福島 幸紀(フクシマ コウキ)さん
大阪府出身。京都産業大学経済学部在籍。幼稚園の年中から高校3年生までサッカーを続け、現在はアルバイトで小中高生を対象にサッカーのコーチをしている。最近では英語の勉強も始め、楽しい毎日を送っている。
同じく22卒内定者の大友華子(オオトモハナコ)(写真左)がインタビューしました!
どんな学生時代でしたか?
福島:頑張ったことはサッカーのコーチです。
小中高とサッカーをやっていて、高校は県外の高校に通い、朝4時に起きて始発で朝練に行き、授業を受け部活をして22時半に帰宅するという毎日で、県内で2位になるまで一生懸命サッカーと向き合った生活を送っていました。そして大学ではプレイヤーとしてではなく指導者として、サッカーのコーチを行っていました。
自分のサッカー人生を振り返ってみると、最初は好きで楽しく取り組んでいたのに、ある時から監督の指導に怯えながらプレーしていたことに気づきました。そのような経験から、自分のように「ミスをしたら怒られるのではないか」「このプレーでメンバーから外されてしまうのではないか」と負の感情を抱くのではなく、楽しくサッカーをすることを通じて、物事に挑戦し続けることができるような子を増やしたいと思いました。
大友:その思いをどのように実現しましたか?
福島:どうすればサッカーを通じて人間性も磨くことができるのかと考え、子供たちと宿題を出し合うなどのコミュニケーションを通じて、技術の向上はもちろんのこと、どんどん子供たちがポジティブに変化していく姿を見ることができました。人の心をポジティブに変えていくことができた喜び、今まで感じたことのないくらいのやりがいを感じたこの経験は、今でも印象に残っています。
就活はどのように進めましたか?
福島:大学2年生の秋頃から真剣に将来の事を考え始めました。その時期から就活をしている人は周りにいませんでしたが、自分には学歴がないという焦りがあって早い段階で始めました。
最初は「大手に入れば一生安定」という固定概念があり、早くから場数を踏むことで周りと差をつけようと思っていました。序盤は就活の進め方が分からなかったのですが、バイトの先輩から「インターンと自己分析が大切だ」というアドバイスを頂き、それを参考に取り組み始めました。21卒の代のインターンに参加してみたことで、来年自分もひとつ上の先輩たちのようになれているのか…と強く焦りを感じ、そこからは「やるしかない!」と頑張り続けました。
大友:悩んだことなどはありますか?
福島:はい、就活中は大手が良いという家族の意見や世間体に悩まされていました。しかし、自分がどんな社会人になりたいかを考える中で、3つの軸ができました。
1つ目はマネジメント経験を積めるか、2つ目は日本一を目指せる会社か、3つ目は事業利益と社会貢献を両立できるかです。
就活自体は長かったですが、就活を通じて本をたくさん読むようになったことや、将来について一緒に考えながら切磋琢磨できる大学外の仲間に出会えたことなど、辛さよりも得られたものの方が大きかったため、前向きに進めることができました。
UTに決めた理由は何ですか?
福島:UTを受けたきっかけは、お世話になっていたエージェントからの紹介でした。もともとは人材派遣に良いイメージがなかったのですが、信用している方からの紹介もあり、UTを受けることを決意しました。
自分は言葉の力を信じているのですが、UTは人に直接向き合うなかで言葉で相手の心を動かせる環境だと感じました。自分の人生を振り返った時に、何かモノがあって救われた経験よりも、誰かからの愛のある言葉に心を動かされて頑張れた経験の方が大きかったんです。なので、就活でも“モノ”を売るよりも“コト”を売ることができるかを見ていました。“コト売り”の中で、どのようなサポートをしていきたいかと考えた結果、負の感情を正の感情に持っていけるような、人に向きあって仕事がしたいと思いました。一人ひとりの「イキイキ」の総和を大きく、それがお客様の事業の成長、社会への貢献につながると考え、ミッションとして掲げるUTに共感し入社を決意しました。
入社して頑張りたいことはありますか?
福島:30歳までに自分の力で人材事業を作りたいと思っています。
時代が進んで身の回りのモノが目まぐるしく変化していっても、「人」の本質的な所は変わらないと考えています。だからこそ、時代が変化してもとことん「人」に向きあえる事業を作りたいです。そして現在日本では「仕事にやりがいを感じている社員が6%しかいない(※)」という事実があるからこそ、「はたらく力で、イキイキをつくる。」UTでしか作れないサービスがあると思っています。
現時点では具体的なことはまだ何も見えていませんが、入社後1日でも早く新規事業に関わる仕事を任せてもらえるよう、そしていつチャンスが来ても期待に応えられるよう、残された学生生活で経営・新規事業に関するインプットを行っています。入社後は仕事を通してのアウトプットの機会が多くなると思うので、今のうちから少しでも多くのことを学んでおきたいという思いからです。
入社してすぐはできないことや分からないことがほとんどだと思いますが、そんな状況でも常に「30歳までに自分の力で人材事業を作る」という目標を変えることなく、泥臭く、かつ計画性を持って仕事に取り組みます!
大友:これから就活する人に伝えたいことはありますか?
福島:「正解は存在しない」という考えを持つことです。学校の勉強とは違って就活には正解がないのに、正解を求め続けて最終的に世間体を気にして自分の感情を押し殺してしまい、しんどくなる人が多いと思うからです。
正解がない代わりに大切になってくるのが納得感だと思います。納得感を持つため、なるべく広い視野を持って多くの業界を見て、またできる限り社会人の方とお話しして意思決定をすることが大切です。そして最後は「自分の選択を正解にする」という覚悟も必要ではないかと思います。
インタビューを終えて…
福島くんは、強くて優しい素敵な人だと感じました。就活の話を聞いて、目的意識を持ち早い段階で動き始めたぶん、期間的にも長く大変だったのではないかと思いましたが、大変な中でも得られたものに目を向け頑張り続ける姿から強さを感じました。
また、サッカーや就活においても、自分の行動が周りにどのような影響を与えるかを考え、自分のことだけでなく周りのことも考えられる優しさも感じました。言葉の力を信じ、言葉を大切にしている福島くんとの会話を通して、ポジティブな気持ちになれたと共に、1対1での関わり合いの大切さに改めて気づきました。
大人数の前で話したり自分から人前に出たりできる人のことをコミュニケーションスキルが高い人と捉えていましたが、福島くんのように人と向き合い、目の前の人の心を動かせるような1対1の対話があってこそ、多くの人と関わっていけるということを学ぶことができました。ありがとうございました!
(※)日本経済新聞「「熱意ある社員」6%のみ 日本132位、米ギャラップ調査」より
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO16873820W7A520C1TJ1000/