トライエッティングCOOの菅沼です。
最近では、すっかりブロガーとしての仕事が増えてきました笑
皆さんお馴染みのTryetinger's Blogでは、トライエッティングのメンバーや活動の様子をお届けしていきます。インターン生紹介インタビュー第2弾は、トライエッティングのR&Dチームでコード開発を担う笹野が登場です。今回もわたくし菅沼がインタビュアーとして、笹野の活動について聞いてきました。
篠野 宏|プロフィール
1988年、愛知県生まれ。名古屋大学工学部を卒業後、2015年に愛知県庁建設部に入庁。その後、水産系の研究所を経て名古屋大学大学院環境学博士課程へ。現在はコンクリートの研究を行う。トライエッティング代表長江の講義を受講したことをきっかけに、トライエッティングにインターンとしてジョインする。トライエッティングではR&Dチームでコード開発に携わる予定。
「コンクリート」とトライエッティングの接点とは?
―まず、自己紹介と経歴を教えてください。
愛知県出身で、名古屋大学工学部を卒業後は、愛知県庁建設部と水産系の研究所を経て、大学院に戻ってきました。
愛知県庁では、建設予定の建物が建築基準法に適合しているかの審査と、法律に関する相談対応を担当していました。そこで1年間働いたあと、水産系の研究所で展示会の企画調整に携わりました。その後大学院に戻り、現在は環境学博士課程の1年目です。
―今研究しているのはどんなことですか?
コンクリートの研究をしています。コンクリートは劣化してくんですよ。ヒビが入ったり、そのせいで地震時に想定外の揺れ方をしたり。ということで、どう劣化していくのかを研究しています。
―コンクリートとトライエッティングに“接点”はなさそうですが…なぜインターンに応募しようと思ったのでしょうか?
直接的な接点はないですね(笑)。長江社長の人柄に惹かれたから、応募しました。全6回の、機械学習の講義があったんですけど、そこで社長が講師をしていて。講義が終わったあとに、「うちに来ない?」と声をかけられて、おもしろそうだなと思ったんです。人柄はもちろん、機械学習や会社自体にも興味がありました。
―そもそも、これまで機械学習を勉強する機会はなかったんですよね。その講義を受けようと思ったのはなぜですか?
単純に、おもしろそうだなと興味を持ったからですね。私自身も、鉄筋コンクリート造の破壊のシミュレーションにプログラミングを使用しているので、知的好奇心が刺激されたんです。あとは、機械学習に可能性を感じたからですね。
例えば、セメント会社なら、セメントを混ぜるときに試行錯誤して、一番いいセメントができる条件を探します。これに機械学習を利用すれば、より良い条件が探せそうだなと。もちろん、それ以外にも研究などで応用できることはいろいろありそうだと思っています。
魅力的な人と近い距離で学べるのは、ベンチャーならでは
―長江はどんな存在ですか?
一言で言い表せないですね……いい意味で底が見えないというか(笑)。でも、お話をしていて、研究者だなと感じることはすごくあります。
私はインターンとして、長江社長と一緒にコード開発をする予定です。量子力学のモデルに機械学習を利用して、とてつもなく早く計算をする手法があって、それを別の分野に使えないかということで。量子力学に機械学習を用いるのは、研究者ならではの視点だなと思いましたね。
―長江は、創業インタビューで「採用した人材については、徹底的に教育する」と言っていました。それに対するモチベーションはいかがですか?
前向きであるとともに、ラッキーだなと思っています。私は独学でプログラミングを学んでいるのですが、それにも壁があって。基となるデータがないことと、独学だとどうしても行き詰まることがあるんです。どうやって精度を上げたらいいのか、そもそもどのようにプログラムを書いたらいいのか。
それが学べること、ビジネスにどう応用していくのかについて学べることは、とてもありがたいことだと思います。
―インターンを通じて、機械学習はもちろんのこと、他にどんなことを学んでいきたいですか?
たくさんありますね。まずは、ベンチャーとはどんなものなのか、どのようにに会社が回っているのかを学びたいです。
それから、長江社長をはじめほかの社員の方々にはみんな個性があって、それぞれの得意分野も違っています。電子工作やサーバー構築、会社全体の調節とか。ひとりひとりから、それぞれの良さを学び取っていきたいです。そういった方たちと近い距離で学べるのはベンチャーならではかもしれませんね。
逃げるは恥だが役に立つ?
―ベンチャー自体にも興味があるんですね。自分でもこの先起業しようという考えがあるんですか?
起業は、将来の選択肢の一つとして考えています。社会に出てみて思ったことなのですが、正直、自分にはあまり大企業が向いていないなと。というのも、何かやろうと思うといろんな人の決済をとらないといけないし、会社に貢献していたとしても、それは一部のパートだけになります。多分、自分が思うようにやりたいだけなのかもしれません(笑)。
―大企業には大企業の、ベンチャーにはベンチャーのいいところがありますからね。
そうですね、大企業は福利厚生や研修もしっかりしていますし。ベンチャーに関しては、自分が会社を動かす一員になれそうだなと思います。今取り組んでいる研究もそうで、大きな目的はあって、あとは任せるよといった感じで、自分が主体となって行動できます。そういった意味では、ベンチャーでインターンができることに、大きな期待を寄せています。手に職もつけられるだろうと思いますし。
―手に職をつけて、どうなりたいと思っていすか?
幸せに暮らしていくためにも、何か嫌なことがあったとき、すぐ別の環境に移れるようになりたいです。いわゆる“逃げるは恥だが役に立つ”ですね。
―“自分の得意分野で勝負する”ということですね。
そうですね。一度社会に出てから大学院に戻ったのも、自分の得意分野である、研究で勝負したいなと思ったからです。
“逃げる”という言葉にはあまりよくないイメージもありますが、逃げられるということは、結構大事な気がするんです。
例えば、会社の人間関係がうまくいかなくて、辞めたいけど辞められず、心を病んでしまう人は多いですよね。今の日本の状況だと、手に職がないと、なかなか環境を変えられません。
そういったときに、自分でも何かできることがあれば、すぐに環境を変えられると思うんです。私は、それを身につけたくて大学院に戻ったし、機械学習の講座や今回のインターンに手を挙げたのも、そういう理由があったからです。
―マイナスなイメージの“逃げる”というよりは、幸せに暮らしていくための選択肢を担保できるように、ということですね。
そうです!といっても、今ももちろん幸せですよ。その定義もなかなか難しいんですけどね(笑)。
―最後に、インターンにかける意気込みをどうぞ!
一番期待しているのは、楽しそうだということと、機械学習が学べることです。トライエッティングは長江社長をはじめ魅力的な人が集まっているので、そんなみなさんの考えを学びたいです。出口はまだはっきりと決まっていませんが、ひとつひとつを大事にしながら行動していきたいと思います。