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日本は「再生」しないといけないの?

ソーシャル経済メディア「NewsPicks」
インターネットメディアのNewsPicksが好きで、動画を中心に2日に1回くらいのペースで観ています。車での移動中とか、お風呂に入りながらとかです。いろんな番組があるんですが、特に「WEEKLY OCHIAI(ウィークリーオチアイ)」で落合陽一と頭の良い人たちの話を聞くのが好きです。

例えば、こんなのです。安宅(あたか)さんの視点が面白い。
【シン・ニホン】落合陽一×安宅和人「日本再生への戦略会議」(期間限定ダイジェスト)
https://www.youtube.com/watch?v=UWYfPy7bZnw&t=545s

落合陽一って人は日本にあって希有な存在で、国家観、ビジョン、社会課題、テクノロジー、経済などについて、独自の視点でインパクトのある話をしてくれるのでとても刺激になります。実際に科学者、研究者として多くの事業に取り組んでいるところが単なるコメンテーターとは違うところで、筑波大学の准教授、デジタルネイチャー開発研究センター センター長でもあります。

でも、32歳の落合陽一が「日本再生」を語ることに最初は驚きました。「再生」って、以前の日本を知っている人の発想ですし、「真剣にそこ考える?」って感動しました。やっぱりわかるんでしょうね、頭がいい人って。それと、お父さんの影響もあるのかもしれません。

平成30年間で日本が失ったもの
平成の30年間で、日本の国際競争力は大きく低下したという見方があります。株式時価総額の世界上位ランキングを見ると、平成元年では上位10社のうち7社が日本企業で、上位30社のうち21社が日本企業でした。『Japan as No.1』と言われていた時代です。それが、平成31年時点で50位以内にいる日本企業はトヨタ自動車だけになってしまいました。上位はGAFAをはじめとするアメリカのIT企業やアリババなどの中国の新興IT企業が独占しています。

難しい経済の話は(よくわからないので)やめますが、とても残念だなと思います。なんで日本の経済はこんなに力を失ってしまったんだろうという疑問が湧いてきます。

おそらく、世界の急速な変化に付いていけなかったんだろうと思います。日本社会って、決断にやたらと時間がかかりますし、合理性に欠ける基準でものごとを決めたり、暗黙の了解とか、見えない権力によってスピード感を封じ込められているように感じます。特に政治家はひどくですねー。2020年の新型コロナウィルス対策で、その無能ぶりと対応の遅さに多くの国民が憤っています。未曽有の国難に、あんたたち一体どこ見てるんだい?

古びた村びとに支配されたくない
GAFAのような、アイディアと発想を迅速に実行する決断力、資金調達の柔軟性、過去の常識にとらわれない思考、新しいものを受け入れる国民性など、日本社会がその重要性に気づく前に世界が短時間で変化していった感があります。
日本人は優秀で、思考力も行動力もあるにもかかわらず、日本社会はなぜこんなにも変化に鈍感なんでしょうか。それは、中高年以上の「古い村びと」の多さに無関係ではないでしょう。彼らは「日本村」という古びた村社会の掟みたいなものに支配され、その危うさに気付いていないようです。

「誰が言っているのか」「前例があるのか」に意味はない
村社会では「何が正しいか」「どうあるべきか」という合理性より「誰が言っているのか」「前例があるのか」などが優先されます。責任から逃げる人に共通した考え方です。
20代の人には、こうなってほしくありません。上の人がそうだったとしても、自分がやりたいこと、こうあるべきと思うことを大切にしてください。
昨年(2019年)の「ソフトバンクワールド2019」基調講演で孫正義さんが「今なら日本はまだギリギリ間に合うかもしれない」という趣旨の話をされました。「ギリギリ間に合わないかもしれない」という孫さんからの警告とも取れます。

再生ではなく新しい日本へ
確かに「日本再生」なのですが、20代の人にとっては新しい価値観で、新しい仕事を頑張っていくということでいいと思います。年老いた村びとに脳みそを支配されないよう気を付けて、澄んだ瞳で自分が何をしたいか、まっすぐに考えて挑戦してほしいです。私は中年ですが、そんな若者と一緒に変化を起こしたいなあと思っています。

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