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【社員紹介】「何したら満足できるかなって考えて。それでチーターを見に行きました。」


何したら満足できるかなって考えて。それでチーターを見に行きたいと思ったんです。


本日はよろしくお願いします!今回の「UGの日常」は対談形式です!

よろしくお願いします!でも、話せるネタそんなにないと思うんだよね~。悩んだもん、やっぱ断ろうかな、とか(笑)まぁ、一回やってから、「やっぱこれ出さなくてもいいや」ってなるかもしれないし。

昨日連絡した質問項目は見ていただけましたか?

いや、見てないんですよね!ごめんね!(笑)でも、聞かれたことは正直に話しますよ!

お願いします~。ではさっそく。UG以前はどんな仕事してきたんですか?学生時代から、聞かせてください!

そうですね~。専門学校に行っていて、内定もらっていたところを卒業の前日に辞退しちゃいまして。本当に申し訳なかったんですが。

え~!そんなことがあったんですか!?そのあとどうしたんですか?

それから何しようかなと考えて、古着屋でアルバイトしたんですよね。そこで「就職したらまとまった休みって取りづらいな」と思って。「これをやったらもういい。学生の時みたいな1ヶ月の休暇とかもいらない!」と思える何かをやってから就職したいと考えたんです。
そこで古着屋の店長と雑談しながら、アフリカへチーターを見に行くことに決めたんです。

おもしろいことを考えますね(笑)

何したら満足できるかなって考えて。それでチーターを見に行きたいと思ったんです。
小さい頃に動物番組をよく観ていて、いろんな動物見ましたけど足が速いチーターが大好きで。
まわりの大人に「チーターってどれくらい速いの」って聞いても、「見たことがないからわからない」とみんな言うんですよね。それで終わり。「なんだよ~、誰も見たことないじゃん」と思っていたのに、このままだと自分もこうなるな、って感じて。それはイケてない、じゃあ自分で見にいこう、って思ったのがきっかけですね。

いざ本格的に貯金するべく、自動車工場の派遣社員をやり始めました。
最初は1000万貯めたかったんです。でも気づいたんですよね。このペースだと30歳になっちゃうなって(笑)

定職にもついていない、貯金ばかりで30まで。で、この生活の理由を聞かれたときに「ちょっと旅行に行きたくて~」と言いつづけている自分を想像すると、これはキツイな~って。それで周囲の人たちに相談してみたんです。そしたら「そんなにお金なくても行けるんじゃない?」って言われて。たしかにそうですよね。「じゃあもう行っちゃおうって」なりました。

何歳でいくらたまって、どこに行ったんですか?

23歳で300万くらいかな。
メインはアフリカとイースター島、それと南アメリカ、オセアニアなど南半球全般ですね。
ちなみにイースター島は、古着屋の店長と話してたときに、Tシャツの調達を頼まれたから行きました(笑)

南半球なんですね!

だって、ヨーロッパに行ってる自分が想像できなかったんだもん。似合わない!(笑)
タンザニアのセレンゲティ国立公園で見たチーターは、たしかに速かったですね~

がーするさん、すみません、めちゃくちゃおもしろい話なんですけど、このペースでいくとインタビュー終わらないです(笑)

そうですね!まだITの話でてきてないですよね(笑)

タンザニアでチーターを見て、約4か月後に帰国したんですが、お金ない、仕事がないって状態で。職に就こうと求人サイトを見ていると、IT関係の求人がホワイドボードに何か書いてる写真をたくさん使ってて、なんか気になったんですよね。「プログラム言語?C言語?なにそれ?」と思って。
でもそういう未知の領域、出会ったことがない人がいるコミュニティに入ったほうが、自分は調子に乗らないんじゃないかなと考えました。その当時生意気だったので(笑)それが24歳のときです。
ITは需要もあるなと思いましたし、当時はパソコンも持っていなかったんですけど、どうにかなるかな、と。
でもIT業界に興味を持った一番大きな理由は、旅行中に山ほど撮っていた動画や写真を、加工・編集して、友人や海外でお世話になった方々が見れるようにインターネットで配信できたらおもしろいんじゃないだろうか、そのための技術が欲しい、という思いからでした!
まだ動画投稿サイトなんて知らない頃だったので、これができたらきっと多くの人に賛同を得られるに違いないと張り切ってましたね。

翌年ですかね、Youtubeを知ったのは。すげーのがもうあるじゃんって(笑)

本当に困っている人にとってはスキルマッチがすべてじゃない


そこから違うSIerに行ったんでしたっけ?

