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日本電産→留学→ユニクエストという異色のキャリアを歩んだ黒木が「ITの力で世の中を変える」ためにユニクエストを選んだ理由とは。

今回はユニクエスト事業戦略室の黒木のインタビュー記事をお届けします!
ファーストキャリアで日本電産に入社し、カナダ留学で様々な経験を通して、
現在のユニクエストに入社した理由や、今までのキャリア、これから実現したいことについて
話を聞いてみました。

ユニクエストは「不透明を透明に」というMissionを掲げ、2022年3月現在、売上100億円規模で年120%成長を遂げています。ユニクエストの事業成長の鍵を握る黒木の過去と目指す未来をぜひご拝読ください。

【プロフィール】
株式会社ユニクエスト事業戦略室 黒木 大地(くろき だいち)
宮崎出身、大学は工学部で太陽電池の研究開発を行う。ファーストキャリアは日本電産に入社し、カナダ留学を経て、ユニクエストにジョイン。現在は事業戦略室の室長として従事。


大手メーカー研究職の王道ルートではなく、
ITの力に可能性を感じ、周りの人とは違う選択をしたファーストキャリア。

-------- 黒木さんの学生時代から就職活動について教えてください。

大学は鹿児島の大学に通い、工学部で太陽電池の研究開発を行っていました。
白衣を着て研究室に寝泊まりしてTHE研究者といった感じの日々を送っていましたね。
3時間実験して装置を動かして6時間後に結果を確認してみたいなのをずっと繰り返して、
時間軸がすごい不規則でした。
自分の研究室とか学部から出る人ってだいたい大手メーカーの研究開発として就職していくのが王道ルートなんですけど大学の研究生活を経験して「社会人になってもこんな不規則な生活は嫌だな。。自分が人生を通してやりたいことは本当にこれなのか?」と感じていました。

昔から積極的に様々なことにチャレンジするタイプで、
大学では、研究以外に約120人のアカペラサークルに所属して部長を務めていました。
自分達で名刺を作って営業とかもやってましたね(笑)
そういった、研究とは真反対の経験を通じて「知識を広げればもっと自分ができることはある」と感じることが多かったです。なので、研究職ではなくもっと自分に適した領域があるのではないかと考えるようになっていきました。
そういった考えがあったので、就職活動の時にはそのまま研究職には進まずに0ベースに近いあえて自分が知らないかつ、マーケット的にも盛り上がっていくような領域ってどこだろうと探していた時に目をつけたのが”ITの領域”でした。

そこで出会ったのが自分が新卒で入社することになる日本電産です。
就職活動を通して様々な企業を見る中で日本電産の採用担当の方が一番自社愛を持って仕事に取り組まれていたことが入社の決め手でしたね。

--------ファーストキャリアの日本電産ではどういう仕事をされていたのですか?

入社して1年目くらいはシステム屋さんといった感じでした(笑)
日本電産の主力事業であるモーター事業の生産性を向上させるためにシステムをどう活用するかであったり、情報共有をどれだけシームレスにできるかであったりというような業務に取り組んでいました。
自分はITを用いて自社プロダクトを作り、社会にインパクトを与えていくようなことをやりたかったので、入社したての頃はギャップを正直感じていましたね。。。

ただ2年目以降は、先進技術を活用してサービスを改革していくような部署に自分の希望で移動になりまして、かなりやりがいを感じながら働けていました。
この頃世の中的にIoTという言葉が生まれ出した時で、IoTを日本電産の中でどう活用していくのかに対して携わらせていただいていたので自分のやりたいこととマッチしていましたね。


日本電産を退職し、自分の世界をもっと広げたいという強い想いでカナダへの留学を決意。

--------その後、日本電産を退職されて、25歳からカナダに1年半留学されていたと思うのですが、留学の道を選んだ理由とカナダでの生活について教えてください。

留学を決意した理由としては、ただ単純に自分が知らない世界に触れて、もっと自分の世界を広げたいと思ったんですよね。
カナダでは最初の3ヶ月間だけ語学学校に通い、残りの期間は飲食店を何店舗か展開されている会社のSNS集客などのお手伝いをしていました。
正直働く気はなかったのですが、カフェでプログラムを書いていた時に、たまたまカフェの近くのオフィスの社長さんが来ていて意気投合し、お仕事を一緒にさせてもらっていました。

--------カナダ留学を通しての学びや気づきを教えてください。

良くも悪くも日本人と海外の方とのギャップを痛感したんですよね。
どんなギャップを感じたかというと、一番は日本人って本当に消極的なんだと感じました。
具体的に言うと、語学学校にいった時にブラジルの方やメキシコの方は間違ってもいいから積極的に自分の意見を述べていったりする姿勢をみて日本との文化形成の違いを痛感しましたね。

