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この記事はこのような方にオススメです!
- エンジニアの働き方や業務内容、チームの雰囲気について興味がある方
- Wizleapの社内雰囲気、フルリモートの業務環境に興味のある方
今回はエンジニアとして活躍する壱誠さんにインタビュー。
リードエンジニアとしてメンバーを引っ張る存在の壱誠さん。入社の経緯やエンジニアとして働く楽しさ、プログラミングの魅力について伺っていきます!
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まずは簡単な自己紹介をお願いします!
林 壱誠と申します。Wizleapには2022年4月、1社目でWizleapにジョインしました。
エンジニアを志すまでは、音楽に熱中していました。
中学から高校まで合唱をしていて、コンクールに出場したり、コンサートをしたりしていました。
大学生時代もずっと音楽をやっていて、作曲などをしていました。音楽を仕事をすることも考えましたが、ある時それは厳しいと思ったタイミングがあり、その時にプログラミングを本気でやろうと思うようになりました。
音楽を作る関係で元々プログラミングをすることがあったので、興味もありましたし、面白いなと思っていたので、エンジニアになろうと決めました!
がっつりと1年間の修行期間を経たのち、2022年4月にWizleapに入社しました。
元々は音楽をやっていらっしゃったんですね!どういった経緯で入社したんでしょうか?
就活を始める前に登録したWantedlyで木太久さんからスカウトを受け、話をしていく中で入社したいと思うようになりました。
色々な業界の企業からお声がけいただいたのですが、その中でも特に金融業界のことは微塵もわかっていなかったんです。わからないが故に、就活を進める中で、自然の自分の中の選択肢から排除してしまっていた業界でもありました。だからこそ金融サービスを展開しているWizleapからスカウトが来た時は新鮮味があり、まずは話を聞いてみようと思いました。
スカウトは出会いや可能性を増やしてくれる機会でもありますよね!入社の決め手は何でしたか?
入社を決めたのには2つの理由があります。修業期間で得た技術をそのまま生かせると思ったこと。もう1つは先ほどお話したように、金融業界とは無縁だと思っていたところに突然舞い込んだ出会いで、その意外性に惹かれたことです。
元々特に業界や会社規模にこだわらず幅広くいろんな企業を見ていたので、金融業界に対する抵抗もありませんでした。
入社まで、CTO木太久さん、CEO谷川さんと合計3回は面談しましたね。
面談の中で、「ベンチャー企業なのでまだトップオブトップのスペシャリストがいるわけではなく、そういった方からレビューを受けられる環境ではない」と聞きました。
確かに当時のメンバーは技術的に明るいメンバーは多くはなかったのですが、むしろその時は「仮に強い人がいなかったとしても、みんなで強くなればいいじゃない」とお話しました。実際その通りに自分が動ける環境を用意してくださり、メンバーの意欲の高さも相まって、ジョインした当時と比べると皆さんとんでもないレベルまで成長してきました。今もそのマインドがずっと続いているので、日々チーム全体で成長しています!
みんなで強くなる、とてもかっこいいです!では、現在の業務内容&1日の流れを教えてください。
「1日の流れ」は流動的ですね。先週やっていたことが今週はまるっと変わる、なんてこともあります。
基本的には9:00~18:00で稼働していますが、リリースの際は業務が増えるので、朝から晩までみっちり作業するときもあります。稼働時間が増えた分は、作業が落ち着いたタイミングで半休をとったり、フレックス制を活用して調整しています!
現在メインで担当しているのは、新規事業であるSaaSプロダクト:MCマーケットクラウドの技術責任者のような業務です。他の事業も技術で困ったことがあれば入り込んでアドバイスをすることもあります。
主に持っているボールとしては、
- Bizサイドとの技術的な窓口
- エンジニアメンバーに開発タスクを渡すために、ソフトウェアのシステムデザインを定義する
- 他メンバーが定義したシステムデザインのチェック
- 他メンバーのコードレビュー
です。たまに、自分でコードを書いてソフトウェアを作ることもありますね。セキュリティ/インフラも少し触りますが、ここに関しては自分よりも詳しい方がいらっしゃるので、サポートとして補修/整備/運用等を行っています。
これまで技術面で苦労したことはありましたか?
