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はじめまして。
株式会社ウィメックスの広報担当です。
今回は、ウィメックスの代表取締役社長である中嶋利英に、当社の創業ストーリーや仕事に対する想い、今後のビジョンについて話を聞きしました。
株式会社ウィメックスは、グループ会社の株式会社ジークスで活躍できるエンジニア育成のために設立されましたが、他社とは違う条件でエンジニア募集を行っており、現在多数のご応募をいただいています。
そんな当社の事業や、求職者に対する熱い想いについて、余すことなくお伝えしますので、最後まで読んでいただけますと幸いです。
単なるモノ売りから付加価値を付ける事に興味を持ちはじめた会社員時代
―まずは、中嶋社長の経歴を教えてください。
大学卒業後は、工作機械、産業機器、機械工具などの「生産財」と、住宅設備機器、家庭機器などの「消費財」の大手専門商社に営業職として入社しました。
当時は、普及し始めてきたFAXやパソコンなどのOA機器を卸す仕事をしていました。
しかし、段々とハードウェアからソフトウェアへ付加価値をつけるビジネスに興味を持ち、卸先の販売店向けに販売管理の仕組みをパッケージにして売る事業を軸に社内ベンチャーとして任され、別会社を設立することになりました。それが29歳の頃でした。
その後、事業は徐々に波に乗り、全国で400社ほどに導入していただきました。
しかし、事業自体は成功したものの、会社の方針で商社として本業の、モノを流通させる事業に戻ることになってしまいました。当時の私は、モノを流通させる事よりも付加価値のあるシステムを自分で作ることが楽しくなってきていたので、これを機に退職を決意しました。
―退職して出会ったのが、株式会社ジークスですか?
そうです。38歳で出会い、大阪支社長として入社しました。システム開発の中でも、WEB開発やデザインといったオープン系の仕事が多いというところに、魅力を感じましたね。
ジークスは、福井で創業した元デザイン会社という、ちょっと変わった生い立ちが特徴のシステム開発会社です。1995年の日本でインターネットの普及が始まった当時は、ジークスのようなデザインが出来る会社にWebサイトの作成を依頼する企業が多くありました。その後、単なる静的なページ作成からバックエンドにDBが紐付き、システムとして開発するというような依頼が増え始め、それに比例して、エンジニアも増えていった会社なんです。
だから、デザインはもちろん、UI/UXを組み込んだシステム開発など、全ての工程を100%自社でできるのがジークスの強みです。そのため、社員数100名の規模でありながら、大手の案件が多く、依頼数も年々増加していきました。当然、自社だけではエンジニアが足りず、人を募集していますが、エンジニアはどの会社でも不足しているのが実情です。そこで、「自分たちでエンジニアを育てる会社を作って、人材不足を解消していけば良い」との考えから、株式会社ウィメックスが誕生することになりました。
学歴も年齢も関係ない。必要なのは適性と本気の想いだけ!
