に

1.どうして生まれながらに差があるのだろう?

保育園時代、私が今でも一番大切にしている価値観に出逢います。

それは「人は誰しも望まれて生まれてきている」ということです。

私が通っていた保育園はキリスト教系だったのですが、物心ついた頃からそう教えてもらっていました。この価値観が今でも私の根底にあります。

そう教えられていたものの、世の中みんながそんなうまくはいきません(笑)
ですが当時の私はその価値観が正義だったため、UNICEFなどのメディアで自分と同じくらいの年齢の子供たちが食べ物を食べられず飢餓になっている姿にとても衝撃を受けました。

「どうして望まれて生まれてきているはずなのに、そうでない人がいるのだろう」という疑問を感じていました。

小学生・中学生になっても疑問は続きました。
学校でエコキャップ運動という、ペットボトルのキャップを収集しそのリサイクルで発生した利益を、発展途上国の子ども向けワクチン代として寄付する活動がありました。

みんなが家から沢山のキャップを持ち寄り、”ワクチン◯本になりました!良かった!”とても良い気分になりましたが、私には少し違和感がありました。

それは「みんながゴミになるはずだったもので救えてしまう命ってなんなんだろう」ということでした。

これらの経験から私は次第に、生まれながらにある差に対して自分は何ができるのだろうと思い国際協力に興味を持ち始めました。

2.まだ私は何も変えていない

大学生になってからは、晴れていろいろな挑戦ができると思い、社会起業家育成プログラム、北海道での農業インターンシップ、そしてようやく長年の夢であった国際協力に関わるため学生団体に所属しました。


(京都で社会起業家育成をしているtalikiのピッチイベントでの様子)

私が国際協力に携わるため所属した学生団体はNPO法人アイセック・ジャパンという団体で、世界126以上の国と地域に4万人以上の会員を有するかなり大規模な学生団体でした。
その学生団体の「平和で人々の可能性が最大限発揮された社会の実現」という理念に大共感して入会を決意し、晴れて私は「海外の学生を日本の企業にインターンさせる事業」の担当させていただくことになりました。

事業プランニング・受け入れてくれる企業さんとの交渉・インターン運営などを行わせていただき、とても充実した活動だったのですが、やりきったのち最後に私の中で残っていたのは変わらず「生まれながらにある差に対し自分は何ができるのだろう」ということでした。

「まだ私は何も変えていない」

そう思った私は「生まれながらにある差」に対し自分はどれだけ直接インパクトを与えられるかの答えを探すため、大共感していた学生団体を辞めて自分探しの旅に出かけました。


(インターン生との交流の様子)

3.これぞ私の役目!

こんな私を社会起業へと向けてくれたのはウガンダに関する2つの出来事からでした。

(1)ウガンダ都市部の貧困層に向けての食糧支援プロジェクト

既に辞めていた学生団体でウガンダのインターンを担当している部署があったのですが、ウガンダ側からの要請で私を含めた3人で食糧支援プロジェクトを始めることになりました。

対象はウガンダ都市でその日暮しをしている貧困層でコロナ禍のロックダウンにより外に出られずお金がないため食糧難になったという状況でしたが、結果30万円分もの食糧を届けることができました。

特に食糧が届き感動するお母さんのことは忘れられません。
私はやはり自分自身で直接インパクトを及ぼしたいのだと再確認することができました。


(届けられた食糧)


(食糧が届いたことで子供たちや家族の安心を喜び涙するお母さん)

(2)ウガンダの若手社会起業家の育成プロジェクト

既に辞めていた学生団体のウガンダ支部の数人から、社会課題解決のために起業したのだが何か日本からサポートしてもらえないかという話がきておりそちらにも携わることになりました。

話を聞くなかで、彼らが大学を卒業してすぐにウガンダの社会課題解決のため起業したこと、また彼らの自国をよくしたい・困っている人々を助けたいという思いと行動が本気だということが分かってきました。今までどうやって国際協力に携わろうか悩んでいた私には衝撃的でした。

私たちが与えなくても彼らは自分達の国をよくしたいと思っている。
私がするべきなのは自国をよくしたいと思っている社会起業家と共にウガンダを内側からよくしていくことなのではないかと気づきました。

さてやりたいことが見つかった。
しかし、既存の国際協力はあくまで国益のため、またアフリカに進出しているソーシャルビジネス系団体や投資会社も現地の社会起業家を育てるというよりも、アフリカをフィールドにしている高い技術力を持った海外の起業家への投資ばかりでした。

「育てる」という行為は短期的にはとても非効率です。たくさん労力がかかるし、育てても必ず成功するとも限らない。
しかし、「与える」とは違い「育てる」は彼らが自分達の国を変える力を育むこと、その結果彼らが望む形で自分達の国を発展させる選択肢を作ることでもあります。

私はこの一見非効率ですが絶対に価値のある事業をどうしても実現したくて、ボーダレス・ジャパンにエントリーすることに決めました。

4.ボーダレス・ジャパンで取り組む理由

ボーダレス・ジャパンは、私の行いたい事業のような非効率のため取り残された社会課題を解決するために作られた、ソーシャルビジネスしかやらない会社です。

また、それぞれの会社の売上の一部を次の社会課題解決のために使う「恩送り」という素晴らしいシステムがあることも魅力の一つです。

私にとっては、これまで沢山の社会起業家を輩出している社会起業家育成の大先輩「ボーダレス・ジャパン」を身近で勉強させてもらいながら、自分の事業に活かせる環境はここしかありません。

このような挑戦の舞台に立てることをとても嬉しく思います。

5.最後に

あるウガンダの社会起業家がくれた言葉をご紹介します。
「I need you and you need me too. 」

私は決して一人ではありません。
ウガンダの社会起業家を一人でも多く輩出し、彼らと一緒により多くの社会問題が最速で解決されるようにこれからも全力で挑んでいきます!!

応援よろしくお願い致します!!

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