そうですね、今苦労しているのは外から見えるソフトウェアの品質向上のために、ソフトウェアの設計やドキュメンテーションといった内部品質を保証することですね。
Wizleapのバリューのひとつに「初動WOW」があります。エンジニアチームも早くリリースを進めることは価値観として持っているのですが、一方で、これは諸刃の剣であると感じています。
スピードに賭けられているトレードオフを無視してリリースまで最短ルートで進めてしまうと、リリース後にバグが見つかったり、中長期の保守性がおざなりになってしまったり、実はセキュリティホールが潜んでいたり、、といった具合でソフトウェアに大きな欠陥を持った状態でリリースされてしまいます。
ですので、自分たちが求めるソフトウエアの品質ってなんだっけ?正しい価値提供とは?という本質の部分をチームで突き詰めるようにしています。特にここ直近半年間は注力して考えるように意識してきました。
先ほどシステムデザインのタスクがあるとお話しましたが、それはこの議論からやろうと決めた事なので、実はかなり新しい取り組みなんです。
このソフトウェアの設計に力を入れたいのですが、これをできるのが今のところ私1人しかいないので、他のタスクをこなしつつ、全ての要件のシステムデザインもこなすのは時間的に難しいです。なので、チームでシステムデザインに取り組める体制を作るために、他のメンバーの「抽象的にソフトウェアを考え、表現するスキル」をさらに伸ばしていくことに注力しています。エンジニア風に言うと、「プログラミングの考え方、設計の仕方をインストールしている」最中ですね。「今苦労しているところ」から、「次の新たな未来へ向かう話」でした!
新たな未来へ向かうお話が聞けて、さらに強くなっていくWizleapが想像できました!どんなところに楽しさややりがいを感じますか?成長を実感したことはありましたか?
ソフトウェアを明確に定義すること、抽象化すること、言語化すること、設計したソフトが目的通りに動くこと、全てに面白みを感じています。設計が趣味みたいなところがありますね(笑)
少し技術的な話になるのですが、DDD (Domain-Driven Design)の考え方を初めて知った時はとても感動しました。ドメインからソフトウェア作りを始めて、ドメインを理解するためのモデルをPdM(プロダクトマネージャー)やエンジニアで協議しながら作りこみ、作り上げた抽象から実際のソフトウェアとして動くよう段々と具体的な表現へ落とし込んでいって、最後に表現したものを全部ガチャンと組み合わせた時に、全てが噛み合って動き出す、、こうしたことを考えて開発していくその過程も含め全てが面白いです!
プログラミングはロジックでもあり、芸術でもあると思っています。でも、プログラムが論理的な説得力やコードの美しさを持っていたとしても、それが必ずしもエンジニアにとって保守・運用しやすい形になっているとは限りません。ビジネスでは実用性も求められるので、そこも踏まえて作っていく。そういった観点が求められるのも面白みがあるところですね。
壱誠さんは本当にエンジニアのお仕事がお好きなんですね!Wizleapでは具体的にどのようにドメインモデリングやシステムデザインを行っているんでしょうか?
設計がスタートするのは、PdMからユーザーの課題や、それをソフトウェアでどのように解決するかなどを要求・要件定義を通してエンジニアに共有し始めたあたりからですね。
エンジニア視点でその要件が矛盾なく実現可能かのチェックや、おおよそどのくらい工数が掛かりそうかなどを考えながら、要求・要件定義の咀嚼を行います。
ある程度インプットが終わったら、本格的に設計を作り始めます。
まず、私たちが作っているものはいわゆるSaaSプロダクトです。ユーザーはブラウザを通してそのソフトウェアを利用することになるので、必然的にユーザーとブラウザの間には対話が発生します。例えば、何かの検索欄に文字を入力したらデータの絞り込みが行える、といったものですね。
要件をプログラムを落とし込むには、どういった対話が発生するのかを把握しないといけません。そのために、私たちはMarmaidを使ってシーケンス図を作成しています。
これによって、ユーザーが体験する主なストーリーを図に起こしつつ、同時にブラウザとサーバー間でどういった通信を行えば要件が実現できるかの洗い出しも行うことで、全体的な対話の流れを把握できるようになります。
シーケンス図が確定しますと、今度はブラウザとサーバーの通信に視点が向きます。
どういった通信が必要なのかが把握できれば、今度はその具体的な中身の仕様を確定させる必要が出てきます。私たちはこれをOpenAPIを使って定義しています。
OpenAPIはいわばブラウザとサーバーの約束事で、この約束を守るようにそれぞれのシステムを実装すれば理論上ソフトウェアとして正しく動くので、この約束事をもとにフロント・バックそれぞれのエンジニアが開発を進めます。
あとはデータの保存形式を決めるためにデータベースのテーブル設計を行ったり、新しくサーバーを立てたり、インフラを変更する必要があれば、適宜AWSのシステム構成図を作成します。
このあたりを確定させてから、実装のスタートを切るようにしています。
他にも重要なこととして、エンジニアが設計や実装を行っている裏では、QAエンジニアの方がテストケースの作成を行っています。
実際にバックエンドとフロントエンドをくっつけたときに、そのソフトウェアが正しく動いていることを保証する必要がありますが、正しさを保証するためには、「正しさの定義」が基準として必要になります。
テストケースがまさにその役割を担っていて、極力ユーザーが取り得る行動をすべて網羅するように作成し、スプリントレビューやリリース前の最終チェックでソフトウェアの正確さを担保できるようにしています。
実際はここまできれいに設計・開発が進むことはないのですが、大まかにはこういった流れで行っております。
なるほど、とてもわかりやすくご説明いただきありがとうございます。どのようにしてプロダクトが出来上がっていくのか、よく理解できました!
