なにをやっているのか
初めてのぼり旗を使ったお客さま
東京ビックサイトでの展示会の様子
カンタンに言えば『デザイン会社』。
最新鋭のクリエイティブではなく、古くからある“のぼり旗”にデザインで付加価値を与える仕事をマジメにやってきました。
古くは戦いの象徴だった“のぼり旗”。高さ1.8m、幅60cmという僅かなスペースに個性と平和的な価値を与え、世界に広めるデザインが私たちのメイン事業です。
日本の屋台骨を支えている小さなお店に対しクオリティーの高いデザイン販促物を一生懸命に広めて、今は日本最大級となる13,000点もの完全オリジナルのデザインラインナップを誇ります。
そして、お客さまの数は5,000店を超えました。
2020年、社会情勢が変化し私たちの大事なお客さまである飲食店が苦境に立たされる状況が続くなかで、のぼり旗に投資をする余裕はないに等しくなりました。そして、人々のマインドおよびビジネスの常識はかつてないほど大きく変わろうとしています。
そこで、私たちはお客さまから『お金をいただくのではなく、むしろ継続的な収益源をつくる』ビジネスモデルを考え出し、新たなサービス【飲食店と広告主とをつなぐマッチング事業】をスタートしました。
関わるすべての人々が人生の勝利者であるよう、私たちはデザインのチカラを活かし、新たな市場をつくるチャレンジをしています。
ここでは細かく書ききれない部分もありますので、くわしくは面談を希望いただいた方にプレゼンテーションいたします!
詳しくはコチラ↓
https://trumps.co.jp
なぜやるのか
GMOペパボ/カラーミーショップ大賞優秀賞を受賞
ノーベル平和賞受賞者『ムハマド・ユヌス博士』に「デザインのチカラで障がい者雇用をつくる」と題しプレゼンテーションを行う。2019.11ホテルオークラ プレステージタワーにて
私たちの会社には、以下のような人たちが集まってきました。
・リーマンショックで突然、会社をクビになったデザイナー
・会社が潰れる寸前だったデザイナー
・育児休暇から復帰ができないデザイナー
・東日本大震災により地元で働けず仕方なく上京した人
などなど…。
当時、代表である井口は「苦境に立たされる人たちが活躍できる場を作ろう」と思い、創業準備をしていました。
そんな折に、代表である井口が初めて授かった息子に、脳の萎縮があることが見つかりました。
専門医に無言で渡された紙にかかれた病は「ほぼ小学校に上がる前に死亡。仮に発作が治まってもそのほとんどが一生寝たきり…」というもの。
心が潰れるくらいの嘆き悲しみがあるなかで、やはり子どものためにやれることを全力でやろう!という強い決意が創業への原動力でした。
集まって来た人たちの『将来の仕事』。
悩みながらも目まぐるしくすぎる毎日。
代表と同じように障がいのある子を持つ親が数多くいることへの気づき。
私たちを頼って来てくれる『クリエイターの将来』と知的障がい等を持つ子の親が想う『我が子の将来』。
色々なことに直面し、深く考え、事業を続ける中で
・知的障がいを持つ子どもが将来輝ける場所があって、見守る親が安心して託せる良心的な会社を作ろう
・得意なデザインのチカラで障がい者雇用を生み出そう
という大きな夢と目標が形作られていきました。
これまでの経験が集約された、『デザインのチカラで人生の勝利者をつくる』。
そして、「どうせやるなら障がい者だけでなく社会的弱者にも働く場をつくりたい」という思いが今日までの事業を後押ししています。
私たちは、将来的に“意欲があるのに就職できない人”を社員の約30%を目標に採用したいと考えています。
さらに障がい者だけでなくトランスジェンダー・LGBT・ユニークフェイス、ほかにもさまざまな個性にたいして門戸を開き、民族的な差別も偏見もない社会を実現する会社をつくる、すなわち真のダイバーシティー(多様性)の実現が目標です。
なんだか気宇壮大な夢物語に聞こえるかもしれません。
しかし、私たちは自分が生きている間のことだけを考えているわけではなく、むしろ私たちの後に続く何かを作りたいのです。
理想だけで未来を創れるほど甘いものではないからこそ、私たちは将来どんな荒波にも負けない知恵と勇気を持った“あなた”を探しています。
圧倒的に勝つために成長意欲がある、まだ見ぬ“あなた”を探しています。
もちろん私たちはエラそうなことを言えるような出来た人間ではありません。
それでも毎日、めちゃくちゃワクワクして、心の底から仕事が楽しいと胸を張って言えます。
私たちは大きく変わり続けます。
お客さまである5,000店を超える人たちに直接的なメリットをお渡しするために【デザイン】【飲食店】【CRM顧客関係マネジメント】【仕分け・配送】などの強みを活かして新たな価値をつくります。
“デザインのチカラで人生の勝利者をつくる”ために。
あなたとともに泣いたり笑ったりしながら
未来へと続く『あしあと』を残していきたいと考えています。
最後に2019年11月にノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス博士からいただいた言葉の一部を紹介して終わります。
