1
/
5

なにをやっているのか

AIを使ったシステムを現場に持ち込んで、顧客の人手不足を解決しています。
コンピュータシステム(組込みシステム)にAIソフトウエアを実装し、カメラやセンサを使ってAIによる人による作業を支援したり代替するシステムをゼロからフルスクラッチで開発しています。
【エッジAI技術の社会実装をやっています】 Tokyo Artisan Intelligence (TAI) は、エッジAI技術を活用した現場で活躍できるAIシステム開発サービスを強みとしています。「エッジAI」 とは AIをインターネットを介したクラウドではなく端末側 (=エッジ) で実行する技術のことです。 衝突安全装置などはリアルタイムに処理することが必要なので、インターネットにデータを転送している時間的余裕はありません。また、顔などの個人情報が含まれる映像をインターネットに転送することはプライバシー問題も懸念されます。そこで、TAI のエッジ AI ソリューションは、高度な 「ニューラルネットワーク圧縮技術」 と 「ハードウェア実装技術」により、高度なAIタスクを現場でリアルタイム、かつ、低消費電力で実現できるシステムを実装し、顧客の問題を解決するソリューションを提供しています。 【エッジAIを必要とされる現場にシステムをゼロから実装しています】 TAI では、AIに必要な学習データの収集・教師データの作成・モデルの構築と学習・ハードウェアへの実装・カメラやバッテリを含むシステム全体の構築までを、ゼロからフルスクラッチで対応することが可能です。また、お客様の要望に応じてはパートナと提携し、鉄道車両や工場をエッジAIシステムでAI化して自動化することも取り組んでいます。 TAIのシステムを導入することで、人手で行っていた作業を削減し、人手不足問題にダイレクトにアプローチできています。 【開発実績】 事業拡大により、インフラ・製造業にエッジAIサービスを提供しています。直近では大手鉄道会社とも資本業務提携し、より高度で大規模なシステムのエッジAI化サービス導入を進めています。 ・鉄道の徒歩巡視をAI化により点検員の作業自動化 ・鉄道の営業車両をAI化により車掌業務の点検自動化 ・踏切の定期調査をAI化によりほぼ自動化 ・鉄道の電線点検業務をAI化により大幅時短化 ・製造業の単純作業をロボットとAIカメラにより完全自動化 ・鉄道営業車両にラインセンサカメラとAIコンピュータにより点検業務の自動化 ・小売店の製造チェック業務をAIカメラにより自動化

なぜやるのか

2030年に労働共有が1割以上少なくなる問題が予想されています。一方で、賃金は上昇していて、人手不足+人件費高騰で困っているインフラや鉄道、製造業の問題を解決するサービスが必要とされています。
顧客の環境や状況によっては、一部をAIによる置き換えだけではなく、ロボットや自動運転とAIを活用して完全無人化による人手不足へのアプローチに取り組んでいます。
【2030年人手不足社会の問題への解決をしたい】 2030年には労働人口が1割減ってしまう一方で、賃金は年率数%上昇し続けています。2030年になると少ない労働者を高い賃金で雇用しなければならず、継続困難な事業者も出ることが予想されています。そこで、人の作業を支援したり、置き換えるサービスが切望されています。TAIはその社会問題を解決するシステム開発と社会実装に取り組んでいます。 【エッジAIシステム技術をゼロから作ることで、高度な技術を残したい】 TAI は、今までの ICT 技術では実現が困難であった高度なタスクを AI として実現し、様々なシーンに導入することで、少子高齢化社会における人手不足、技術継承、安心・安全などにおける課題を解消し、人々がより豊かな生活を送ることが出来るように支援します。その結果、高度なAIシステム実装技術を後世に残したく、日々技術研鑽に取り組んでいます。 【オリジナル半導体チップの開発・製造を通して日本半導体事業を復権したい】 現在の半導体技術では顧客が要望するAIシステムを実装すると、複数のAIソフトウェアを動かすため、熱による故障が問題になります。そこで、資金調達を行い、TAIが実装するAIに特化して電力消費を落とす半導体チップを開発しています。将来は、半導体チップを海外展開し、日本の半導体技術の復権を目指します。 【大学発技術を社会実装したい】 AI 技術に関するコンピュテーション技術は広い分野の知識と実践力が求められており、ソフトウェア、ハードウェア、機械学習、はもちろんのこと、新しい技術革新を起こすイノベーション力が必要になってきています。 TAI は産学官民連携を通じ、特に博士課程人材の育成によるエキスパートを送り出すことで、新コンピュテーション技術創出とその社会実装への貢献を目指します。また、大学発の研究成果を直接社会実装して役立てることに努力しています。

どうやっているのか

顧客の性能要望が高まっており、TAIはオリジナル半導体チップを開発して次世代のAIシステムに応用しようとしています。
案件によっては、パートナの工場に足を運んで、共同開発します。大型案件が増えてきたので、現場での開発も積極的に行なっています。
TAIは東京工業大学・東北大学発のベンチャー企業として、「研究」、「育成」、「開発」を3つの柱としてビジネスを進めています。 最先端の研究成果をいかにして社会に実装していくかが弊社の開発における目標であり、また、育成を通して社会に貢献できる研究者や開発者を送り出すことを目指しています。開発環境としては最新のAIツール(ChatGPT, Claude Code, Geminiなど)やGitHubなどを積極的に活用し、エンジニアのスキルを存分に発揮できる環境が整っています。チャットやオンライン会議などによる業務の効率化も積極的に行っています。 社員は年齢や国籍を問わず、自分のアイデアや強みを発揮して活躍しています。 顧客の要望の高度化により、オリジナルのAI半導体チップを開発しています。ゼロからエッジAIシステムをフルスクラッチで開発しています。