なにをやっているのか
支援地域の子どもたちとWVJスタッフ(ルワンダ)
WVの支援によって再建された学校のグランドオープンを喜ぶ子どもたち(ハイチ)
ワールド・ビジョン(WV)は、キリスト教精神に基づいて、開発援助、緊急人道支援、アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う 世界最大規模の 国際 NGOであり、ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、WVの日本事務所として1987年に設立されました。
すべての子どもが生まれた場所や置かれた状況に関係なく「豊かないのち」を生きていける、そんな世界の実現を目指し、キリスト教精神に基づくさまざまな活動を約 100カ国で展開し ています。皆さまからのご支援は一粒の種となり、子どもたちやご支援者の生きる力となって芽吹き、やがて世界を豊かないのちで充たしていく。この未来への確信をもって、私たちは活動しています。
■活動の三本柱
私たちの活動は、大きく 3つの柱に基づいています。貧困に苦しむ地域で子どもたちや地域全体の生活を改善する開発援助(チャイルド・スポンサーシップによる事業等)、紛争や災害時に命を守り復興を支える緊急人道支援、貧困や紛争の根本原因について声を上げ政府や市民社会に働きかけるアドボカシーです。
■アドボカシーとは
貧困や紛争の原因について声を上げ、その解決のためにできることを政府や市民社会に知らせ、行動を起こすよう働きかけること。ワールド・ビジョンでは、子どもにとって世界が安全公正な場所になることを目指して、政府・国際機関への提言活動、市民社会に向けた啓発キャンペーン、また支援地域での啓発活動等、さまざまな 形でアドボカシーを行っています。
なぜやるのか
私たちが実施している事業は、"Child Well-being"(子どもたちの健やかな成長)を目的としています。
具体的には、子どもたちが
●心身ともに健やかに成長し、
●良好な社会・人間関係を築き、
●尊重・保護され、
●社会に参加する機会を持ち、
●社会的公正を実感できる
ことを目指し、活動しています。
どうやっているのか
■チャイルド・スポンサーシップ
チャイルド・スポンサーシップによる支援は、一人の子どもだけを対象にしたお金や物を提供する支援ではありません。そこに住む子どもたちが健やかに成長できる持続可能な環境を整えていけるよう、支援地域の人々とともに水衛生、保健・栄養、教育、生計向上、子どもの保護等の地域の課題に取り組みます。
活動の成果を地域の人々自身が将来にわたって維持し、さらに発展できるように、人材や住民組織の育成にも力を入れています。
■募金や他団体との連携による事業
ご支援者の方からの募金や、日本政府からの補助金、他団体との連携による事業を実施しています。
紛争、災害といった危機の中にある子どもたちや人々へ迅速に支援を届けています。
【事業例】
- 難民居住地における初等教育環境改善事業
- ウクライナ危機対応
- トルコ・シリア大地震緊急支援
- 食糧・栄養支援事業 など
■日本国内での事業
2023年度から取り組みを拡充し、日本の子どもたちの豊かな成長に貢献するための活動を展開しています。
【事業例】
- 中野区子ども支援事業(子どもたちの居場所づくりを推進)
- 入学お祝い金事業(中学・高校への入学者100人にお祝い金をお渡し) など