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“攻め”のバックオフィス部門であるために。CFOが語る、事業部門と一体となり会社の未来を作る面白さ

私たちは、プロモーション×IT×ビジネスの3つの事業で、顧客ビジネスを支援する会社です。「創発による新たな調和の創造」をミッションに、“予定調和でない「無調音楽 Atonality」のような問題解決”に取り組む姿勢を大切にしています。

今回は、取締役CFOの長山さんにインタビューを実施。バックオフィス業務全般を担当する経営管理本部のミッションや、求める人材像などを伺いました。


【プロフィール】

長山 雄太:前職はIT企業で経営企画、経理、財務、法務、内部監査などを担当。2019年、事業拡大のタイミングでトライビートにジョイン。現在は取締役CFOとして経営管理本部を管掌し、バックオフィス業務全般の方針策定、マネジメント、実業務に携わっている。

守りだけでなく「攻め」の姿勢も重視するバックオフィス部門

――まずは長山さんが管掌する経営管理本部のミッションを教えてください。

当社の各事業部門が成果を最大化するための仕組みを作ることがミッションです。

コスト削減や内部統制強化など、「守り」の業務を手堅く行うこともさることながら、当社が大事にしているのは「攻め」の姿勢です。具体的には、事業部門がコア業務に集中できる環境づくりに尽力しています。

一般的に、かつてのバックオフィス部門は、細かなルールや規則によって社員を管理するやり方が主流でした。ところが、ルールが多すぎることで効率が落ちたり、社員が気持ちよく仕事ができなくなってしまう弊害が指摘されています。ですから、当社のバックオフィス部門においては、ルールは最小限に、一人ひとりが生産性高く生き生きと働いてもらえるような体制の構築に努めています。


――なるほど。そのようなミッションに基づき、経営管理本部はどのような組織体制をとっていますか?

現在は4名で構成されており、縦割りではなく、各担当が複数の役割を兼任している点が特徴です。具体的には、経理、財務、人事労務、採用、総務、法務などの領域に関して、チーム全員でフォローしあいながら必要な手続きを行ったり、現場のみなさんからの相談に対応していくイメージです。


――メンバー一人ひとりがマルチに対応しているのですね。長山さんが考える経営管理本部の組織としての強みは?

やはり、互いに支え合いながら現場の要求に応える「チーム力」が強みですね。少数精鋭で動いているからこそ、属人的な仕事をしてしまうと現場からの不満も出てしまうでしょう。そうならないためにも、各自が責任感を持って、互いに助け合いながら仕事をしています。

一方で、情報の連携ミスやお見合い落球などを起こさない工夫も重視しています。例えば、asanaというタスク管理ツールを導入して情報の共有やタスクの自動化を徹底しているからこそ、正確かつ迅速な対応ができる強みがあります。


自らツールを駆使し、成長と進化を意識しながら取り組んでほしい

――経営管理本部はどのようなバックグラウンドを持ったメンバーが多いですか?

基本的に、全員何らかのバックオフィス業務に従事した経験を持っていますね。そのうえで、多くのメンバーが当社にジョインした理由に挙げるのが、業務の幅広さや成長可能性の高さです。

例えば、大企業で縦割りの経理組織にいたメンバーは、1社全体の決算をやってみたいとの希望で当社に入社しました。当社の場合は部分ではなく全体に関われますから、本人が望めばいくらでもキャリアを広げることができます。

また、上場企業出身の別のメンバーは、前職ではなかなか自分の提案が通らなかったそうです。当社は経営層との距離が近く、声をあげやすい風土があるため、新しいことにチャレンジできる環境にやりがいを感じている様子ですね。


――メンバーのみなさんに求める姿勢は?

