今回のストーリーは、
先日トレスで開催されたオンライン勉強会の内容をお伝えします!
弊社では月2~3回、エンジニアやクリエイターが主体となり、
オンライン勉強会を開催しているんですが↓、
今回は「ビジネスフレームワーク(以下FW)」について
マネージャーの三戸部さんに教えてもらいました!
呼び名:三戸部さん、べーやん、コウさん
出身地:東京都
入社:2020年11月
経歴:
・レンタルCD/DVDショップ(学生時代からアルバイト→社員登用)
・お酒の配達員
・SES企業(1社目)
・SES企業(2社目)
・トレス 👈いまココ
趣味:
①映画!引かれるレベルの熱量で語るので、抑える努力をしています…。
②空手:歴20年!師範の代わりに子どもたちに教えることも!
FWについて初めて聞く方はもちろん、
知ってるよ~という方も何か新しいヒントが生まれるかもしれませんし、
おすすめの本も紹介しているので、
よろしければ御覧ください!!
【今更聞けない】
そもそもフレームワークって?
今回の勉強会では、
明日から使える課題発見の方法、FWについてお伝えします!
当たり前だよねって内容ばかりかもしれませんが、
再確認の意味も込めて聞いていただけると良いかなと思っています。
まずFWは、課題解決のための方法論と思ってください。
種類は無数にあるので、この勉強会で全部説明するのは不可能です。
なので初めての方にとって、使ってみようと思える、
何かとっかかりとなるようなFWを紹介していこうと思います。
さっそくですが、エンジニアの皆さん。
FWと聞くと何を思い浮かべますか?
たっちゃん?(エンジニアの都さん)
↑写真左が都さん。右が三戸部さん。
都さん「何かを作ろうとした時に、それを補助するツール。
ライブラリとの違いは、ライブラリはユーザーが呼び出すもの。
FWはユーザーに提供したもののなかでユーザーが勝手に動くもの!」
はい!120点満点の答えですね!笑
ただビジネスにおけるFWは、我々エンジニアが使うものとは異なります。
ビジネスにおけるFWは、考え方を補助する枠組みのことです。
何かを考えたり、分析する際に一定の枠組みを設けることで、
何を考えるべきなのか、何を整理すべきなのかを明確にし、思考を加速させることができるツールです。
FWごとに指標が決まっているので、
その通りに考えたり作っていくと、思考を加速させることができる。
例えばパズルと同じで、
ピース(要素)をパズルの枠組みに当てはめていったら、
絵(課題)が見えてきて、課題解決のためのアクションが見えてくる。
というようなツールです。
ゼロから時間をかけて考えるより、
FWという昔の人が考えてくれた枠組みを使って、
効率的に課題解決していこうねといったところですね。
ちなみにこれから紹介するFWは、下記本から抜粋させていただきました!
本ではもう少し深堀りした内容があるのですが、今回は皆さんが明日にでもすぐ使える、
再現性高いものという観点からピックアップしてみました。
もっと詳しく知りたい方は、こちらの本も御覧になってみてください!
その努力の方向性間違ってるかも?!
己自身の変革がもたらすものとは。
さっそくFWの紹介...といきたいところですが、
課題って解決できる課題とできない課題がありますよね。
なんでも自分の行動で影響を与えられるわけではないですよね。
まず、課題の質について再認識をしていこうと思います。
皆さん、影響の輪とか関心の輪って聞いたことありますか?
有名な『7つの習慣』という本に書いてあるのですが、
こちらも定番の本なので、興味ある方は是非ご覧になってみてください。
(イラスト多めのものや、もっと分厚いものまで沢山種類が出ている本なので、
自身に合ったものを見つけてみてくださいね!)
影響の輪・関心の輪について、分かりやすい図にしてみました。
先ほど、課題には自分で解決できるものとできないものがあるって話をしましたが、
これは自分だけではどうしようもできない課題=他人の態度や行動のことを「関心の輪」、
そして自分自身のことを「影響の輪」として表現したものです。
基本的にこの関心の輪というのは無くなりません。
下記図を例にすると、
「僕がこんなにがんばってるのに、あの人は何も変わってくれない」という課題を、
ハムスター(自分)は持っていたとします。
でも猫(相手)の行動は、ハムスターの思い通りにはならないですよね。
だから人を変えようと思わず、
自分が変われるところ(影響の輪の範囲)だけ変えればいいというお話です。
行動を変えることによって、
この影響の輪と関心の輪の比率が変わってきます。
例えば、勉強して知識を蓄えていくと発言力が増してきます。
そうすると影響の輪が大きくなっていくと同時に、関心の輪も拡大・縮小していきます。
が、関心の輪が無くなる事はありません。
この話で言いたいことは、
課題分析のうえで、上がってきた課題・分析結果が、
自分の行動で変えられるものかどうか、まず考える必要があるということです。
影響の輪の中にあるのか、外にあるのかということですね。
極論、他人を変えるために努力しない方が良いです!