「知的障がい者の仕事に関して言うなら、それは世界的な問題です。あなたは国境を超えていくよう誰かが背中を押してくれるのを待つ必要などありません。人々が国境の向こう側からあなたを引き出してくれます。なぜなら、たった1つの小さなことでも何かに成功できれば、同志は周囲から自然と集まってくるからです。全く同じ道を進んでいるご両親やまだ見ぬ仲間がいるからです。あなたは自分で自分の世界を作れるでしょう。その世界は国境のない世界となります。なぜなら、抱えている問題が全員をつなぎとめるから、そしてその意識は人々をワクワクさせて、そこから新たな世界ができてくるからです」
どうやっているのか
養護学校の先生を招いて行われた事務所移転パーティー
『クリーン対策実施店のぼり旗無料提供キャンペーン』は朝日新聞をはじめ28社ものメディアに取り上げられあっという間に1,000ものお申込をいただいた。
私たちは小さなデザイン会社でありながら、独立からほぼ15期連続で売上が前年比平均130%の伸びをマークし、堅実に伸びてきた会社です。
しかしながら、外部環境の変化や影響により、状況は一変しました。
2020年の3月期ののぼり旗の売上げはなんと前年同月比で75%減、顧客の約8割が飲食店の経営者さまであり、外食産業が苦境に立たされていることを肌で感じました。
そのような時だからこそ、逆に『お客さまとともに戦おう』と思ってはじめたのが、【飲食店応援:新型コロナウイルス対策/クリーン対策実施店のぼり旗1,000枚無料提供キャンペーン】。
振り返れば私たちは、東日本大震災の時には「いよいよこれから商売をはじめよう」と立ち上がった方たちののために【被災地限定のぼり旗1,000本無料提供運動】を行うなど、応援するキモチを行動にしてきた会社でした。
そして現在、飲食店に新しい収入源を提供すべく、【トイレ広告 ハレルヤ!】を始動。
広告を掲載したい企業と場所を貸したい店舗をマッチングするサービスを開始しました。
お店と広告主、そして飲食店に訪れるお客さま。
関わる人たちにプラスになる体験をデザインしています。
また、自分たちのアイディアや行動を過信せず、お客さまの声を常に聞くことを企業文化としています。
その一端としてお客さまにお願いしたアンケート返送率はなんと20%を超えています。
(A4サイズの用紙に手書きで記入、その95.2%が良い評価、4.3%がまあまあ、0.4%がひどい)
将来的にダイバーシティーを実現した会社に成長したいため、社会と積極的につながっていきたいと考え、声をかけ、声を聞くこと。
単一的なクリエイティブではなく、関わる行動や体験をデザインする。
そんな姿勢で事業を進めています。
それらの姿勢が実績へとつながり、神奈川県知事より『経営革新計画の承認』と横浜市長から『横浜型地域貢献企業の上位認定』を受けたことで金融機関の融資も特別枠で行われました。
経営環境はとても厳しく、この状況下で生き抜くことはとてもカンタンではありません。
しかしながら、若い人も年長者もそれそれが尊重し合いながら【フットワーク軽くテストを行い、その結果によって公平に判断していく】という社風を大切に、未来をつくる組織であり続けていきたいと考えています。
ちなみに私たちの主な経歴です。
井口茂樹(アートディレクター)
2002年 多摩美術大学 デザイン科 グラフィックデザイン専攻 卒
広告制作会社にてグラフィックデザイン全般に携わる
SUZUKI、SONY、JAL、SAPPORO、BRAUN、大和証券、三菱東京UFJ銀行、ほか多数
2005年 新聞広告賞受賞 第25回広告主企画部門 『新・スッキリ味!サッポロ ドラフトワン』
井口正文(代表取締役 兼 アートディレクター)
1994年 多摩美術大学 デザイン科 グラフィックデザイン専攻 卒
編集デザイン会社にてエディトリアルデザイン全般に携わる
Tarzan(マガジンハウス)はじめ、日経BP社、電通総研、建設省、JTB、リクルート、JCB、聖教新聞社、早稲田アカデミー、京都造形芸大ほか多数。社)日本グラフィックデザイナー協会 JAGDA正会員
福澤歌子(取締役 兼 グラフィックデザイナー)
1990年 武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科 卒
広告制作会社にて 千葉県千葉市行政のCIマニュアル製作、ファッションブランドKRIZIAほか 編集デザイン会社にて、Tarzan(マガジンハウス)、リクルート、ほか多数
独立後イタリア ミラノにて(『VOGUE』GIOIELLO)コンデナスト社のデザインチームに参加
帰国後、弊社取締役 兼 グラフィックデザイナーに
これからは広告代理店経由の仕事でなくてもマネタイズができる時代に入ったと考えています。
あなたの高いレベルの実力を大企業だけでなく主に小さなお店に対して発揮してみませんか。
どうせなら、自分の手で未来の歴史を変えるような悔いのない仕事をしませんか。
ぜひ、ここであなたのチカラを最大限に発揮してください。