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エンジニアになるためにあると良いスキルって何ですか? 【社長に聞いてみた。#2】

「社長に聞いてみた。」第2回の今回は、エンジニアになるためにあると良いスキルについてお聞きしました。

社風である「風通しの良さ」も感じられる、包み隠さずオープンにお話しいただいた内容をどうぞお楽しみください。

前回は堀越さんが未経験からエンジニアになった経緯などをお聞きしましたが、そんな堀越さんの考えるエンジニアになるためにあると良いスキルとは何でしょうか?

※前回のインタビューはこちら↓
https://www.wantedly.com/companies/wd_20201210/post_articles/546228

まずここでいうエンジニアとは、システムエンジニアの話になりますね。簡単なPC操作ができるというのは大前提だから、ここでは触れずに話を進めましょう。料理人を目指すのに、包丁に触れたことがないというのと同じだからね。(笑)

システムエンジニアが他の技術職と違うのは、目に見えないサイバー空間にある情報を扱うというところです。この情報というのはとても抽象的なものですが、そんな多くの抽象的な情報を取りまとめて、お客様の問題解決をするのがシステムエンジニアの仕事になります。

なのでまずは情報を整理する力が大切です。「分かるとは分けること」というのは良く言ったもので、同じものをまとめたり、違うものを分けたりする力のことです。


情報を整理する力…論理的思考力ということでしょうか?

そう、まさに論理的思考力のこと。ただ論理的思考力だけでは仕事にはならず、それに加えてお客様の問題解決をするための抽象的思考力も必要です。別の言い方をすると問題解決能力。これがコンピュータと人間との違いでもある。

元々コンピュータは人間の脳の代わりをさせるために作られ、人間にとって手間のかかる面倒な作業を高速でやってくれるものです。スーパーコンピュータが円周率を計算するみたいなことですね。ただ、コンピュータは論理的思考はできても抽象的思考はできない。


でも最近はChatGPTのようなAIがどんどん出てきていて、エンジニアの仕事がなくなるみたいなことも言われていますよね。

確かにAIやノーコードのような技術が出てくることでエンジニアの仕事がなくなるなんて言われてるけど、私はそうはならないと思っています。なぜならチューリングの定理ライスの定理といった計算不可能性定理で証明されているから。

簡単に言うと、プログラムは動かすまではその結果が分からない。だからAIが生成したプログラムも本当に動くかは分からないということ。AIの技術力がプログラムを書ける日が、もしかしたら来るかも知れないけど、技術は進歩するしね。最新技術を常にAIが学習できる訳ではないと思います。少し話が逸れてしまうし詳しくすると長くなるので、興味があれば調べてみて。


論理的思考力以外にはどうでしょうか?

先程話した問題解決能力の一部でもありますが、調べる力ですね。エンジニアの技術に関してはインターネットで調べることができるので、仕事で問題にぶち当たったらそうやって調べて解決策を探さないとならない。大変そうに聞こえますが、誰も遭遇したことのない問題に遭遇することはほぼないので、Googleで調べれば基本的に答えは出てきます。Googleというデータベースと対話する能力ですね。

ちなみに日本語の情報が見つけられない時には、Google翻訳などを活用して英語の記事を探すと良いですよ。英語圏はエンジニアの数が多いので、自分と同じことで困ってる人の質問や記事などを見つけやすくなりますし、翻訳ソフトも進化しているので日本語訳すればほぼ問題なく読むことができます。


今回は代表の考えるエンジニアになるためにあると良いスキルから、調べ方のコツまで幅広くお話いただきました。ありがとうございました!
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