そうです。
組み込み系を6~7年ほどやりましたね。その後、29歳頃に社員数100名程の制作会社へ転職しました。
BtoCのオープン系Webサービス、スマートフォンアプリの開発会社だったんですけど、24時間365日休みがないような状態が4~5年続いたんです。担当がいないという理由から社内情シスも兼任していました。

その会社はなぜ辞めたんですか?

自分なりにやり切ったなと感じたんですよね。30半ばで、さらなる将来を考える時期でもありました。
BtoCのアプリ開発をしていると、アイディアマン、創作意欲にあふれている人に出会うことがあって、一方で「基本的に使えるなら、いいんじゃない?」と思えてしまう自分は、そういう人と比べて圧倒的に熱量が足りてないなと。なので、この仕事はもういいかな、と思いましたね。

そうだったんですね。転職活動はどういう軸で進めたんですか?

ITには関わりたいけれど、開発、サービス系、事業系は興味がなくて。これまでの経験を使って「困っている人を助ける」ということができないかな、というのが大きくありました。

なぜ「困っている人を助ける」という思考になったんですか?

開発をやっているときに様々困難がありまして。
本当に困ったときって誰かの助けを借りたいじゃないですか。でもそれがいろんな都合で叶わないことがある。
中でも印象に残っているのが、当時僕が直接面談をして集めたチームで進めているプロジェクトがありました。進行する中で思いもよらない問題が降りそそいできたんです。新たに得意な人を呼びよせることも厳しく、知識も技術も足りていない、今いる10数名のメンバーだけでこの難しい局面を乗りこえなきゃいけない状況に、八方塞がりという言葉が頭をよぎりました。でも、それぞれが精一杯の力を発揮して、なんとかリリースすることができたんです。
そのとき「助けられたなぁ」と思って。
メンバーの人は助けたなんてつもりはないかもしれないですけど。
本当に困っている人にとってはスキルマッチがすべてじゃなく、状況を理解して「どうにかしてやる!」と本気で動いてくれる人がいることが大切だと強く感じました。
だから、「本当に困っている」という人と出会ったときには絶対に力になれるなと思っていたんですよね。

なるほど。でもそこで「まずはそれができるための知識を蓄えよう」と考える人もいると思うんですけど。

そうは考えなかったですね。
仕事の知識は仕事を通して蓄える、ということで勉強したくないというのが理由の1つ(笑)
もう1つは、知識が豊富な人と仕事をしたこともありますが、解説はしてくれるんですけど、行動しない、やらない、足掻こうともしないという場面に遭遇してきたので、知識があっても応用、行動できないと意味がないと思ったのが要因かもしれません。「なんで知識があるのにやらないの」って、バトったこともありました(笑)

未経験から始めているから余計に、座学が得意なタイプが知らない人に接する際のリアクションを垣間見てきているんですよね。小さなこと、ささいなことでも実際にやってみることが一番良い。ならば、まずは動く、まずやるという意志が自分の基本になったんですよね。

確かにがーするさん、自己紹介の大事にしていること欄に「まずやれよ」って書いてますよね。

そうそう。

それで、UGとの出会いはどんな感じだったんですか?

UGからスカウトメールがきたんですよ。それで会社に行ってみて、ちゃんとしてる場所だなって思いましたね。みんなちゃんと挨拶するし(笑)いい人の集まりだなって。

いい人とは?

人が良さそう(笑)元気ない人、話さない人もいないし。
ちゃんとしてるな~、チャレンジだな~、どうやったら怖いって思われないでいけるかな~って考えてましたよ。前職まではぶっきらぼうに過ごしてきたので、言葉遣いや立ち振舞含めて思いっきり変わらなきゃいけないって。

そうなんですね~。がーするさん、今は怖くないですよ(笑

そこから面談を重ねて、入社の決め手は何でしたか?

業務内容を確認していくと、「中堅中小企業を強くする」というミッションがあって、まさに自分がやりたかった「困っている人を助ける」イメージと合致していたんです。大変な事態って、状況・場面・タイミングが重なり合って生まれてしまうと思うのですが、だからと言ってそれがずっと続くこともないんですよね。中小企業にとって、こうした波はめちゃくちゃよくあることなんだろうなと二社目で情シスを兼務していた時に実感していました。だからこそ、複数の企業に対し必要な場面で力になれる上に、派遣ではなく「まるで社員かのように」関わることができる働き方にいいなと思って。
あと、インセンティブというのがおもしろくて。どんどん成長していくことで多く得られる可能性があるし、それを止める人も誰もいない。良ければ増える、駄目だったら少ない。
わかりやすいの、いいですよね。

ポジションが違うだけ。やっていることは変わらないんです。


入社してからは何をやってきましたか?

えっと…。
困っている人を助けてきましたね!

(笑)要約ありがとうございます!具体的には?

