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なにをやっているのか

わたしたちは、仮想空間内でさまざまな課題を解決できる世界を目指しています。 とくに、正確・精緻に物理原則を再現する技術を磨くことで、バーチャル空間内でリアルな世界を忠実に再現し、エンジニアリング分野でも活用できるメタバース環境の実現をしたい。 一般的にメタバースは、VRやビジュアル・グラフィックス、NFTといった分野を中心に技術開発が進み、ゲームやオンラインショッピング、オンライン会議、オンラインイベントなどの用途に活用が想定されています。 わたしたちは、ここに「デジタルツイン」や「モデルベース開発」といったものづくりやまちづくり分野の技術や概念を加えることで、製造業や建設業でも活用できるエンジニア向けの「未来の」メタバース環境を作ることができると考えています。 現在、わたしたちは、さまざまな分野で物理シミュレータ構築のための技術コンサルティングやツールの販売、実装サポートを行っており、この「未来の」メタバース実現に近いポジションにいます。 わたしたちの持つソフトウェア関連技術と、企業、研究機関、大学などとの連携から積み上げられる知見、ノウハウを組み合わせ、ものづくり、まちづくりの進化を支えます。

なぜやるのか

ロボットアームで物体を把持するシミュレーションを行っています。把持部分の反力やロボットの各関節のパラメータを反映さインタラクティブなシミュレーションを行っています。
「未来の」メタバース実現に必要な技術は、ひとことで言うと、物理原則を仮想空間内で忠実に再現する技術、となります。 これにより見た目だけでないリアルな物理特性を持つ世界が仮想空間内で実現できます。 これによって、例えば月の上で基地を建設したり、危険な災害現場でロボットが作業する現場を再現し、仮想空間内でシミュレーションしたり、VRで見たり、力覚提示技術で触覚で感じたり。 または、仮想空間上でAIが学習することによって、最適に効率化された製造ラインを作ったり、土木工事の施工計画が重機の必要台数や資材も含めて提案をしてくれたり。 そんな世界を実現したいと考えています。

どうやっているのか

シミュレーションの中で物理演算を担う物理エンジンに、当社のパートナー、Algoryx Simulation AB社が開発する「AGX Dynamics」を活用し、顧客企業の要望を把握しながら、シミュレータの企画、開発を行っています。 シミュレータの開発は、C++、Pythonなどのプログラミング言語、Unity、Unreal Engineといったゲームエンジンを活用し、ロボットや建機など、シミュレーション対象物によって、マルチボディダイナミクス、ロボット工学や土質力学といった関係する技術分野の知見を組み合わせたり、ROS、Matlab/Simulinkのようなシミュレータとつながる技術を活用し、シミュレータ構築を進めます。 シミュレーション結果のアウトプットは、通常のスクリーンでの表示だけでなく、VRや、力覚提示デバイスへの出力、他のシステムと連携させることもあります。 これらの技術を複合的、総合的に提供、サポートできるようそれぞれの技術を磨き、さらに対象となる業界に深く入りユーザーの真の要望を把握しながら、わたしたちがめざす「未来の」メタバース実現を進めていきたいと考えています。 新しい技術習得にどん欲なソフトウェアエンジニア、ソフトウェアだけでなくハードウェアとの連携に興味を持つ方、メタバースの未来に興味のある方、自由な環境でレベルの高いエンジニアとともに「未来の」メタバースをいっしょに作りませんか?