これからのUHC
将来UHCはどのようになっていくのでしょうか?
事業規模としては、次年度も含めた直近3年間は120%以上の速度で成長しています。引き続き成長速度をさらに加速させ、IPOレベルはもちろんのこと、数十億・数百億という事業レベルを目指していきます。
ただし、単純に規模の追求のみを良しとしているわけではありません。“ウェルビーイングの追求”という軸足は、決して1㎜もずらさないです。
“ウェルビーイングを創造する”というミッションが本質的に重要なことであり、その点を常に考慮しつつ事業展開することになると思います。
具体的にどういった取り組みにチャレンジしていきたいと考えていますか?
これからますます社会ニーズや活用できるテクノロジーが変化していきます。そのような変化に先鞭をつけたイノベーティブな取り組みを進めていく予定です。
まず社会ニーズの変化としては、いま以上に人々が“より良く生きる”ということを重要視するようになるでしょう。
多少不器用な性格や志向性を持つ人はたくさんいます。
しかし、現代の社会構造ではこういった性格や志向性はボトルネックになることが多く、その結果として敗者になってしまい、格差に苦しむことになります。
しかし、このような理不尽を良しとする人は誰一人としていないでしょう。私たちが将来チャレンジするのは、まさにこのような人々をサポートすることです。
この類のサポートはまだ手の届かないところが多く、NPO/NGP、政府や自治体などによる微小な取り組みに限定されています。しかし、これからのテクノロジーの進展は、このような人々にも大きな力を与えるはずです。
私たちのイノベーションは、まさにその力を提供することを目指しています。
それからテクノロジーの変化としては、言うまでもなくAIの台頭が社会を大きく変えていくと思います。私たちのウェルビーイングの分野も同様に大きな変遷を迎えるに違いありません。
具体的には、“より良く”生きるための日々の意思決定や問題解決にAIが大きく貢献するでしょう。私たちも、生成AIの活用には以前から注目しておりました。
AIについては自前で開発・運営に取り組んできた強みを生かし、当テクノロジーを働く人々が“より良く生きる”手段としてご利用頂けるようプロダクトに実装していきます。
詳細はまだ申し上げられませんが、24年度中には新機能をリリース予定です。
人間がその心を持った瞬間[0u2] から求め続けてきた究極のイノベーションテーマが、ウェルビーイングだと私たちは思います。私たちのゴールは簡単に手の届くものではないかもしれません。
でも、そのゴールは明確ですので、色あせて見えづらくなることは決してないでしょう。
今後の事業計画について教えてください。
今後の3年間で達成するゴールは、いまの一次関数的な成長パターンから指数関数的な成長パターンへの移行を成功させることです。
まず直近1、2年では将来のより高軌道の成長を実現すべく、組織とプロダクトの2つの基盤づくりに集中します。
組織については先に述べた通り各ファンクションが一流のオペレーションプラクティスを実践できる体制・ノウハウ作りを確立していきます。強い商品を生み出し続け、それを顧客である企業経営者に拡販する。質の高いサービスを効率よくデリバリーできる強いファンクションを育成していきます。
幸いながら弊社にはポテンシャルの高い一流人材が集まってくれています。弊社の大切するミッション・バリューのもと力を合わせることで、強い組織を実現できると思います。
プロダクトについては、今のコンサルティング主導のヒューマンレッドグロースに加え、プロダクト主導のプロダクトレッドグロースを実現することが主な施策です。
コンサルティングによって得た知見を生成AIの活用も含めシステム化する、そしてリリースするサイクルを高速で回すことで、マンパワーに依存しない強いテック系プロダクトとして現プロダクトを育成することが可能だと考えています。
弊社の強みは、コンサルティング機能とテック系プロダクト開発機能の両方を合わせ持つこと、そしてその両輪がさらに強いプロダクト開発に結びつくことにあると思っています。
その結果として、3年後には現在以上の高い軌道での成長が実現できると私は考えています。