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プロダクトが、ちゃんとかっこよく変わるまで関わり続けたい。Googleを経てWHILLに戻ったブランド担当者が今思うこと。

ープロフィールを簡単に教えて下さい。

アメリカのシリコンバレーに6年在住した後、最近日本に帰国しました。アメリカでは Google 本社の Nest ブランドのマーケティングに関わり、帰国するタイミングで、WHILL に出戻りしました。京都で生まれ育った、父が日本人、母がアメリカ人のハーフです。

ーWHILLを知った経緯や入社した経緯はどのようなものだったのでしょうか?

サンフランシスコにいる時、以前から気になっていたWHILLが近くでオフィスを立ち上げたことを知りました。もともとプロダクトデザインを学んだということもあり、テック系でもハードウェアに興味があったこと、と、実は父が車椅子ユーザーで、その何十年も変わっていないデザイン性に違和感をもっていたことなどで興味を持ち、ホームページから連絡を取ってみたら、直後に杉江さんからぜひお会いしましょうと連絡がありました。当時はWHILLの創業メンバーが、Tech Shopというコワーキングスペースで、初号機WHILL Model Aのプロトタイプを作っていたころで、週末などボランティア的なお手伝いを経て、2014年1月に正式入社しました。

入社後は、WHILL USのマーケティングディレクターとして、WHILL Model AやFDA認可を取得したWHILL Model Mのお披露目、販促、PRなど幅広くカバーしました。

ーその後、新天地へ。どのような心境によるものでしたか。

2017年、せっかくシリコンバレーにいるので、テック業界のなかでも世界最高峰の会社で修行しようと、Googleグループに入社しました。Google傘下のNestという、スマートスピーカーやサーモスタットなどIoT機器を開発する会社で、二年間、北米の大型量販店などでの、ディスプレイ・マーケティングなどに携わっていました。

ーGoogleで学んだカルチャーや働き方はどのようなものでしたか?

カルチャー面では、”Googly”ということがよく言われていました。これは、Googleらしさを忘れず仕事しよう、という意味で、たとえば会議などでも淡々と無愛想に進めるのではなくて、Googleらしく楽しみながら進めようと。テック系のプロダクトを開発してはいるけれども、その向こう側にも必ず人がいることを忘れずに仕事をしよう、というのが共通認識でした。

Googleはいろいろなプロジェクトの進み方が早く、なかでも、私がいた部門は、Googleの中でも新規事業だったので、成果をあげるため、アジャイルかつクイックに、複数の部門と仕事をすすめる必要がありました。そのような中では、いろいろな人と足並みをそろえないとプロジェクトが進みません。そんなときにも、人としての付きあいやすさを重視したり、人間同士で仕事をしていることを忘れないカルチャーは、プロジェクトの進み方にも良い影響を与えていたと思います。

ーそして2019年にWHILLに戻ってこられました。

家族の事情で実家がある京都に戻ることになりました。杉江さんとはWHILL退社後にもちょくちょく連絡をとっていたので、日本に帰ることを告げると、当時グローバルに展開していたのですが、その中でブランディングとしての課題があり、各国の足並みを進めブランド統一ができる人を探しているから、来ない?と誘ってもらいました。

ちょうどWHILL全体としても、ヨーロッパやAPACへの展開を加速していく時期でしたし、MaaSやモビリティのプラットフォーマーとして、会社が新たなステージにいくタイミングでもありましたので、会社としてグローバルにアイデンティティを固めていく時期なのではないかなと。そこに自分の経験が生きるのではないかな、と思い、WHILLにもう一度ジョインすることを決めました。

あとは京都オフィス勤務がOKだったことも決め手です。今まで海外生活が長かったので帰国してから家族が日本の生活に慣れるのに時間がかかります。その上共働きなので子供の送り迎えなど必要な時は家の近くに居ながらサポートできるのがプラスです。

近くのカフェで仕事をすることも多い

ー今後の人生で成し遂げたいことを教えて下さい。

毎日使うもの、毎日目に触れるものを美しくしたいという思いがあります。前職でも、多くの人の家にあるのに、デザインに進化が起こらなかったサーモスタットを、インテリアのオブジェ的にデザインし直したところに大きな魅力を感じました。

また、日本に戻ってきたのも家族のためなのですが、父親の車椅子が少しだけ、デザイン面で周りのものと違和感があるということが、ずっと引っかかっていました。インテリアがいい感じのリビングでくつろいでいるシーンや、家族でおしゃれして出かける時、車椅子だけがちょっと違った感じになるんですね。毎日使って、毎日、利用者も周りの人も目にするものなのに、なぜデザインが変わっていないのだろう、という思いが今も原点です。そういったプロダクトが、ちゃんとかっこよく変わるまで、関わり続けたいと思っています。

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新規事業開発部メンバーと共に、デジタルマーケティング領域に関わるシステム開発のディレクション、デジタルプロモーションの戦略立案/実行まで一貫して行って頂きます。

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