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【インターン体験記】🍌バナナを訪ねて三千里🍌〜タンザニア物流事業奮闘記〜

Mambo!
WASSHAで12月から3月までインターンをしていた、東大法学部4年の市原璃音です!

まずは自己紹介を💡

大学では少林寺拳法部に所属していて11月末まで部活をやっていて、終電まで道場で人や物を殴る蹴るなどの日々を過ごしつつ、たまのオフには所属するサークル(MPJyouthというアフリカを学ぶインカレサークル)や一人旅でアフリカを訪れてました🥋👊

そんなわけでWASSHAに来る半年前にも一度タンザニアはダルエスサラームとザンジバルを訪れていて、他にはガーナ、マラウィ、エジプト、ケニア、エチオピアなんかを訪れてました🌍

今回のインターン期間中に行ったミクミ、ンゴロンゴロを合わせて4箇所のサファリに行っているので、どんなところに行こうか迷っている方がいたら聞いてください🦏

4月からは民放のテレビ局で働きます🎤


【写真】私はインターン生1人の期間が長くて、現地スタッフに休日にいろんな場所に連れて行ってもらいました。タンザニアの教会はドラムありライブスタイル&TEDみたいなお説教でおもしろいから行くべし!

さて、皆さんご存知のように、WASSHAはLEDランタンのレンタルを行う会社なのですが、私は主に立ち上げ段階にある物流事業(今はバナナだけ)を夢中になってやっていました🍌

その名もWASSHA SOKO
(SOKO=スワヒリ語でマーケット)。

簡単に言えば、現状様々な人の介在するバナナの流通を、地方の農家から、都市(ダルエスサラーム)で消費者に販売するキオスクオーナーに、WASSHAが直接届けます、という事業です。

ビジネスの最前線に赴いて、顧客やマーケット関係者に何度も何度もヒアリングをしたり、そこから得た数字から収益性を考えたり、考えた施策をチームのスタッフに指示出しし(て時に反発されて口論になっ)たり、いろんなことをやらせてもらって、心の底から楽しかったです!

【写真】こちらはバナナが売られるマーケットで、テレビのアンテナを傘がわりにしている人です。

私がインターンを通じて感じたことは大きくは二つ。

まず一つは

アフリカ(タンザニアだけかもしれないけど)のビジネスって
こんなにもおもしろい!

ということ。

ごちゃごちゃに見えて、彼らの中の、例えばキャッシュが手元にない、みたいな悩みに対する解決策が常に用意されてて、理にかなっている。そこから利益が様々なステークホルダーみんなに渡るようになってて、じゃあそのごちゃごちゃの中に外者の私たちはどう入っていったら、皆に求められるものを生み出せるのか?かつそれがPOWER TO THE PEOPLEになるのか??という解を手探りで見つけていく。

毎日がチャレンジングで発見に満ちていました。

【写真】こちらは雨上がりのマーケットで泥沼にハマった私の靴。2000Tsh(≒100円)払って洗ってもらいましたが、家で見たらゴミでしかなかった〜😂

そして二つめは、

人をマネージするには、
マネージされる側をはるかに上回る情報と熱意が必要だということ。

このことに気づいたのは、メンバーの改編の後でした。

私がプロジェクトに加入した当初、WASSHA SOKOチームには13人いて、彼らの基本的なマネジメントや業務改善はインターン生の私の業務でした。

そのうちオフィスのあるダルエスサラーム(以下ダル)にいるスタッフは6人、7人はダルから遠く550km離れた農家サイドにいました。

【写真】ダルに運んで保管されているバナナ

農家サイドのスタッフとは対面で話したことはなく、連絡は基本whats appのグループで、彼らのマネジメントや業務の変革の連絡が大変だったのはもちろんですが、ダル側のマネジメントもまた、想像以上に大変でした。

例えば、
配送を4ルートから2ルートに統合する業務の改革を行おうとした時、声の大きいメンバーが「自分の担当ルートは渋滞がひどいから担当地域を増やせない」と言えば、土地勘のなかった当時の自分は、その主張を受け入れてしまい、声の小さいメンバーに負担が集中して効率の向上が阻まれていたことに後で気づく、

