こんにちは!バリュエンスの採用広報担当です。今回はALLU心斎橋店のサブマネージャーである松山雄亮さんにお話を伺ってきました。松山さんがバリュエンスで働く理由やALLUのブランドコンセプト、ALLUで働くやりがいについてお話しいただきました。
成長できるかどうかが入社の決め手
-松山さんがALLUで働くまでのご経歴を教えてください。
松山
私は元々、美容師を志して美容専門学校に通っていましたが美容室への就職はせず、母親がブランド品や宝石が好きだった影響からブランド品の買取事業を行う会社を探していました。
バリュエンスを選んだ理由は、事業成長のスピード感に惹かれ、会社の成長とともに自身も成長できたらなという思いが強かったからです。
入社してからは約4年半、なんぼやで買取の業務に従事していました。当時、同期が5人いたのですが、実は、同期の中で一番私が昇格が遅かったんです。真面目に取り組んでいたのですが、なかなか成果が伴わなかったのと、来客数も落ち着いている店舗に勤務する状況の中で日々の買取業務に慣れが出てしまい、自分の中で向上心がちょっとずつ保てなくなってきた時期がありました。当時ずっとお世話になっていた先輩にそのことを相談したところ、社内公募制度を使って他部署へ挑戦してみるのはどうかとアドバイスをいただきました。客観的に私のことを見て頂いている先輩から「松山だったらこういう方向性が合うんじゃないか」というアドバイスをいただき、社内公募に応募する大きな後押しになりました。転職するという選択肢もあったと思いますが、私自身、この会社が好きな気持ちがずっとブレなかったので、転職することは考えていませんでした。また、会社の成長を実感できたり、会社の成長に伴って自分自身も成長できそうと思えたことから転職には至りませんでした。私自身、接客が好きでしたし、リピーター様にご支持いただいていた自負もあったので、接客という領域でALLUへのキャリアチェンジをすることが次のステップアップに最適だと思いました。
ALLUでサステナブルな購入体験を提供したい
-まずは、ALLUについて教えてください。
松山
ALLUは、ハイブランドの希少アイテムやタイムレスな価値を持つ一点物のプレオウンド(リユース)品などを取り揃えるプレオウンド・ブランドショップです。東京の銀座と表参道、大阪の心斎橋筋商店街に店舗を構えるほか、オンラインストアも展開しています。また今年の12月には心斎橋にもう1店舗、ALLU ANNEX店(仮称)のオープンが決定しています。
ALLUでは、エルメスのバーキンをはじめとした、時代を超えて愛されている定番のバッグや、現在SNSを中心に世界的に人気の高いシャネルのバッグなどヴィンテージから現行品まで取り扱いをしています。時計ジャンルでは、ロレックスやオーデマ・ピゲなどの希少性の高いモデル、アパレルでは廃盤モデルなど、正規店では中々手に入らないお品物を、それぞれの店舗のフロアコンセプトに合わせて展開しています。
また、ALLUで働くスタッフは全員「バリューデザイナー」と呼んでいます。(※バリューデザイナーについては後述します。)
-ALLUのブランドコンセプトについて教えてください。
松山
ALLUには「物を、物語に。」というキーワードがあります。一つひとつのアイテムが歩んできた時間や込められた想い、潜在価値を次の持ち主へ語り継いでいくことがALLUの役割です。店内も一般的な中古ショップで想像されるような店舗ではなく、ラグジュアリーブランドのような上質な空間を提供し、お客様にタイムレスな価値を持つ一点もののアイテムや希少アイテムとの出会いを楽しんでいただきたいと考えています。
また、「リユースをすることであらゆるものが捨てられることなく社会に循環する、持続可能な世界を実現していくこと」。これもALLUの目指している世界観です。ALLUでは、サステナビリティへの取り組みとしてALLU RENEWS PROJECT も行っています。この取り組みでは、Resale Impact(リセールインパクト)としてバリュエンスが独自の方法で算出した環境負荷削減貢献量を見える化し、取り扱い商品のタグに掲載しています。このタグにより、お客様が商品を購入された場合、新品を購入した場合と比較してどれだけのCO₂排出と水使用の削減に貢献したかが分かります。新品ではなくリユース品を購入することでお財布だけでなく地球にも優しいと実感していただくことで、物を捨てずにリユースをしてみようという新しい行動のきっかけづくりをすることもALLUの大事な役割です。
リユース品を購入される際、売値や商品状態が購入の判断ポイントと考えておられるお客様が大半ですが、この環境負荷削減貢献量を見える化したタグをつけることで、より環境負荷を減らせる方を購入するといった新たな判断基準になるようなご提案をさせていただいています。
商品を販売するだけに留まらない奥深いお仕事内容
-店舗勤務の具体的な働き方を教えてください。
松山
基本的に店舗は11時オープンですので、社員は10時に出勤して店舗の清掃を行います。清掃が終了後、他店舗のお取り寄せ注文が入っている商品の発送作業や、お取り寄せをいただいた商品の入荷作業を行っています。オープン後はお客様の接客がメインで、よりお客様に合ったご提案をするため1組に対して1名のバリューデザイナーが必ずつくようにしています。店舗や時期にもよりますが、1名のバリューデザイナーが1日にご対応するのはおよそ10組前後です。1組あたりの所要時間は平均20分前後ですが、中には1時間~2時間ご対応させていただくこともあります。ALLUでは販売のみならず、買取査定のご対応もさせていただいており、こちらは1店舗1日に数件のご依頼があります。店舗にもよりますが、お客様の約7割がインバウンドのお客様なので、英語が得意なスタッフも在籍しています。
