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僕と生徒に欠かせない「ワクワク感」好奇心と探究心を持った大人に育てるのが僕の役割 東明館中学校1年担任 数学科 寺岡恵佑
教師になってから6年目です。大学を卒業して福岡県の私立高校で3年間お世話になり、それから東明館にやってきました。2022年度は中学1年の担任をしていて、中学1年と高校1年の生徒に数学を教えています。東明館に来たのは、受験指導に力を入れている学校で働きたかったのと、様々なコースがあって先進的な取り組みをしていると思ったからです。あと、自分が中高一貫校を卒業しているので、中高一貫校の良さも自分なりに理解していたのも理由の一つです。僕が教師として心がけていることの一つが「生徒との距離感の近さ」です。僕が職員室にいるときは、生徒たちがよく質問や相談に来てくれます。その日の授業の内容を授業後だけで...
生徒たちの「苦手と嫌い」にきちんと伴走していく 文章を書くのが嫌いだった私だからこそできる役割(東明館高校3学年クラス副担任国語科教諭 深町典子)
保護者の気持ちを知りたくて 教師の前に民間企業へ就職福岡の大学を卒業し、民間企業に就職して1年半働きました。その後、福岡県の公立高校や中学の非常勤講師を4校掛け持ちする形で2年ほど過ごし、東明館にやってきました。2022年度で10年目の在籍になります。高校3年生クラスの副担任を務め、生徒指導部では生徒会を見ています。6歳下の弟がいたのもあり、小さいときから近所の子どもたちと遊ぶときに何かを教えることが多くて、この頃から漠然と「教える仕事がしたい。教師になるのかな」と感じていました。中学生の頃には教員免許が取りたいと思っていましたね。ただ、大学を出てそのまま教師になろうとは思いませんでした...
時代に合った東明館のルール作りを生徒主体で【ルールメイキングプロジェクト担当 中学3年学年主任 林田龍之介】
東明館中学校・高等学校では2022年度から、中高生徒会や生徒有志を中心とした「ルールメイキングプロジェクト」を発足させました。「ルールメイキング」とは、これまでの校則やルールに対して、生徒が主体となり、先生・保護者などの関係者との対話を重ね、みんなが主体的に関われる学校を作っていく取り組みです。校則を見直したり、変えたりすることを目的にするのではなく、生徒や先生同士で対話を重ね、みんなの納得解を作っていくプロセスを大切にしています。このプロジェクト自体は認定NPO法人カタリバが2019年から取り組み始め、経済産業省「未来の教室」実証事業として採択されています。東明館は、カタリバのルールメ...
20年ぶりに帰ってきた東明館と世界を繋ぐ架け橋の役割を果たしていく【認定NPO法人テラ・ルネッサンス 佐賀事務所 佐々木純徹】
福岡県朝倉市の出身です。高校から東明館に入学し、東明寮で3年間を過ごしました。2002年卒業の12期生です。京都の大学を卒業した後に陸上自衛隊に入り、10年間、国防の仕事に加え、国連PKO活動や災害派遣活動などに従事しました。現在は認定NPO法人「テラ・ルネッサンス」の佐賀事務所で働いています。テラ・ルネッサンスは「地雷」「小型武器」「子ども兵」「平和教育」という4つの課題に対し、現場での国際協力と同時に、国内での啓発・提言活動を行うことで課題の解決を目指しています。佐賀事務所では特に佐賀県や北部九州を中心に、国際協力や人権・平和構築分野に高い見識のあるスタッフが講演・平和教育活動・グロ...
形にとらわれず、中身を見る 「私」の中身を見てくれた校長先生の教えを後輩たちへ【高校3年学年主任 和泉恒平】
私も東明館の卒業生です。高校3年の学年主任として特に注力したのは、東明館が掲げている「個別最適化」の学びを生徒たちの進路支援にどう反映させていくかでした。生徒ひとりひとりの目標が明確に分かるよう目標を設定したシート作成し、全ての先生方が共有できるようにしています。このシートを元にして、生徒たちに対してさらに適切な支援ができる仕組みを作っています。私は親が教員だったので、「先生」という存在がとても身近にありました。こうした環境で育ったこともあり、東明館在学中に私のサポートしていただいた多くの先生方には、今でも感謝しています。中でも印象に残っているのが、私が高校の時の校長先生です。校長室でよ...
生徒の気持ちに寄り添う教師として 大切な後輩たちの挑戦を温かく見守っていく【中学1年学年主任 江崎真理子】
私は高校から東明館に入学した4期生になります。2018年から東明館に国語の教師として赴任しました。大学では教育心理学を学び、国語と社会の教員免許を取得しました。私が心理学を学ぼうと思ったのは「人の気持ちに寄り添える人」になりたいと思ったからです。中学時代、私が所属していた部活が予選を勝ち抜き、全国大会に出場することになりました。部活のメンバーは7人、大会に出場できるのは6人でしたが、この時期に私は腰を痛めてしまい大会に出場できませんでした。私はマネージャー的な役割として6人を支える立場に回りましたが、大切な仲間を支えたいという想いがある一方、大会に出場できなかったという初めての挫折感と消...
東明館が変わり続けるために「対話」が必要な理由【教頭・福島正】
私たちは2022年度から、定期的に対話の機会を設けています。「生徒同士の対話の時間」 を毎月1 回、「教職員同士の対話の時間」を2 週間ごとに行っています。「対話」は「議論」と違って、正解を出しません。「議論」は設定されたテーマに対し、どの意見や主張が正しいかを導き出すものです。一方、「対話」は大まかなテーマを決めるものの、正解は導きません。対話には、いくつかのルールがあります。「否定も断定もしない」「沈黙を歓迎する」「アイディアをつなげる」など、全員が対等な立場で意見や考えを出し合います。最初は「対話」に戸惑いや不安を見せる先生もいましたが、次第に慣れてきたようです。20代から50代の...