海外での様々な経験をする中で、
自分の知らない世界がもっとあるんだと痛感し、国内にい続けると自分の知識が狭まってしまうなと思うようになりました。
あとこれはポジティブな話なのですが、日本人特有の丁寧さ・親切さは海外に負けない日本人の素晴らしい部分だと強く感じました。

これは海外の方々の良さでもあると思うのですが、無駄なことはやらないというエッセンシャル思考のようなものが強くて、日本人レベルの丁寧さや親切さにはチップが払われたりすることもあるんですよね。
でも、日本ではその丁寧さや親切さが当たり前な世界の中で自分が感じたことは、
海外で何かにチャレンジしてビジネスを成功させるよりも、日本でビジネスを成功させる方が難しいチャレンジだなと感じるようになりました。
そういった背景もあり、ずっと海外にいるのではなく自分の海外での学びを日本に持ち帰って、
国内で何かにチャレンジしたいという想いが強まっていきました。

(写真中央)黒木


葬儀の会社ではなく、世の中の「不透明」を「透明」に変えていくIT企業”ユニクエスト”との出会い。

--------日本で何かにチャレンジするとなった時に、様々な選択肢があったと思うのですがなぜユニクエストでチャレンジすることを選んだのですか?

自分がビジネスをするってなった時にまず考えたのがto Cかto Bどっちが自分とマッチするのかを考えました。
日本電産でのファーストキャリアの経験や、海外での経験を通して自分が心の底から楽しいと思たり没頭できる仕事は何かを自分に問い続けた結果、
直接お客さんに喜んでもらえることこそ自分がやりがいを感じることで、極力ユーザーにダイレクトに価値を与えるような仕事がしたいと考えるようになりました。
その方がより自分が熱量を持って、マーケットに新しい変化を起こしていけるのではないかと考えていました。

ここでtoCかtoBかでtoBの選択肢が消えたんですよね。
じゃあ、次はどんな環境に身を置こうかを考えながら様々な企業を調べていたんですけど、その時にふと自分の目に止まったのが「葬儀×IT」の企業でした。
それが、株式会社ユニクエストです。

なぜ目に止まったかというと、自分実はカナダ留学中に叔母を亡くしてしまった経験がありまして、
留学中の出来事だったので叔母の葬儀にいけなかったんですよね。。。
そういった背景もあり、自分の興味のある「IT領域」と「葬儀」を掛け合わせたユニクエストの存在を知り、興味が湧いて話を聞きにいきました。

--------そうなんですね。では、最初からユニクエストに興味が湧いている状態で話を聞きにいかれたのですか?

興味は湧いていたのですが、葬儀社だったら絶対に入社しないでおこうと決めていました(笑)
正直最初はどんな会社なんだろうと興味はあるものの、あまり理解できていない状態で話を聞きにいってましたね。

今の事業戦略室の元になる部署を立ち上げたり、後に僕の上司になる方と最初にお話しさせていただいたのですが、その方との出会いが自分の中ではかなり大きかったんですよね。
お固い面接って感じではなく、夢をお互い語り合うような時間だったんです。
この最初の面談を通して、
「ここの会社は葬儀社ではなく、ITで世の中を本気で変えようとしている会社だな」と感じ入社を即決しました。

--------具体的に、どんな夢を語り合ったのですか?

ユニクエストのMissionにもなっていますが、
テクノロジーの力を用いて世の中の「不透明」を「透明」に変えていくことです。

当時のユニクエストは基幹事業である葬儀の事業が大きく成長していて、この領域をもっと拡大していく、より良くしていくことはもちろん目指していたのですが、それだけでなく、葬儀の事業で培ったITの力を他の領域にもどんどん展開していこうと考えていました。
ITの力を用いて世の中の不透明な部分を透明に変えていくことこそが我々ができることであるというユニクエストの成し遂げたいMissionを聞いた時にかなり共感しましたし、
率直にめちゃくちゃ面白いなと感じましたね。

自分はこのユニクエストという会社を”ITのリーディングカンパニー”だと定義しています。

私自身も世の中には葬儀の領域だけでなく、不透明な部分は多々あると感じています。
今後は、葬儀の領域だけではなく、様々な領域の不透明な部分をテクノロジーの力を使って透明にしていくことこそが自分達の存在意義だと感じています。

--------世の中の「不透明」を「透明」に変えていくというMissionに共感してユニクエストに入社を決めたと思うのですが、入社してから具体的に良かったなと感じた部分はどんなところでしたか?

