皆さんは広告を作る上で1番重要なことってなんだと思いますか?
センス?才能?ボキャブラリー?違います…
1番重要なのは、その広告を伝える相手をよーく理解して「相手の言葉」で語りかけること!
ここでいう「相手」のことを、マーケティング用語で「ペルソナ(商品やサービスを利用している典型的なユーザー像)」と呼びます。
どんな相手に広告を届けたいのか、ペルソナ像を決めていく過程が「ペルソナ設定」です。
広告を届けたい相手の解像度が上がるので、スラスラと広告のアイデアが思いつくようになります!
今回のブログでは、そんなペルソナ設定についてタイミングッドNo.1ギャルの仙波さんに解説していただきました!
・そもそも、なんでペルソナ設定が大事なの?
・ペルソナ設定って具体的にどうするの?
・ペルソナ設定から人を惹き付ける文章をつくるには?
など、インターン生の疑問や質問にもビシバシ回答していきます!
■プロフィール
仙波未来(24)
福岡支社勤務。入社1年目でチームリーダーに抜擢。
入社当初から当たる広告を量産し、独身女性から主婦まで様々なバックグラウンドを持つ女性になりきって広告を作成することが得意。
インターン生 M・Aさん
福岡デザイン&テクノロジー専門学校 2年
インターン生 M・Tさん
福岡大学 2年
1)ペルソナ設定とは
インターン:マーケティングを学んでいると「ペルソナ設定」が大事ってよく聞きますが、どうしてなんですか?
仙波:それは、ペルソナをしっかり設定することで“相手に届く”広告が作りやすくなるんだよ!
この商品やサービスの顧客になりそうな人(ペルソナ)が普段どんな生活を送って、どんなものを見聞きして考えているのかを深堀りしていくの。
そうすることで、広告を届けたい相手が見えてくる。
インターン:なるほど、まずは広告をどんな人に伝えるのかを考えるわけですね!
仙波:そうそう!ペルソナと思考を共有できるまで深掘りできるのが理想だよ!🤯
2)ペルソナ設定のためのリサーチが大切な理由
仙波:広告を作る上で、私はペルソナのリサーチに1番時間をかけてるんだけど、なんでかわかる?
インターン:その人になりきるためですかね…?
仙波:それも一理あるかも笑
しっかり時間をかけてペルソナを理解する事で、そのペルソナに対してどういう事(訴求)をどういう風(テキスト)に広告で伝えればいいのか?が見えてくるんだよ!
ぺルソナのリサーチが不十分だと、ペルソナ設定が抽象的すぎてその人の心を動かしたいと思っても、なんて言ったらいいのかわからない状態なんだよね🤷🏻♀️
仙波:例えばだけど、友達が落ち込んでたら
・たくさん話を聞いてあげるのがいい・背中押してあげるのがいい・そっとしておくのがいいとか、人によって最適な接し方があるじゃん?
それと同じで、ペルソナの心を動かす言い方を考えるには、そのペルソナのプロフィールや性質を理解する必要があるの!
インターン:相手の性格や背景を把握しておけば、その人に刺さる言い方はなにかな?って想像しやすくなりますね😳👏
仙波:そうそう!
いきなり広告の文章を考える!だとまず何から始めよう、、って手が止まるよね。
ペルソナのリサーチをやってると「この要素、どこかに使えるかも!」っていうのが自然に出てくることが多いから作業効率も上がるの!
3)ペルソナ設定の具体的な流れ
インターン:仙波さんは、どんな風にペルソナ設定してるんですか??
自分はペルソナ設定を入念にしても、なかなかクリックされる広告が作れなくて…
仙波:前提として、私のペルソナ設定の流れはこんな感じ👇
仙波:ポイントはリサーチした事実をもとに仮説をたてて、ペルソナ像の解像度を上げること!
インターン:解像度を上げるですか…!
コピーを作ろうとするとなかなかアイデアが思い浮かばなくて…
仙波:リサーチした内容から、ペルソナの24時間が完璧にイメージできてるかな?
例えば、何時に起きて出勤して退勤後は何にどのくらいの時間を使うのかとか!
重要なのは、リサーチした内容(事実)から、自分なりに仮説を立てることなんだよ👇🏻
インターン:自分はいつも「①事実→③具体化(テキスト作成)」で➁の仮説立ては飛ばしてました…💦
だから広告をつくるとき手が止まっちゃってたんですね。
仙波:そうそう。この仮説立てがペルソナ分析と広告作成の橋渡し役になってるの!
例えば、転職したい女性についてもっと知りたいとするじゃん?
Googleで「20代 女性 転職」って検索してみて!
インターン:「スキルなし」「資格なし」「何がしたいか分からない」って出てきました!
仙波:ここから何が分かるかな?
インターン:転職に対する不安感が大きいとか、自分に向いてることややりたいことがわからない感が伝わってきます!
仙波:次はこのペルソナは何を考えているのか仮説を立ててみよう!
インターン:4つくらい仮説立てられました!こんな感じでしょうか?
・自己肯定感低い、自分に自信はない
・得意なことがないから一歩踏み出せない
・転職というリスクを取るより今の安定を優先
・「どうせ自分なんて」「私にできるわけない、、」
仙波:そうそう!
こんな感じで仮説を立てると「じゃあこの人には何を伝えればいいか」が見えてこない?
インターン:ペルソナが身近な人に置き換えて想像しやすくなりました!
