なにをやっているのか
不動産賃貸契約をカンタンにするためのプロダクトを開発しています。
スマホで不動産物件を検索→スマホで契約締結→次の日から住めるようにします。ホテルと不動産の間を取るようなイメージです。今まで面倒であった不動産賃貸関連の作業を全てなくします。お客様の自宅で完結するのです。
引っ越しには、物件の契約、ガス・電気・水道の申し込み、家財の運搬など、かなり多くの労力を必要とします。また、賃貸サイトの物件はサクラ物件であることが多く、問い合わせをしても「さっき埋まってしまったんですよ」「ここも明日には埋まってしまうかもしれません」などと急かされて決めてしまうことも多いのが現状です。
給料の約3分の1を持っていかれる住居がこうして決まってしまうのは、非常に問題点だと思っています。
なぜやるのか
不動産業界は日本で4番目に大きい市場規模と言われています(1位:自動車業界、2位:建設業界、3位:医療業界)。また、他の業界と比較しても歴史が長く、早期からルールが決まっている業界でもあります。そのため、テック要素が入り込む間もなくルール化されてしまい、ここ数十年は同じビジネスモデルで業界は停滞しています。
おそらく皆さんにとって最も身近なのは不動産賃貸/仲介ではないでしょうか。
不動産賃貸店舗に足を運び、物件提案をされ、車で賃貸物件で行き、不動産管理会社立会いの元、内見を行う。申込書を記載し、審査が通過したら、重要事項説明を対面で受ける……
この流れはかなり長い間変わっていないのです。
(なんと賃貸契約に関わる民法の改正は、2017年まで約120年も行われていませんでした!)
いまだに不動産物件紹介をWebではなく紙で実施している場面を見ると、テック化が遅れていることはよくご理解いただけるかと思います。
弊社代表の芳賀は15年不動産業界で経験を積み、賃貸/仲介、売買、リノベーションなど業界の中でも様々な業務に携わってきました。そして進化(テック化)しない不動産業界に対しての苛立ちと危機感を長年感じていたのです。
「空き家」の増加という社会問題は、特に郊外エリアにおいて深刻化しています。
この1年で日本の人口が40万人減少しているにも関わらず、年間で90万件もの新たな部屋が供給されています。つまり、人口減少しておりますが部屋の数は増えており、あきらかに需要と供給がミスマッチなのです。
この状況下で、賃貸オーナーはこれまでのようにSUUMOやHOME'Sに掲載をしているだけで、入居者が見つかるのでしょうか?賃貸オーナーが優位な従来のルールにいつまでもあぐらをかき、何もしないで稼げるような時代は終焉を迎えているのです。長年変わることのなかったルールに対して、新たな仕組みを投じる必要があるのです。
どうやっているのか
オフィスは秋葉原から徒歩1分。アクセス抜群です。
代表の芳賀
とにかく面倒な不動産の根深い構造を変えたいと考えています。
入居者として不動産賃貸会社に足を運んだときに、納得感がない・不便だと思った経験がある方も多いかと思います。
・初期費用が重い
・審査に紙が必要
・住民票が必要
・保証人情報が必要
など、他にもたくさんの弊害があります。
そして実際に入居すると、ベットも洗濯機も冷蔵庫もありません。不動産賃貸ですので当たり前かもしれませんが、アメリカでは家具、家電などはほぼ全て備え付けです。このアメリカのスタイルにもデメリットはあるかもしれませんが、現状アメリカでは大きな問題なく活用されています。
日本でも賃貸オーナー側は、入居者に選んでもらうためにたくさんの仕掛けをしています。フリーWi-Fi、宅配ボックス、コンシェルジュ配置などの工夫をしても、抜本的な解決にはならず、苦戦をしている現状です。
その解決策の1つとして、先ほどアメリカの例を挙げたように、家具や家電を備え付けにして、スマートロックキーなどのIoTデバイスを設置するなどの工夫が求められるのです。
住居を検討するプロセスでは、内見を不要にしたいと考えています。
契約を極限まで簡単にすることで内見をしなくとも決める方を多くしたいのです。今までの不動産賃貸のUXを一気に変えていきたいと思っています。
そして決済はクレジットカードに一本化します。
今までの不動産賃貸では銀行振込が基本です。この時流においてクレジットカードを使えないのはよくありません。高い買い物にもかかわらず、クレジットカードが使えず、ポイントをためることができないのは、入居者のデメリットではないでしょうか。
これからは、もっと入居者にとって納得感のある、利便性の高い賃貸契約を実現するべきだと考えています。従来からの業界の常識を覆す、大きなチャレンジに取り組んでいきます。