一番は”意思決定のスピード感”ですね。
日本電産にいた時に感じたことなのですが、大きい会社だと簡単に自分1人で会社は変えれないなと思う部分が多くて、自分が「これをやりたい」とか「もっとこうしたほうがいいのではないか」と思った時に、大きい企業ほど意思決定までに時間がかかってしまいます。
ですがユニクエストでは、自分の提案の内容の筋がちゃんと通っていたらお金を使っていいし、自分がやりたい分だけチャレンジをさせてくれるという環境で
自分からボトムアップで会社に変化を起こしたり、チャレンジができるような点が入社してから良かったと感じた部分でした。


(左上)黒木


黒木が今後ユニクエストを通して成し遂げたい世界観とは?

--------黒木さんが所属されている事業戦略室は仕事内容としてどんなことをされているのですか?また、事業戦略室の今後の展望について教えてください。

仕事内容を一言で言うと、認知〜ユーザーの体験価値向上までの各ファネルにおいて様々な施策を行い、サービスブランドの向上を行っています。

今後のユニクエストの展望で言うと、
今まで我々はITの力を用いて葬儀業界の不透明な部分を透明に変えてきました。
ユーザーに適切な情報を届けて情報の透明化を行い、葬儀社とユーザーの情報格差を埋めることによって、ユーザーが自分に合うサービスを選べる世界観を作ったことが、我々がマーケットに作り出した価値だと思っています。

ですが、葬儀業界にはまだまだ課題があります。
一番は、葬儀の平均単価が必要以上に下がってしまっているという課題です。
前述した通り、葬儀価格を透明化する文化は当たり前になってユーザーと葬儀社がフェアな世界観を作り上げたのですが、その反面、必要以上に葬儀単価が下がってしまっていて、このまま行くと葬儀社の利益が回らなくなり、結果的にユーザーに良いサービスを提供できなくなるという事態に陥ってしまうのではないかと感じております。
今までは、葬儀というものが不透明な状態で高額な金額をユーザーが支払っているという課題をユニクエストがクリアにしていったのですが、
今後は葬儀価格を透明化した上で、サービスに対する”価格の適正化”を行い、ユーザーも葬儀社も全ステークホルダーが納得感のある世界観を作っていく必要があると考えています。

今後も葬儀の領域の課題を解決していくようなサービスにしていく中で、
マーケットシェアをとっていき、そこで培ったITの力を、様々な領域に展開していくことで、
世の中の不透明な部分を透明にしていくことこそが我々の使命(Mission)です。

よりマーケットシェアを拡大していくために、事業戦略室が今後やるべきこととしては大きく2つで
1つ目は、ブランディングを強めていくことです。
葬儀が必要になるタイミングでユーザーの第一想起をとっていくために、ブランドのマーケットにおけるポジショニングであったりイメージ形成の部分を強めていくことがよりマーケットシェアをとっていくために必要だと思っています。

ですが、このブランディングを強めていくだけでは競合における独自性は弱いなと感じています。
そこで2つ目の我々がやるべきこととしては、
ユーザーが葬儀のことを早くから考え始められるような環境づくりを行い、
顕在しているユーザーだけでなく、潜在ユーザーを獲得していくことが重要だと考えています。

ユーザーからすると葬儀というのは正直考えたいものではないですし、必要になってからじゃないと考えるものではないと思っています。ですが、我々はそれでは遅いと考えています。
わかりやすくいうと、葬儀が必要になってから考え始めるのは、「明日100万の買い物をしてください!」と急に言われるようなものなんですよね。その決断ってかなり難しいと思っています。
なのでいざ葬儀が必要になるもっと前のタイミングから将来に関する備えを始められるような世界観を目指して、新しいサービスを作っていこうと思っています。

黒木自身が思い描く今後のビジョン

--------最後に、黒木さん自身が思い描く今後のビジョンを教えてください。

やっぱり自分の今までの経験を通して思うのは、
自分の意思決定できる範囲をもっと広くしていって、自分の周りのメンバーが自分の挑戦したいことややりたいことや自分の夢にストレスなく向かえるような環境を作りたいんですよね。

自分の周りのメンバーが何かの目標に向かって走ろうとしている時に、迷わず決断できて、お金を投資できて、チャレンジができるような環境を作っていくことをしていきたいです。

今までの経験から、自分1人でできることは限られていて、1人では何もできないと思っています。
自分がやりたいことを実現するには周囲の力が必要で、
大きなことにチャレンジするなら単純な足し算ではなく人の力の掛け算が必要です。

私の仕事に対する考え方として「人は人生の大半の時間を仕事に費やすのだから、どうせならその中で "楽しい" と感じられる方が、人生はもっと豊かになる」と考えています。

ただ、私がやりたいことを押し付けるのではなく、私がやりたいことに共感して、一緒に同じ夢を目指して走っていく仲間の背中を全力で押すことが私の役割でもあり、私が実現したい世界に近づく近道だと思っています。

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この記事を読んでユニクエストに少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度お話しましょう!
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