-販売スタッフではなくバリューデザイナーと呼んでいることについて詳しく教えてください。
松山
バリューデザイナーは、ご来店いただいたお客様に商品の販売はもちろん、あらゆる実物資産に対してのお悩みを解決するために様々なサービスのご提案をしています。具体的には、車の買取やメンテナンス、不動産の購入や売却のサポート、時計修理といったサービスです。販売や買取のサービスを入口に、お客様の潜在ニーズを見極め、的確な選択肢やアドバイスを提供することでお客様の人生をより豊かにしていくお手伝いをするのがバリューデザイナーです。
例えば、時計買取を希望されてご来店のお客様に対しては、お品物への思い入れやご売却を検討している背景をお伺いします。そのうえで、査定金額だけではなく必要に応じて当社の時計修理サービスもご紹介させていただき、今後も長く使っていただくという選択肢をご提案することもあります。バリューデザイナーの提案を通して、お客様ご自身にとって何が一番大切なのかを考えたうえで選択していただけるように日頃から意識しています。このように、お客様も想定されていない新たな価値提供によって実物資産をデザインしていくのがバリューデザイナーです。ここが単なる販売スタッフとの大きな違いです。
-ALLUのバリューデザイナーがお客様にどのような提案をしているのか、具体例も伺えますか。
これは自店メンバーが対応した時の話ですが、バッグの購入を検討されているお客様とのエピソードをお話します。お客様に購入理由をお伺いすると、お子様が幼稚園に入園されるタイミングなので、ラグジュアリーなバッグをなるべく安価で購入されたいとのことでした。そのお客様はすでにエルメスのケリーをお持ちで、ご売却も検討されておられました。担当のバリューデザイナーがお客様のケリーの状態を確認したところ、とても綺麗で大切にご使用されていたことが分かりました。唯一気になる点として、持ち手の部分にご使用感がある状態でしたが、とても思い入れのあるバッグであることも分かりました。そこで、最終的に新たなバッグをご案内しつつも、ALLUで販売しているエルメスのカレというスカーフをご提案させていただくことにしました。「バッグをとても大切に使っておられるので、持ち手の気になる部分にこのようにカレを巻いてご使用いただくのも良いかもしれません。カレを巻くのが今流行っているんですよ」と巻き方と一緒にご提案をしたところ、「そういった方法もあったのね」と喜んでいただき、カレを購入してお帰りになられました。その後もお客様はそのバリューデザイナーをずっと指名でご来店いただいております。
バッグのご購入目的でご来店されたお客様に対し、カレをご案内し、今お持ちのバッグを使い続けていただくご提案で最終的に期待以上のご満足をいただけました。
私たちの役割は、販売して終わりではありません。お客様の潜在的なニーズを引き出しつつ、知識や知見を活かして新たな選択肢を提案するのがバリューデザイナーです。一般的な販売業務と比べてよりヒアリング力や提案力が必要になっていきますし、一人ひとりのお客様と密に関わることができます。これは、バリューデザイナーとして働く大きなやりがいになると思います。
周りの人も自分も成長していける環境に感謝
-マネジメントをする上で大事にしていることはありますか?
私が大事にしているのはチームワークです。
個人の成果も大事ですが、チームで成果を出すためのプロセスを一番大事にしています。
目標数値に対しての成果が十分に出なかった時には、なぜ成果が出なかったかの理由を一緒に考え、フィードバックしながら前に進めていくことで成長に繋がっていくと思っています。
今わたしの店舗には20名程のスタッフが在籍していますが、チームメンバー全員が目指すゴールに対し、やりがいをもって主体的に行動できるように、自分の在り方を常に意識しています。私自身も毎日が学びだらけですが、日々成長を実感しながら過ごしています。全員で一緒に成長していくことが私の中で一番大事です。
-これから一緒に働くメンバーとしてどんな方に来ていただきたいですか。
ALLUでは全員がバリューデザイナーという意識を持って日々お客様の対応をさせていただいております。
この働き方に共感いただける方にぜひ来ていただきたいです。
また、バリュエンスは新たなサービスや新たな施策が次々生まれてくる会社ですので、課題はどこか、どのようにより良くしていくか、という課題を常に自分事と捉えて前向きにアクションを起こせる方を求めています。
-最後に、これからバリュエンスへの入社を検討している方向けに、メッセージをお願いします。
会社もスピード感を持って成長し続けていますし、何よりもここで働く社員一人ひとりが成長できる環境がしっかりと整っています。
私自身、今後のキャリアで迷っていた時に、相談できる先輩がいて社内公募制度を使って部署異動をすることで、新しい場所でステップアップをすることができました。
目の前の課題に対して具体的にアクションを起こせる方、常に成長を求めて前向きに取り組める方にはやりがいを感じられる会社だと思います。 ぜひ、バリュエンスで一緒に働きましょう!