といったことや、

パッキングが終わってから配送トラックをつかまえるために時間がロスされているという事態に対し、役割分担を指示しても「ずっとこれでやってきたからこれより前の時間にしたら待機料がかかる」などと、今考えれば彼らの交渉力不足に起因する言い訳をされて、現地の人が言うならそうなのかと他の手段を考えたり、

といったことがたくさんありました。

「何も知らない新入り」であることにつけこまれていたのだとその時はわからず、当時の私は顧客の声よりも、よく聞こえる彼らの声を聞いてしまっていて、自分から彼らをモチベートしきれず、事業全体を良くするという視座と熱意が欠けていたと思います。

【写真】全員で撮った写真はないのですが、そんな大嫌いで大好きだったダルのメンバーたちです)

3ヶ月のインターン期間が折り返した頃、メンバーの改編を行うことになり、13人のメンバーとは別れ、1人の新入社員をチームに迎えました。

彼は偶然モシ(バナナを仕入れる農家がある地域)の出身ではあったものの、ダルのバナナの流通や熟成の仕組み、販売価格帯、我々のビジネスの骨子や顧客情報については全く知らず、私が一から教えながら、ともにマーケットや関係者のもとを駆け回り、調査や価格交渉を行いました。

当初彼には通訳のポジションを期待していましたが、時にインタビューを憚ることや省略しようとすることがあり、その度移動の道などでその調査のプロジェクトにおける目的や彼に期待する役割を説きました。

最終的には彼が自分で考えて行動し、私がついていなくても、素晴らしい調査結果を持ってきてくれるようになりました!!✨✨

【写真】Asante sana!な新人くん

彼をマネージしやすかったのは何故か。

もちろん1人だったから見やすかった、素直な新人だった、という理由はありますが、自分の方がはるかに情報があり、やりとげる熱意がある場合、「この調査をこの方法でやることに、プロジェクトにおいてこれだけの意義がある」ということをベースに自信を持って指示でき、反発を鵜呑みにせず意志を通すことが容易だということに気がつきました。

彼はもともと既存のランタン事業の営業として採用されたため、私のインターン期間内に流通事業から離れ、配属先の地方に行ってしまったのですが、最後に送ってくれた、

You're a good boss I've never had

というメッセージは、私のインターン生活の中で言われた最も嬉しい言葉の一つです😢💓

【写真】現場に出る時はこんな感じのごはん。タンザニアはごはんおいしい!オフィス周辺より100円くらい安い

さて、アフリカを一纏めにするのも気がひけるのですが、4年間アフリカに人並み以上には関わってきて、「何でそんな好きなの?」と問われることは多々ありつつ、うまく言語化できず、ただ未知への好奇心だったのかなと思うこともありました。

でも今思うのは、この混沌としていて、でも理にかなっていて、開放的で、色鮮やかなこの土地が、私は狂おしいほど大好きで、この大陸にしばらくは足を踏み入れることはないんだなと思うと、なんだか涙が出てしまう。

あんな派手な服に汚いビーサン合わせて、暑い暑いでこぼこ道をバスに揺られて、道端で人と口論するような日常、もう来ないんだろうな。

【写真】ココナッツジュースはただの水なので、ライムましましJuisi ya miwa(ってなーんだ?)
がおすすめ

ありえた幾通りもの人生を捨てて、5年後とかの自分は今より誇らしく生きていられるのかな。
せめて楽しく過ごしていますように。

と祈りつつ、日本のマスコミがつらくなったら
ダルか宮古島に転職を決めてます🏖

【写真】私がダルの原宿と勝手に呼ぶKaliakooの入口。Gerezaniと書いてある(もしくは「Kaliakoo」と係の人が叫んでる)画像のようなダラダラというバスか、モンドカシュというレールバス(こっちのがはるかに速い。値段はダラダラ400Tsh≒20円、モンドカシュ650Tsh≒32円)で行きましょう。

それでは締めに日本帰ったら行きたかったところランキング。

すなわち日本を発つ前に絶対行くべき場所です!

🥉3位 ラーメン屋

🥈2位 美容院

🥇1位 歯医者

みなさん、歯は本当に大切に!

【写真】できてない人もいますが。笑
WASSHAポーズでお別れ👋さようなら!
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