天気を変えようとしても、できることと言えば、
てるてる坊主を作るしかないですよね。
でもここで間違えないでほしいのは、
行動しても無駄だということを言いたい訳ではありません。
適切な課題に対して、適切なポイント・タイミングで力を使っていきましょう、
そして時間と労力を最小限に抑えて最大限の効果を得るために、
FWを使って行動していきましょうということです。
明日にでもすぐ使える3つのビジネス
さて、課題の質に種類があることについて前提認識が揃ったところで、
さっそくおすすめのFWをご紹介していきます。
冒頭でもお伝えしましたが、FWって種類が無数にあるんですが、
皆さんに一番身近なのはTODOリストですね。
あれも1つのFWだと思ってもらって大丈夫です。
他にはロジックツリー、6W2H、WillMustCan、カスタマージャーニーマップ...
といろいろあるんですが、その中から3つご紹介します!
①AsIs/ToBe
・理想の姿と現状のギャップを可視化することにより、問題解決の第一歩とするもの。
・理想までの達成度なども可視化できるとより効果的です。
②なぜなぜ分析
・繰り返し問いをおこなうことで、問題の原因を明らかにする事のできるFWです。
・根本原因を明確にしたうえで、対策(再発防止策)を立てることが重要です。
僕も実際、人間関係に悩んだ時期にこのなぜなぜ分析を使って、
課題分析と次のアクションを抽出するという作業を行いました。
相手は変えられないので、自分のアクションをどう変えていくのか、
未来を軸に分析していきました。
実際に決めたことを行動に移した結果、影響の軸の範囲内ではありますが、
成功と言える結果を残せたと思います。
関心の軸=相手のことは変えられないので。影響の軸を広げていった形です。
③WillMustCan
・組織分析を行うためのFW
・目的を共有するために使われることが多く、目標からアクションまでの道筋が確認しやすい。
Will・Must・Canの円が重なる部分が、直近のアクション(やるべきこと)になります。
デメリットは、Willに比率が偏りやすいことですが、
それさえ意識すればいい結果につながると思います。
分析だけで終わらせていたらもったいない!
未来の行動につなげて最大限の効果を発揮!
どのFWでも大事なポイントが分かっていれば、
どんな課題分析でも応用が利きます。正しく使えているなら安心して問題ありません。
ここでFWを使うことで陥りやすいミスを3つご紹介しておきます。
1.抽象的な解決策を出しがち
多少なら抽象的でも構わないのですが、
例えば「苦手意識克服!」だけで終わらず、苦手意識克服「のために○○をする」といった
具体的な方が行動に移しやすいです。
2.全て自責にしがち
FWを1人で分析する時に、
「自分の能力不足」という結果に帰結しやすい点は注意する必要があります。
客観的にみて、誰の責任なのか、しっかり確認を行ってください。
3.解決策をすべて見出そうとして、行動しないで終わりがち
解決策を考えられるだけ全て出さないといけないと思い込んで、
1個1個の解決策がが薄くなりがちな点も要注意です。
1個考えたらまず行動してみるくらいがベストです。
行動ありきで分析を行ってみてください。
最後にFWをより効果的に活用する方法もご紹介します。
1.人にレビューしてもらう
その課題・事象・商品について文章・広告などを書いてはいるけど、
人に説明できるほど詳しくない場合もあると思います。
人に説明することで自分自身の理解度も高まりますし、
新しい視点が貰えるのでぜひチャレンジしてみてください。
2.チームで使う&共有する
FWは課題を可視化できるツールなので、チームで利用すると絶大な効果を発揮します。
課題感やゴールの可視化・共有、それを基にお互いに指摘を行えたりします。
なので、ただブレストするのではなく、FWに当てはめながら進めてみると、
未来につながるアクションが導き出せますよ。
「そうは言うけど、今困ってることを解決したいんですよ」っていう方も多いと思います。
「将来のことはそうなんだけど、”いま”どうしたらいいのか」と。
そういう方に向けて、課題・事象を起点としたFWマップを作ってみました。
これが正解ということではないですが、
その時々で何のFWを使ったらいいのか迷った場合は、
参考になさってみてください。
皆さんご存知のFWはありましたか?
FWは本当に種類が沢山あり、最初のうちは進め方・考え方がこれであってるのか?
と不安になることもあると思います。
今回のように実際に他の人がどう使っているのか、
現場でどう活用できるのかを聞くと
安心して進められますね!
弊社にはこうしたノウハウやtipsをシェアしあう勉強会を定期的に開催しています!
「自分が持ってるノウハウをみんなにシェアしたい!」
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