具体的には最初から複数社を担当させてもらいました。Pマーク対応のためMacを管理するサーバーを構築したのが初めての長期間の業務で、その後は既存案件のローテーションで情シス全般業務をやりつつ、合間にスポット案件を受けもつこともありました。途中、UGのサービスにあるSyszoの改修も担当しましたね。

「困っている人を助ける」は実現できていましたか?

はい、お客様企業は困っているのがわかりましたし、僕はUGも顧客だと思っているんですよ。
UGも中堅中小企業なので困っていることや課題はたくさんあります。
例えば、僕が稼働しなかったらUGにとってはコストになるわけで、困りますよね。
自分の時間を稼働に転換することで、売上が立ち、UGとしては助かる、と考えています。
「個人を助けたい」だけではなくて、会社組織も含め「困っている状態を少しでもよくしたい」という想いでやってきましたね。

今は事業部長を務めていますよね。やってみてどうですか?

考えることが多いし、自分に足りない部分もたくさんあるな、と思いますね。
イレギュラーな事態を対応することが多いんですけど、気にしなければいけない範囲が広くなります。顧客満足、サービス品質、法律、規程なども含めて様々な観点があって、「さてどこから確認していこうかな」となるわけです。情報の母数、抑えておくべきポイントが多いんですよね。
経験豊富な人たちと話していると、その点は「すごいな」と感心するし、そこまで行くにはたくさん経験が必要だなと思います。

部長を務めることに対して、こんなことがやりたい、できそうのような野望や期待はあったんですか?

いや~、そういうのはないですね。
前職でも「長」がつく役職でした。そのときは自分のスキル以上の役職がついてしまっているなと感じることもありました。「長」という肩書があると、いろんな場面で自分が出ていかなければいけないことがありますよね。そこで僕がジャッジし、決断していかねばならない時もあります。最初はそれで物事が進んでいくことに「超怖い」と思ったりもしましたよ。
成長の機会にはなるけれど、「楽しい」ということではなくて。だから、どうしても「長」がやりたいということもなかったですね。

でも実際キャリアアップに見える人もいるのでは?

そっか~、そう見える人もいるんですね。
でも僕としては全くそう思ってはいません。

役割が変わるだけで、根本的なスタンスは同じなんじゃないかと。スポーツのポジションと同じ感覚です。
野球で言えばポジションが違うと、飛んでくる球質が変わるし、守り方も変わるという感覚です。
「あそこを守ってると、強い打球がたくさん飛んでくる!」
「ここのグラウンドの状態だとイレギュラーが多いなあ・・・」
「うーん、、、あのポジションを1年間か・・たまにエラーするかもしれないけど、いいすか?」
「ピッチャー?エースじゃないけど、勝てるように頑張ります。」
こんなニュアンスですかね(笑)
ポジションによって役割は変化するけど、結局は同じ思いでやっています。
現場に行く機会は減ってしまいましたが、自分としてはまだまだ困っている人を助け続けている気持ちでいます。今はUGの「人と組織」が強くなるようにUGを支援しています。それが僕の役割です。

今後はどういうことをやっていきたいですか?

今後、社員が増えてできることが広がるのは単純にワクワクします。
それと同時に、マネジメントはどうするかという課題がでてきます。
現在のバランスが正解とは限らないし、多様性を汲んで進めていく必要があります。
その時、その場所、その状況に応じて変化をしつつ、良い特性は活かすことを考慮して成立させていきたいというのが今の目標です。現に僕自身、UGで多くの機会に触れ、成長させてもらっています。方法はどうであれ、みんなにもこうしたいろいろな経験をできる場を作るのが自分の役割の1つだと思うんです。

がーするさんは、「困っている人を助ける」「みんなも経験ができる場を作る」など他者想いなところがありますよね。そういう価値観ってどこから来ていると思いますか?

うーん。。。
元々小さい頃からそういうタイプだったんだと思います。大勢で遊んでも最後に加わる人を見届けてからスタートするタイプというか。
仕事においては、20代にはそんなことを考える余裕はなかったんですけどね。UGに入るときにそれまでを振り返って、キャリアアップやお金のためではなく他の人のためになれたら、と改めて考えられたことも大きいかもしれないですね。

それを聞くと、大勢で飲み屋に行ったときに、最後に忘れ物あるか確認してから出るタイプ、みたいに聞こえますけど。。。

いや!それはない!自分自身が忘れ物めっちゃ多いので!(笑)

ただ、自分1人でグイグイ先に行くというよりは、周りを見るっていうことを大事にしちゃうんですよ。みんなでなにかするときに「自分が役立てることはなにか」って探そうとするんです。
それが今の仕事のスタンスにも表れているかな、と思います。

※本記事は2020年11月に執筆したものです。

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