ペルソナ設定の手順は理解出来たのですが、いざ仮説から文章に落とし込もうとすると難しいなって思っちゃいます😅
仙波:頭でペルソナの言動をシュミレーションして、その動作と言動を言語化してみて!
文章を見ただけで自然とその情景が浮かぶまで具体的になるように、オノマトペを使ったり感情的な表現を使ってみたりを意識すると文章が作りやすいよ💡
あとはペルソナの口調とか語尾、使う絵文字をマネしてみてみるのもいいと思う!
例えば、同じ女性でも24歳独身女性と45歳子持ち主婦だと話しかたも使うワードも違うじゃん?
インターン:確かに、図の女性2人を比べると、友達と話す時の話し方も違う気がしますね!
仙波:少しの違いでも、ペルソナに違和感を持たれちゃうんだよね。
違和感持たれちゃうと、広告は見られないから、ペルソナの日常に溶け込む「違和感のない広告」をつくるために、ペルソナのことをよく理解しておくことが大事!
3)ペルソナの理解が浅いときに起きる失敗
インターン:ペルソナ設定がうまくいっていないと、どんな問題が起きるんですか??
仙波:広告を作る前と作った後にどん詰まりします(笑)
失敗例①そもそもテキスト作成に時間がかかる、思いつかない
仙波:ペルソナ設定が抽象的な時=ユーザー像があやふやな状態。
要は公式を知らずに、数学の計算問題を解いてるみたいな感じなのよね🤷🏻♀️
だからまず何から手をつければいいのかもわからないし、情報が収集出来たとしても、広告の文章に落とし込むまでに時間がかかるの。
仙波:最初に深くまでペルソナのリサーチをやっとくと、ユーザー像がはっきりしているぶん広告も作りやすいし、いざ配信してみて広告がクリックされなくても「こっちの仮説に対しての訴求が刺さらないなら、こっちの仮説に対しての訴求を強めてみるか!」って次の一手が打ちやすいの!
インターン:マリオやってて、1回中間ポイントに旗立てたら、ミスしてもまた途中から再開できるみたいな感覚ですかね!?笑
仙波:そうそう!笑
一見すると手間に感じるかもしれないけど、ペルソナ設定をしっかりしといたほうが長い目で見ると結局効率的なんだよね!
インターン:私は文章のセンスがないから、アイデアが思い浮かばないのかな?って思ってたのですが、ペルソナの理解が甘かったのかもしれません!
仙波:ペルソナ設定がしっかり出来ていれば、センスはなくても大丈夫👍🏻
失敗例➁ミート率が低い広告になる
仙波:広告を配信しても成果(購入や登録などの目的達成)に繋がらないってこと。
分析をしていないと、的外れな内容を書き連ねてしまうわけだから、ペルソナの目にはまず止まらないよね。
興味本位でクリックしてもらえたとしても、共感されて心が動いたわけでは無いから成果には至らない。
インターン:例えば、ショッピングしてて「これいいかも〜」と思って洋服を取ってみても、今ある服で十分かも?となって試着もせずに帰っちゃうみたいな感じですかね?
仙波:そうそう!笑
今の自分には必要ないなって判断されちゃって買ってもらえないって感じ!
成果に繋げるためには、「今まで私が求めていたのはこれなんだ!」って思わせるくらい共感してもらう必要があるの。
5)ペルソナ設定で注意すること
インターン:当たる広告を量産するために、ペルソナ設定で意識していることは何ですか??
仙波:私は、ペルソナ設定をゴールにしないようにしてる✊🏻
ペルソナ設定はあくまでも「ペルソナはどういう人なのかを深掘りするためのもの」なんだよね。
だからリサーチしてはい終わりだと、いざ広告をつくろうとした時に詰まる可能性が高い。
リサーチやペルソナ設定を踏まえて「じゃあこの人になんて声をかけてあげれば心が動くのか」を想像して文章を書くことが大切。
インターン:集めた情報から「想像してみること」を次からやってみたいと思います!
仙波:いいね!じゃあ今日の振り返りをしよう!
💡ペルソナと思考を共有できるくらい深い部分までリサーチする
💡リサーチで集めた情報から仮説を立てる(想像してみる)
💡ペルソナ設定をゴールにしない
この3つがポイント!
次広告をつくる時は、この3つを意識してみてね★
インターン:はい!ありがとうございました!!
今回のブログでは、仙波さんにペルソナ設定の重要性から具体的な方法まで教えていただきました!
“当たる広告”を量産するコツは掴めたでしょうか?👀
自分には広告をつくるセンスがない…と思っている方は、広告をつくる準備(ペルソナ設定)が不十分なのかもしれません。
ペルソナを自分に憑依させるくらいまで、相手のことをよく理解することができれば、センスがなくても人を惹き付ける広告をつくれるようになります!!
この機会に、ペルソナ分析の極意を参考に広告を作成してみてください!
仙波さんは広告業界へ未経験から飛び込み、今ではチームリーダーとして毎月何百万と売り上げを立てられるほど大きく成長されています。
是非、皆さんも自分自身の可能性を信じて、新しいチャレンジに踏み出してほしいと思います✨
最後に、タイミングッドではまだまだ新しい仲間を求めています!
・新しいキャリアに挑戦し市場価値を上げたい人
・価値あるスキルを身につけたい人
・自分の力で何かを成し遂げたい人
今回の記事をきっかけにタイミングッドを志望する方が一人でも増えれば幸いです🌱
また次回の記事でお会いしましょう🙌🏻