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「一番自分らしくない企業を選んだ」“あえて”の選択を取り続ける経営メンバーに話を聞いてみた

野中祥平

東京都出身。自社ニュースサービスの『ソーシャルトレンドニュース』や『mitayo.』の立ち上げに携わり、現在はクリエイティブDiv.のエクゼクティブマネージャーとして経営にも参画。学生時代に友人と出版した書籍『中高生の勉強あるある、解決します。』は6万部を突破している。好きなテレビ番組は『がっちりマンデー!!』。

◎はじめに

内定者の「かっちゃん」こと勝田健太郎と申します。今回は学生時代に出版経験のあるすごい社員さんがいると聞いて、その張本人である野中祥平さんにインタビューを行いました。今回のインタビューでは、野中さんの人助けへの思いや、「なんでそんなことするの!?」といったエピソードまで聞くことができました。ぜひご覧ください!


—野中さん初めまして!さっそくですが、簡単に自己紹介をお願いします。

入社6年目の野中祥平です。現在は、クリエイティブDiv.でエグゼクティブマネージャーをやっています。趣味は音楽鑑賞、文房具集め、そしてパワーポイント作成です。


—パワポが趣味って珍しいですね。魅力は何ですか?

パワポをいじっていると幸せになれるんです。なかなか集中して取り組める作業や趣味って自分の中に存在しないのですが、パワポだけは唯一時間を忘れて夢中になれます。

大澤君っていう新卒1年目の社員も、結構そういう素質を持っていて。パワポが好きっていう。数年に一度出てくる逸材ですね。

自分らしくない企業に“あえて”の入社


—逸材!そんな野中さんも1年目があったと思うのですが、入社の経緯からお話をお聞きしたいです。

トレンダーズは「一番自分らしくない企業」でした。学生時代は、大きい企業・小さい企業、興味あり・興味なしという軸で会社選びをしていたのですが、そのなかでもトレンダーズは「小さい企業で、興味のない企業」という位置付けにあって。当時は興味のあった人材系の企業などに内定をもらっていたのですが、自分らしくない選択をしたら面白いだろうなと思ったのがきっかけでトレンダーズに入社を決めました。

人生を変えたい、変わりたいっていう願望を持っていて、興味のある所に行くより、言い方は悪いですが興味のない所に行ったら自分を変えられると思っているんです。それに小さい企業だったら大きい企業よりも自分の影響力が及びそうだな、と考えて入社を決意しました。


—なかなか聞かないタイプの入社理由ですね。自分とは違うと思っていた会社に入った訳ですが、実際に入ってみてどうでした?

ヤバい、と思いました。同期は華やかでイケイケだし、内定者懇親会とかに行っても端っこでポツン・・・みたいな。今まで自分がいた世界とは真逆で。でも、社内で自分の居場所が見つかってからは、頑張り所を掴めるようになりました。


—その居場所っていうのは?

一言で言うと、企画と営業の間です。『ソーシャルトレンドニュース』や『mitayo.』といった、今までになかった商品を作ることで、営業が商品を売りやすくなったり、企画の人たちが売り上げを気にせずに自分の製作に専念できたりするような環境づくりする立ち位置ですね。

事業やビジネスを考えることが好きなのもありますが、もともと「困っている人を助けたい」という思いが強いんです。営業が困っていたらそれはつまり、お客さまが困っていること。なので、彼らの声を地道に吸い上げて、「出来ません」とは言わずに事業に生かすことを大事にしています。トレンダーズだと大きく、「営業マンタイプ」と「企画タイプ」に分かれるのですが、自分みたいな人はあまりいないと思いますね。

経営メンバーに参画してからも、「人助け」という意識は変わっていませんが、自分と関わる人を、みんなを幸せにしなきゃという思いが生まれましたね。


—仕事をするときにはどういったことを意識していますか?

スピードとビジュアルコミニケーションです。スピードは言葉通り、「仕事は早く」ということです。ビジュアルコミニケーションは、簡単に言えば、「図を使って伝える」ことです。何かを説明をするときに図があれば、自分の頭のなかにある方向性を相手にも示すことができます。口が下手なのでできる限り絵で示すっていう、生物の進化の過程で身につけた能力ですね(笑)


—野中さんは学生時代に『中高生の勉強あるある、解決します。』という勉強本を書かれていますよね。その時も「人助け」という意識を持っていたのですか?

そうですね。自分が中高生のときにこういう風に教えてくれたらよかったのに、という思いを本にして、受験生の手助けをしたいという気持ちがありました。マーケティング的な話をすると、勉強本の業界って難しくて年配の方が書いた本が多いんです。だから、若い自分が読みやすい本を書けば中高生にとって需要があるだろうと思い執筆に至りました。

また自分を変えたいという思いが芽生えたのも、本を書こうと思ったきっかけです。実は、大学3年生になったばかりの頃に失恋や病気などの災難が一気に降りかかってきたんです。小さい頃から自信がとにかくなくて、やりたいことや夢とかもなかったのですが、そんな自分が嫌になり、「変わらなきゃ」という意識が強くなりました。ただ自分が変わるための“これ”といった夢や動機もなかったので、友達のことは応援できるなと思い、予備校講師を目指している友人をサポートしたく、本を出版することに決めました。

今思えば、「これを書かずには死ねない!」という状況にあったのかもしれません。執念ですね。


—本を作ってから、身の回りに変化はありましたか?

実は、この本の読者が入社1年目の社員にいるんです。


—えー!そんなドラマみたいな話が本当にあるんですね!

しかも同じチームにいるんです。ビックリですよね。それはかなり特殊なことなのですが、それ以外だと読者から自分の本で人生が変わったなどといった言葉を頂いたときは本当に嬉しかったですね。


—本を出版されたり、新規事業を立ち上げたりと様々なことを成し遂げている印象を受けましたが、今後の展望や夢はありますか?

夢を叶え続けるのが夢です。自信がない、だから何かに夢中になっていたいんですね。もし夢中になることがなくなってしまったら、昔みたいに自信がなくなってしまうと思うんです。だから頑張れることを、頑張り続けたいっていう思いがありますね。


—マグロみたいに泳ぎ続けるっていうことですね。

そう、「夢追うマグロ」ってことだね(笑)その例えいいね。使っていくね!

“あえて”の選択で人生を楽しむ

—では最後になってしまうのですが、これを見ている就活生に向けて一言お願いします。

人生のきっかけは“逆”にあると思っています。変わりたいなって思った時に、逆の発想で今まで自分がやったことがないことを選ぶのも面白い選択じゃないかなって。そういう「“あえて”の選択をするような生き方もあるよ!」っていうことを示したいです。僕がドMなだけなのかもしれないですね(笑)


—チャレンジングな生き方だと思います!最近した“あえて”の選択って何ですか?

親友と“あえて”絶交しています。


—最後の最後でとんでもない回答が…。またそれはどうしてでしょうか?

その親友は、大学時代に本を書いた友達なんですけど。彼とは、高校卒業してから毎週のように会っている状況が続いたから、そろそろ会わない時期があってもいいんじゃないかって。2015年の年末に一緒に旅行に行って以来、2020年までお互いに会わない約束をしていて、その時に開けるタイムカプセルも用意しています。このままではその親友に合わせる顔がないので、もっといろいろ頑張らなきゃなって思っていますね!


—なるほど。ますます野中さんのことが気になってしまいました。本日は本当にありがとうございました!

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