こんにちは、組織開発部の山王です。
先日、社員向けに「リモート期間の働く環境/社内コミュニケーションに関するアンケート(任意)」を実施しました。任意での回答依頼に対し、約4日間で8割の社員が回答してくれました。
前回は情報編に絞って結果内容をお伝えさせていただきましたが、今回は「社内コミュニケーション面」に絞ってアンケート結果をお伝えしていきたいと思います!
本記事の目次
- アンケート概要
- アンケート結果
- 現在、リモートワークが続く中で社員同士のコミュニケーションに不安はありますか
- 現在、リモートワークを行う環境/生活に関して不安はありますか?
3.アンケート結果から見えた課題とまず始めてみたこと
- Penguins「 違いを尊重リレー」
- スライドワーク制度の試験導入
1. アンケート概要
〈アンケート名〉
リモート期間の働く環境/社内コミュニケーションに関するアンケート
〈目的〉
・リモート期間の長期化に伴い、社員が抱える課題の把握を行う
・今後の施策立案の検討材料として
〈設問内容〉
① 会社からの情報発信は足りているか
② 社内コミュニケーションに不安はないか
※今回は②の結果に絞ってお伝えしていきます。
〈実施期間〉
2020年4月14日〜4月17日(4日間)
〈対象〉
全社員(任意)
〈回答人数/割合〉
120名/社員全体の約80%
2. アンケート結果
Q. 現在、リモートワークが続く中で社員同士のコミュニケーションに不安はありますか?
A. 不安がある…30%、不安はない70%
約7割の社員が「不安がない」と回答したものの、約3割の社員が「不安がある」と回答しました。内訳を見ると、入社歴が浅く横のつながりがまだ構築できていない新入社員や、職務内容的に日常で他部署とコミュニケーションをとる機会が少ない社員が主に不安を感じていることがわかりました。
Q. 現在、リモートワークを行う環境/生活に関して不安はありますか?
A. 不安がある…46.7%、不安はない53.3%
社内コミュニケーションの時は「不安がある」と回答した社員が3割に留まったのに対し、環境/生活面で「不安がある」と回答した社員は46.7%に上りました。やはり、未曾有の事態に多くの社員が不安を抱えていることがわかりました。
3.アンケート結果から見えた課題と、まず始めてみたこと
今回のアンケート結果で見えてきた課題を踏まえ、いくつかスピード重視で対策として始めてみたことがあります。
まず、約3割の社員が「不安がある」と回答した社内コミュニケーション面。
「どのような点に不安を感じるのか」という設問の結果をみてみたところ、各人の立場・状況により不安の有無に差があると推察されました。まずは社員同士の人となり理解の助けになればと思い、強制ではなく任意でのコミュニケーションの場を醸成して不安解消を目指すことにしました。
そこで、GW明けから早速スタートしてみたのがこちらの新企画・・・「違いを尊重リレー」です!他にも色々と対策を考えているものの、まずはすぐにトライできることとして実施してみることにしました。
◆ 違いを尊重リレー
Slack上に「 #z-違いを尊重リレー 」チャンネルを特設し、社員が好きなこと、得意なこと、ハマっていることなどをバトン形式で共有していく仕組みと場をPENGUINS主導で作ってみました。
(PENGUINSとは、2019年末にリニューアルした当社のCI社内浸透を担う有志の社員プロジェクトです。詳しくはこちらをご覧ください。)
企画名の「違いを尊重リレー」は「違いを尊重する」という当社の行動指針である「5つの原則」とリンクさせています。当社のVison,Mission,5つの原則はこちらをご覧ください。
社員それぞれの個性、強み、好みをざっくばらんに知ることで共通ポイントや尊敬ポイントを見つける機会になったりなど、リモートワークで見えにくいお互いの人となり理解に役立てたらいいなという想いを込め企画しました。
実際に、企画はこんな感じの設問項目でランニングしています。
ちなみに③にある「STAY HOMEしてるとつまみ食いが過ぎちゃいます…そんな時は塩気が効いた高タンパクの生ハムがポテチ代わり!」というコメントには「それ、いいパンチラインだね」という突っ込みが入っていました。
テンプレ化された設問に「最後に、あなたにとって〇〇とは‥?」という項目があり、〇〇部分に各々の好きなことや得意なことのワードを当てはめて回答するのですが、結構みんな表現力豊かな面白い回答をしています。いくつかご紹介しますね。
筋トレ=ロマンと捉えたことはなかった・・・新しい価値観との遭遇です。
「時々虚無」の部分、とてもわかるとリアクションしたら「ゲームが楽しいときには現実世界を忘れてめいっぱい楽しむと良い。逆にゲームやってて虚無感を感じたときは、現実世界でやりたいことをやるチャンスだと楽しめば良い。」と深イイお返事、いただきました。
「得体の知れない快感の沼」・・・。怖いと好奇心は隣り合わせ。・・・勉強になります!
まだスタートしたばかりの企画ですが、今後も進捗などあればまた記事にて共有させていただければと考えています。
続いて46.7%の社員が「不安がある」と回答した、リモートワークを行う環境/生活面。
「どのような点に不安を感じるのか」という設問の結果をみてみたところ、理由として多かった回答は主に以下の3点でした。
①育児との両立で仕事が断続的になってしまうこと
②環境的に気持ちの切り替えが難しいこと
③外出自粛により気分が落ち込みやすいこと
やはり最も多かった「①育児との両立で仕事が断続的になってしまうこと」という育児中の社員が抱える課題に対しては、特定の条件を満たす社員は日々の申請なしで時間外勤務(5-7時、22時-26時)を認める「スライドワーク制度」というものを4月27日より新しく試験導入しました。
スライドワーク制度
<概要>
特定の条件を満たす社員は日々の申請なしで、時間外勤務(5-7時、22時-26時)を認める
<目的>
行政の自粛要請により学校や保育園などが閉鎖となり、日中の在宅勤務がうまくいかないとの声が複数寄せられている状況を改善するため、「育児・介護を両立しながら柔軟に働けるようにすること」を目的として導入
<現状の勤務条件>
7:00-22:00のフレキシブルタイム(11:00-16:00コアタイム)
*原則22:01-翌朝6:59までの勤務は認めていない。
<スライドワーク制度対象者の勤務条件>
5:00 〜 26:00のフレキシブルタイム(コアタイムなし)
※ 5:00-7:00、22:00-26:00に時間をスライドさせることが可能
<対象期間>
2020年04月27日-原則リモート期間終了まで
※詳細はこちら
試験導入ではありますが、少しでも社員のリモートワーク環境がよくなることを目指しています。
他、対策ができそうな「③外出自粛により気分が落ち込みやすいこと」に関しては、任意でコミュニケーションを取れる場を設ける「#違いを尊重リレー」を始めたばかりということもあり、まずは様子を見つつ引き続き工夫をしていけたらと考えています。
以上、2020年4月末に実施した「リモートワークに関するアンケート結果」のご共有でした。
組織開発部では原則リモートワーク期間の延長に伴い、今回のようなアンケートを継続的に実施しながら社員の働く環境整備に取り組んでいきたいと考えています。今後も情報発信していければと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。
組織開発部 山王