バリュエンスは、アスリートのデュアルキャリアを支える取り組みとして、「アスリートのためのデュアルキャリア採用」を行なっています。
デュアルキャリア採用でバリュエンスに入社し、オークション事業部 オークション推進課で事業者向けオンラインオークション「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)」のパートナー様の対応を行っている沓名 舞子(くつな まいこ)さん。実は、パデルという競技の選手でもあります。
2022年3月19日から21日にかけて開催された、第5回ダンロップ全日本パデル選手権(主催:日本パデル協会)で、日本一に輝きました。今回は、そんな沓名さんにデュアルキャリアを選択した経緯や今後の目標をお伺いしました。
オークション推進課 沓名 舞子
新卒で不動産営業を経験後、2021年8月にデュアルキャリア採用でバリュエンスへ入社。オークション事業部 オークション推進課でパートナー企業からの問い合わせ対応を行っている。小学生から大学2年生(東京国際大学 硬式庭球部)まで競技としてテニスをする。大学3年生の春にパデルに出会い、2021年日本ランキング1位に。
パデル歴4年でチャンピオンに!
パデルとはどのような競技ですか?
基本的にはテニスと同じようなルールで、テニスを箱の中でやるイメージです。テニスとスカッシュが掛け合わさったような競技です。
ボールを壁にノーバウンドで当てたり、地面に2回ボールを落としてしまったりすると、相手の得点につながります。パデルの一番の特徴は、ラリーがとにかく長く続くこと。諦めなければほとんどのボールを取ることができます。良いボールを打っても上手く壁を使われてしまうと決まらないなど、奥が深くて戦術が無限にあるスポーツだと思います。
南米とヨーロッパではとても流行っていて、パデルの選手がTVCMに起用されるほど人気だったりします!
――海外ではとても流行っている競技なのですね。日本でも身近になるといいですね。
はい。例えば、ラケット競技をしたことがない方でも、1時間ぐらい体験レッスンをすれば、意外と試合が出来ちゃうスポーツです。老若男女が楽しめるスポーツだと感じます。
――国内ではマイナー競技だと思うのですが、そんなパデルと出会ったきっかけは何ですか?
もともと東京国際大学の体育会で2年生までテニスをやっていましたが、テニスは日本国内で勝つことが本当に大変な競技です。国内で勝ち抜くためにテニスは十分にやりきったと思っていました。大学3年生 (2018年)の春に、友達からテニスに似たような競技があるよ!と教えてもらい、所沢フットサルパークに足を運んで出会ったのがパデルでした。
――パデル歴4年で日本一になったのですね!
私がパデルを始めた2018年は、日本が初めて世界大会に参加した年で、Facebookのライブ配信で試合を観戦しました。その試合を見て、世界で戦いたいなと思うようになりました。でも、最初は試合に出ても全く勝てなかったのですが、諦めずに挑戦を続け、2021年に日本ランキング1位になることが出来ました!
日本一を目指してデュアルキャリアを選択
――デュアルキャリア採用で入社し、どのような生活をされていますか?
バリュエンスにデュアルキャリア採用で入社し、オークション推進課で働いています。現在は、フレックスを使わず、正社員の方と同じようにフルタイムで働いています。平日は仕事が終わった後、週に2〜3回くらい練習、土日は練習や大会に出場しています。給料の範囲内で選手活動をしており、コート代だけでも2時間で2000〜3000円するため、毎日練習というわけにはいきません。
――練習メニューは自分で決めているのですか?
関東にはパデルのコーチが不在のため、基本的にはトレーニングメニューを自分で考えています。自主性がすごく求められます。
――デュアルキャリアで入社して、良かったなと思うことはどんなことですか?
マイナースポーツの選手ですと、練習時間に合わせて、時短勤務やフレックス勤務が使える企業が少ないのが現状だと思いますが、バリュエンスは練習時間に合わせて時短勤務やフレックス勤務が使えます。また職場の皆さんも「行ってらっしゃい!」や「応援しているよ!」と送り出してくれます。
前職で私は不動産営業をしていたのですが、どうしても仕事優先になってしまい、競技と仕事の両立が難しく悩むことが多かったのです。今は仕事と競技の両立がとてもしやすい環境で、自分にとって有意義な時間の過ごし方ができています。
また、全日本優勝したときには全社員にメールを配信していただきました。パデルの知名度がバリュエンス内でとても上がってきていると思うと本当に嬉しいです!
――オークション推進課ではどのようなことをやられていますか?
バリュエンスでは「STAR BUYERS AUCTION」というBtoBオークションを運営しています。私が所属しているオークション推進課が「STAR BUYERS AUCTION」の窓口としてパートナー様からのお問い合わせに対応しています。問い合わせの内容はご購入いただいた商品に関することが多く、パートナー様に「ありがとう」と言って頂けると私たちが対応している意味があると日々実感しています。
海外ツアー参戦という新たな挑戦へ
――今後の目標を教えてください。
競技をやっている以上は、日本代表になりたいです!アジア予選を突破し、2年に一度行われる世界大会に出場し続けたいと思っています。それから、日本でパデルを普及させていきたいので、海外挑戦がそのきっかけになるのではないかと思っています。やることは山積みですが、課題を一つひとつクリアにして5年以内に海外ツアーに参加できたらなと思っています。
――マイナー競技での活動は苦労することも多いのですね?
知名度が上がると比較的活動しやすい環境になると思うのですが、0から1にするステップはすごく難しい。1から2、1から10にするのとは比べられないほど、0から1はハードルが高いと感じています。
――デュアルキャリアが広がると良いですね。
スポーツ選手は、自分で考えてPDCAを回したり、機転を利かせたりとスポーツで培った特性を持っているように感じます。仕事にもきっと活かせると思うので、デュアルキャリアが広がるといいなと思っています。
どうしても競技を続けるには、資金が重要になってきます。資金がないと活動すらできない状況になってしまうため、デュアルキャリアという働き方があることで、新しい挑戦もできることを多くのアスリートの方々に認識してもらい、スポーツも仕事も両方取り組める環境が広がっていけばいいなと思います。
これから乗り越えなければないことはたくさんありますが、バリュエンスに出会って、常に挑戦し続けられるようになりました。これからも私らしく、常に挑戦していきます!
ありがとうございます。海外への挑戦、そしてパデルの普及。0から1の歩みはとてもパワーが必要そうですが、デュアルキャリアという働き方を土台にしながら、道が切り拓けるといいですね。応援しております!