ただ、ジークスと同じ条件で募集をかけても応募は集まりません。
そこで、今の時代だからこそセカンドキャリアに特化した会社にしようと考えました。
まずは、経験者・学歴・年齢といった条件を全て取り払いました。未経験者でもOK!として技術は入社後に1から教えていくスタイルです。その代わり、給料は大卒の初任給と同程度という条件で募集を始めました。
―経験者を求める企業が多い中、そうした施策は思い切った取り組みですね。
そうですね、大きなチャレンジではありましたが、結果的にこれまで様々な背景を持った方が応募してきてくれました。
元公務員や運送業、料理人など様々な職種や学校を卒業後に夢を追いかけながらフリーターをやっていた方など。
もちろん、プログラマーとしての素養があるかどうかは見極めなくてはいけないので、応募者にはエンジニア適性テストを受けてもらっています。
あとは、「本気かどうか」というその方の想いを大事にしています。
過去の職種は問いません。これまでなんとなく生きてきた人、家庭の事情でやりたいことができなかった人、打ち込めるものが見つけられなかった人たちが自分の生きる道と真正面から向き合っていけるのかどうかが大切だと思っています。適性があって、そんな強い想いを持っている人なら、どなたでも積極的に採用しています。
とにかく良いエンジニアを育成したい一心なので、他社のようにいきなり一人で外に出て勉強してこいということも絶対にしません。入社後3ヶ月間設けている新人研修期間に外部研修で基礎からしっかり学んでもらいます。社外研修後は、社内で案件に携わりながらOJTで技術を磨き、1年である程度自分でコードが書けるまでに育てています。
実務未経験からエンジニアの才能を開花させ、他社から声のかかった人は、その人の価値が認められたと思っています。私達は、あくまで彼らのセカンドキャリアを応援していきたいと考えています。
もちろん、ウィメックスに在籍し続けてくれるのが一番嬉しいです。さらに上流の仕事をしたければジークスに転籍することもできます。逆も然りで、実際にエンジニアとして技術を極めたかったジークスの社員が、ウィメックスにキャリアチェンジしてきたケースもあります。一人ひとりに合ったキャリアアップやキャリアパスを用意できる体制が整っているので、一緒に考えていくことができれば良いと考えています。
「人」と「人」のかかわりを大切に。
―中嶋社長が、仕事で大切にしていることはなんですか?
一番大切にしているのは「人」と「人」との接点を大事にしています。
営業でも、最近はシステマチックになってきていますよね。仕事は回るのですが、しかし何かが違うと最近感じ始めています。温度感が分からないというか。
そう感じたのは、お客様へのアプリ開発のコンペに参加した時でした。選考で最終の2社に残ったのですが、お客様の結論がなかなか出ず、もどかしい想いをしていました。だから直接会いに行ったんです、新幹線に乗って(笑)。話を聞いているとオンライン会議のため各社の雰囲気が分からず、決めかねていたようでしたが最終的に、その提案はジークスに発注が決まりました。
これは、やはり「会う」ことが大事なんだと感じた出来事でした。
―お客さんや、社員の方とどのような形でコミュニケーションを取られているのですか?
最近は、歳をとったので少し控えていますが、お客様や社員とはよく飲みに行きますよ。
社内でのコミュニケーションをもっと大切にしていきたいと、最近「らんらんランチ」という福利厚生制度をスタートさせました。社員同士でランチに行くなら、1人につき1,000円まで会社がサポートします(回数上限あり)という制度です。
特に当社のエンジニアは、入社から1年以上の社員を対象に在宅勤務が可能になるため、出社日数がこれまでの半分になることがあります。そのため、こういった対面でのコミュニケーションを大切にしていきたいと考えていますね。
個々の可能性を伸ばしていける会社に。
―最後に、中嶋社長の今後の目標を教えてください。
現在、社員は15名ほどですが、さらに人数を増やして規模を大きくしていきたいですね。
会社を大きくすることで見えてくる世界もありますし、大きくならないとできない仕事もあると思います。現在は、ジークス中心に仕事を請負っていますが、今後はジークス以外の企業との関係も築き、請負だけではなくSESを中心として、幅広い領域に人材の活躍の場を広げたいと思っています。
事業としてどうなりたいというよりも、“技術を持った人が育つ環境をもっと整えていきたい”という想いが、私の根底にはあります。これまでの人生で様々な苦労を経験してきた人達が、秘められた可能性を伸ばしていく場所づくりをこれからさらに考えていきたいですね。
≪インタビューを終えて≫
時に温かく、時に厳しく、社員一人ひとりの成長を一番に考えている中嶋社長。そんな社長の元だからこそ、それぞれが個性を発揮しながら、活き活きと研修や業務に専念できているのではないかと感じます。
「なにがなんでも手に職をつけたい」
「自分の中の別の可能性を見出したい」
「社員を大事にし、その成長を支援してくれる会社で働きたい」
このような想いを抱きながら 転職活動や求職活動をしている方は、ぜひ一度、株式会社ウィメックスの【話を聞きたい】ボタンを押してみてください。