メンバーたちには「自ら積極的にデジタルツールなどを活用し、進化しながら取り組んでほしい」と伝えています。

昨今はバックオフィス業務がAIに代替されるなどと言われますが、単なる“作業”は近い将来いずれAIにとって代わられるでしょう。だからこそ、人間にしかできない仕事、すなわちディレクターとしてAIなどのデジタルツールを活用し、付加価値を提供するような動きを意識してもらいたいと考えています。

そのために、部内でも定期的に勉強会を行い、最新のデジタルツールやAIなどの知識を学んでもらうようにしています。未来を見据えながら、自らの成長を止めない姿勢で臨んでもらえたら嬉しいですね。


求めるのは「事業を一緒に作ること」に前向きな姿勢

――経営管理本部ではどのような人材を求めていますか?

「事業部門と共に事業を作っていこう」という気持ちを持ってくれる方だと嬉しいですね。

また、管理部門は他部署との連携機会が多いため、コミュニケーションを大切にできる方にも来ていただきたいです。具体的には、相手の思いや要望を汲み取りながら、必要な対応や主体的な提案ができる方を求めています。

他にも、縁の下の力持ちとしてサポートをするのが好きな人はもちろんのこと、自ら新しい事柄に挑戦したい意欲を持った人も当社に馴染むかと思います。というのも、当社全体がチャレンジングな事業や業務を好む社風のため、前例や経験のない事柄にも前向きに取り組める人には特に面白い会社だと感じてもらえるのではないでしょうか。


――メンバーの成長を促すサポート体制についてはいかがですか?

先ほど各メンバーが複数領域を担当するという話をしましたが、新しく入社した方にはまずは特定の分野で業務を覚えてもらいながら、慣れてきたタイミングで少しずつ領域を広げてもらいます。

入社後は2〜3か月間に及ぶOJTを実施。その後は月に1回のペースで1on1を行います。1on1では、そのときどきの課題感だけでなく、キャリアビジョンやその実現に向けた成長ステップなどについても話をします。一人ひとりとコミュニケーションを重ねながら、さまざまな経験ができるようなアサインを行うようにしています。


――メンバーのキャリアパスについてはどのように考えていますか?

専門性が高い領域の仕事が多いため、まずは軸になる技術を伸ばす必要があると考えています。同時に、バックオフィスというカテゴリーにおいては、それぞれの業務に関連性があります。

したがって「T型人材(特定の分野を極めつつも、その他のジャンルに対しても知見を持っている人材)」を育てることが、当部門の人材育成のポイントです。軸となる技術を身に付けながらも、幅広くその他の知識も知っておくことで、キャリアの広がりが見えてくるからです。本人のやりたいことを踏まえて、枝葉を伸ばす後押しをしていきたいですね。


チャレンジングな取り組みを通じてキャリアを広げられる会社

――今後、どのような管理部門を作りたいと考えていますか?

事業部側が「本当にやりたいこと」をできるようなサポートに従事する組織でありつづけたいです。トライビート自体、ベンチャー気質があり、新規事業にも積極的に取り組んでいます。新しい取り組みを始めるにあたり、事業部からはさまざまな質問や相談がきますが、経験がないからといって対応に時間をかけてしまうことだけは避けたいと考えています。スピード感を意識しながら対応し、ときには代案を出したりしながら、「攻め」の姿勢を失わずにいたいですね。

また、例えば経理領域に従事するメンバーであれば、事業部門と一緒に事業全体を作っていくなど「プチCFO」をたくさん作れたら面白いなと思っています。事業部門は事業のプロですが、多忙ななか経理的・財務的見解まで注力できない場合もあります。そこを一緒に取り組むことで、事業部側には数字を作るためのサポートを提供できますし、経営管理本部側には事業理解の促進が期待できます。

ほかにも、労務・人事領域では、組織開発や制度設計にも尽力していくなど、会社全体のあるべき姿を見定めながら、最大限の取り組みができればと考えています。


――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!

当社は抽象度の高い事業に取り組んでおり、事業部門からあがってくる課題も難易度が高いケースがあります。そのようななかで、どう解決していくかを考えるプロセスはやりがいがあります。

経営陣を含め会社全体が「やってみよう」と前向きに進んでいく風土がありますので、成長したい、自らのキャリアを広げたいという思いを持った方にジョインしていただけたら嬉しいです!

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