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その人が一番輝けるあるべき姿へ。人材業界17年のベテランの半生とは?【メンバーインタビュー第2弾 田中哲也】


こんにちは!THRILL編集部です。

メンバーインタビュー第2弾として、人材業界経験17年、THRILLの大御所、金融のプロフェッショナル、田中哲也さんにインタビューを行いました!


―まず恒例の半生を教えてください!

東京で生まれ、7歳の時にロサンゼルスに移住しました。親が商社勤めだったので結構引っ越しを経験しましたね。ロス2年、ポートランド2年、日本で2年、次はテキサスと。14~22歳まではテキサスで過ごして、大学卒業後にナムコに入社しました。理由はただゲームが好きだったから(笑)。2年目の時に転勤で日本に来ました。その後、アウトレットモールのデベロッパーを経て、ロバートウォルターズへ。そこで初めて人材業界を経験。ロバートウォルターズの後はヘッドハントの会社の立ち上げに参画、次はインテリジェンス。その後はJACを経て、いまTHRILLですね。


「『これがあなたの人生です。』と見せられた表に愕然とした。」

―3社目からずっと人材業界ですが、なぜ人材に興味を持ったのですか?

夢を追えると思ったんです。今でも鮮明に覚えてるんですが、まだナムコで働いていた時、生命保険の営業の人に「これがあなたの人生です。」って表を見せられたんです。保険のプランを提案するためなんですが、何歳でこれくらいの年収になって、何歳で結婚して、子供が生まれて、というような。それを見た時に愕然としたんですよね。自分の人生には夢と希望があって、自分で切り開いていくものだと思ってたので。こんなにも限定的な道を辿っていくのが私の未来なのかと(笑)。

実はナムコから転職するときにエージェントを利用したんです。その時初めてこの仕事を知りました。それでエージェント業をやっている友人と飲んでいる時にいろいろと話を聞いて、仕事のやりがいだとか、実力次第で稼げるところに夢を感じて、やってみたいと思ったんです。



「まさにハンティングの世界。」

―人材の仕事を初めて、どうでしたか?

正直、あの時は訳もわからずやってました(笑)。でも、学生時代からレスリングで鍛えられてたので、「絶対にやってやるって思ってたらやれるんだ」という自信はありました。それで結局1年経った段階でトップセールスになりました。

当時は媒体がほぼなかったので、コールドコール、自分でリサーチしてアプローチする、常にどこの会社のどの部署にどんな人がいるのか、どんな待遇なのかという情報にアンテナを立てる、まさにハンティングの世界でした。


―その後、会社の立ち上げを経験されたんですね?

そうですね、友人に誘われて会社の立ち上げに参画しました。社員4名のブティックファームでしたが、投資銀行業界ではトップ数社に入るくらいまで売り上げを伸ばしました。当時は投資銀行の絶頂期だったので、候補者に提示される年収も今では考えられないくらい高額でした。私もこの時期が一番稼いでいましたね(笑)。


「市場の崩壊を経験。投資銀行業界の壊滅。大規模なリストラ…」

―そして2008年を迎えるわけですね…。

そうですね、いわゆる世界恐慌が起こりました。人材の現場でも2007年はちょっと様子がおかしいぞ、という感じはあって…。そして2008年になってとうとう投資銀行業界の壊滅、大規模なリストラが始まりました。その年に解雇された人には100人くらい会いましたよ。この人たちの受け入れ先を何とか探さなければと必死でした。


―そのくらいでインテリジェンスに入社されてますよね?

はい、グローバルチームの立ち上げに誘われて入社しました。外資から出てきた人たちを日系企業に紹介できればなと思ったんです。私は外資での経験しかなかったので、国内の人材紹介を知るという意味でインテリジェンスではすごく勉強させてもらいました。ちなみに、この時に洋助(※THRILL代表)と出会いました。



「THRILLなら自由な発想で、多面的なアプローチができる。」

「『毎日会社で時間を拘束される=働くこと』っていう概念に囚われない。」

―その後はJACを経て、THRILLにきてくれたんですよね。

洋助とは仲が良かったですし、彼のアントレプレナー的考えとか、スタートアップ的な会社っておもしろいし、自分に合ってると感じました。あとは洋助の力になれればな、と思って。

私は人材業界はまだ発展時期だと思ってます。その局面にある人材業界の中で、THRILLなら自由な発想で、人材紹介、ダイレクト、RPOなど多面的なアプローチでやっていけることが刺激的だと思ってます。特に洋助は自分とは異なる仕事のスタイルだし、お互い得られるものがある。一緒に会社を発展させて、何かを創り上げたいと思っています。

あとは働き方にも注目しています。weworkという場所で働けることもそうですし、海外や九州からの完全リモート、副業、業務委託、本当に色々な働き方を取り入れていて面白いです。まあ、私もかなり自由に働かせてもらってます(笑)。「毎日会社で時間を拘束される=働くこと」っていう概念に囚われないでいられます。



「その人が一番輝ける、あるべき姿になってほしいと思う。」

―人材の仕事をする上でのやりがいはなんでしょうか?

個人、企業、経済、全てのためになる。すごく意義のある仕事だと感じています。転職って、それが成功だったか失敗だったかって2,3年しなければわからないことだと思うんです。振り返ってみると、あれは成功だった、あれは失敗だったと見えてくるものがあります。長年経験を積んできて、成功も失敗も、その理由が見えてきました。

個人に合った時、その人の話を聞いて、ゴールから逆算していくんです。その人の潜在能力、やるべき仕事、どういう職種、業種にいくべきか、をひたすら考える

私は、人にはそれぞれ向いていることと、向いていないことがあると思っています。新卒での就職で、あるいは転職で、自分に向いていない仕事についてしまった人もいるでしょう。それを修正するために転職するのならば、それはとても意義のあることだと私は思います。その人が一番輝ける、あるべき姿になってほしいですね。


―最後に、What makes you THRILLed?

人と会うこと。会うことによって、エネルギーをもらってます。


以上、てつさんのインタビューでした!

絶頂期も市場の崩壊も経験された大先輩の話は非常に感慨深いものがありました。

次回もまた、メンバーの半生に迫っていきたいと思います!

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