では業務内容以外のお話も聞かせてください!入社前と入社してからのギャップはありましたか?
特にありませんでしたが、強いて言うなら、対人関係があまり得意ではないので「もし業務で失敗したら、激詰めされるのは嫌だな〜」と思っていたんですが、全くそういったことは起こりませんでした(笑)良いギャップでした(笑)
良い人しかいないので安心して働けております!
フルリモートでの業務はどうですか?スムーズに作業できていますか?
基本的に毎日フルリモートで働いていますが、不都合なことや困りごともなく仕事ができています。
人によっては人と接することが減るので寂しく思う人もいると思うのですが、Slackで常にメンバー間でコミュニケーションは取れていますし、技術に関して議論をするために突発的にミーティングが始まったりすることも日常茶飯事です。しっかりコミュニケーションが取れているからこそ、リモートでも不都合は感じないのだと思います。
業務とプライベートの両立はできていますか?
業務とプライベートの棲み分けはしっかりできています。
休日は音楽をやったり、本(主に哲学関連)を読んだり、自転車に乗ってサイクリングに出かけたりしています。
プログラミングが好きなので、趣味で休日もやっています。
プライベートも充実していて良いですね!!社内やエンジニアチームの雰囲気はどうでしょう?
社内全体として、明るい方が多いと思います。ポジティブな考えのメンバーが多いので、とても雰囲気が良いです。
エンジニアメンバーもいい意味でエンジニアっぽくない、明るい人達ばかりです。
毎週水曜日に週次報告会、毎週月・金曜日にエンジニア勉強会をしています。ソフトウェア開発のフロー設計勉強会だったり、コードレビュー会だったり、みんな勉強会にも意欲的です!
Wizleapは明るくてオープンマインドなメンバーが多いですよね!壱誠さんが今後深めていきたい技術や描いているキャリアプランはありますか?
やりたいことは色々ありますが、設計の考え方をもっと知りたいです。
個人開発でHaskellやF#といった関数型言語を使うことがあるのですが、そういったパラダイムでコードレベルのドメインモデリングをうまく行えるようになりたいです。ただ、ゴリゴリに関数型言語を扱えるほど修めた身ではないので、理論を勉強しつつ、関数型プログラミングも極めていきたいですね。
また、Cloudflareを使ったフロントエンド/バックエンドのインフラ構築に興味があり、個人開発で使いながら勉強しています。技術として非常に面白いと思うので、どこかで使う機会があると嬉しいですね。
最後に、Wizleapに興味を持っている方々に一言おねがいします!
ベンチャーから大企業にステップアップするフェーズなので、そういったフェーズの会社・チームに興味がある方は間違いなく合うと思います!
これまでの技術負債を解消してきたので、ソフトウェアを適切に管理できる体制にちょうどシフトしていくタイミングです。チームも会社も大企業クラスになっていく過程を一緒に楽しめる方がいれば是非ジョイン頂きたいです。
対人関係に不安がある方も、怯えずに応募いただき、カジュアル面談などでぜひ会社やチームの雰囲気についてお話できればと思います。
壱誠さん、ありがとうございました!
壱誠さんのようにエンジニア職に対して熱量のある、成長したい方が応募してくださると嬉しいですね!
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今回は壱誠さんからWizleapに入社したきっかけや現在の業務内容、プログラミングの魅力についてお話しいただきました。
みなさま、ここまでご拝読くださりありがとうございます。
Wizleapではフルリモートでできるエンジニア職をはじめ、多数のポジションで鋭意採用中です。少しでもご興味を持っていただけましたら、気軽にカジュアル面談を申し込んでいただけると嬉しいです。心よりお待ちしております。