テテマーチの広告分野を支える天野さんにインタビュー。前職を離れ、テテマーチで広告に携わる面白さ、一緒に働く人の魅力とは何かをざっくばらんに聞いてみました!
「やりたいようにできる」、「ありがとうが生まれる」環境
―――本日はよろしくお願いします!まず、昨年4月にテテマーチにジョインされたそうですが、どういったお仕事を主に担当されていますか?
ざっくりお伝えするとInstagram広告の運用を行っています。前職も運用型広告の仕事をしていたのですが、テテマーチではクライアントの広告運用を担当しており、広告の全体設計からクリエイティブ設計・作成、分析・改善など広告に関わる全ての業務に取り組んでいます。
一般的に広告はユーザーから嫌われる時代と言われていますが、その中でいかに適切な手法・媒体・セグメント・クリエイティブetc.が何かを検討したうえで、ユーザーとの最適な広告コミュニケーションを考えています。
―――前職でも運用型広告のお仕事をされていた中で、テテマーチだからこそ楽しいと感じる点はどこにあるのでしょうか?
2点あります。
1点目は、「やりたいようにできる」ところでしょうか。例えば、「広告専門チーム」は僕が入社したと同時にできたのですが、そのチームのビジョン・ミッションの設計やそれを達成するための施策の検討まで、すべて自由に責任を持って取り組むことができました。
また、提案書づくりなど普段はプランナーが行う仕事等も手を上げれば任せてもらうことができ、ロジックがしっかり通っていれば受け入れてもらえる環境があります。
前職ではチームの“いちメンバー”として動いており、あまり上流に関わることはなかったです。
2点目は、運用型広告のテーマとは少し離れますが、相手とのコミュニケーションの中で、「ありがとう」が頻繁に生まれる環境がある点です。ちょっとしたことでも「ありがとう」が生まれる環境なので、やりがいを感じやすいですし、気持ちよくコミュニケーションができます。
また、テテマーチで一緒に働く人はほとんど同年代なのですが、「視野が広く視座が高い」、この言葉を体現しているような人が多いと感じます。相手の立場になって物事を考えられる人、全体最適の考え方を持っている人と何かを創り上げるのは、面白いですね!
中数精鋭=コントロール範囲の拡大、楽儲け=仕事への愛着
―――テテマーチの持つインナーミッションは、「中数精鋭」と「楽儲け」の2つがありますが、これは入社前から知っていましたか?また、ご自身の中でどのような解釈をされていますか?
はい、テテマーチにジョインする前から知っていました。
この2つに基づく行動指針である5スローガンに惹かれたのも入社の1つの決め手でした。ビジョンやスローガンを伝え、組織に浸透させるのは非常に難しいと感じています。その中で、テテマーチではありきたりな伝え方をするのではなく、映画の名前と掛け合わせて伝えることで、より組織に浸透させやすい形にしています。このように「スローガンの伝え方」等の細部にこだわってメッセージを発信しているところに、入社前から強く魅力を感じていました。
「中数精鋭」と「楽儲け」は相関関係にあると思います。中数精鋭を実現するには、自分のコントロールできる範囲を広げることが鍵になると考えています。全員が精鋭部隊の一員になるには、「誰かに言われてやる」というアンコントローラブルな仕事ばかりをやるのではなく、「ビジョン、ミッションのために、自身で何をやるか決める」というコントローラブルな仕事を増やすという視座の高さと視野の広さが必要になってくると思います。
人はコントロールしている感覚がある時に楽しいと感じるらしいので、「中数精鋭」を体現することが結果「楽儲け」に繋がると考えています。
また、楽しく儲けるためには、その仕事への愛着が必要だと思います。僕はゲームが好きなのでポケモンを例にとると、好きなポケモンのレベルを上げていくのって夢中になれるじゃないですか。それに反して、自分が好きじゃないポケモンのレベルを上げていくって結構しんどいと思います。というかやらないですよね(笑)
それと同じで、「愛着を持つこと」は楽しく儲ける上でも大事なポイントだと思っています。
サキダチヤクダツために必要なユーザー視点と能力向上
―――テテマーチは、中数精鋭と楽儲けを実現した先に、サキダチヤクダツという企業メッセージを達成できると考えていますが、その点について何か考えはありますか?
サキダチヤクダツとは、未知なる価値を創造することですが、まずサキダツためには情報のキャッチアップが不可欠です。
僕は、情報も2種類あると思っていて、1つは「理解して知る情報」もう1つは「体験して知る情報」です。
「理解して知る情報」とは、ネットや本で得た情報のことです。自分の課題に合わせた読書やその時の流行を抑えるためにSNSを見たりして情報収集をしています。
「体験して知る情報」とは、イベントなど実際に五感をフル活用して知る情報のことです。
広告を運用していて感じるのはユーザー目線の重要性です。ユーザーの気持ちを理解できないとユーザーを動かすことはできないと思います。ここで、「体験して知る情報」がとても役に立ちます。自分自身が体験して初めてわかることがユーザー目線の理解に繋がります。食べログを一生懸命読み込んでも味はわからないし、Youtubeをいくら見たってライブの臨場感は味わえないのです。
体験としてストックしていくことが、ユーザーを知ることに繋がります。それがサキダツ兆しを得るために必要だと思っています。
そして、様々な方法で情報収集を行いユーザー目線を養った上でヤクダツためには、自分の能力を上げ、選択肢を増やすことが問われるのではないでしょうか。今存在しないものに対してヤクダツことを目指しているので、何が必要か分からない状況にあると思います。その分からない中で選択肢を増やすことは唯一可能です。
個人の話で例えると、僕のビジョンは「大好きなものと大好きな人を繋げる」ことなのですが、このビジョンに関係することで何かやりたいことが具体的に浮かんだ時、それを実現するためにとりうる選択肢をいくつ持っているかが大切だと思います。だからこそ、多くの選択肢を持てるように自分の能力を上げることが必要だと考えています。
―――「大好きなものと大好きな人を繋げる」・・・素敵な言葉ですね!どのようにしてその思いに至ったのですか?
何を人生で成し遂げたいか考えた時に、自分一人でやりたいことが一つも浮かばなかったんです。しかし、クライアントさんはじめ仲間が大切にしているものを共に創り上げることが好きだなと思って。そこから、大好きなものと大好きな人を繋ぐという発想に至りました。
人間関係と実績に基づいた信頼関係の構築
―――次に5スローガンについて何か意識していることや考えていることがあれば教えてください。まず、アベる(アベンジャーズのように協働し掛け算の仕事をする)とジョブる(スティーブ・ジョブズのようにいくつものアイデアを生み出し金の卵を見つける)はいかがでしょうか。
アベるは、信頼関係がベースになければ成り立たないと思います。僕の担当している広告の仕事は、ディレクターはじめプランナーやインサイドセールスなど様々な部署と連携して行います。その上でお互いを知る機会を持つように意識しています。信頼関係って、実績と人間関係の2つが大切だと思うんです。お互いを知り人間関係を円滑にすることだけではビジネスではやっていけない。そこに各々の持つ仕事の実績が加わるからこそ、この人になら任せられる、そんな風に思うことができます。
ジョブるは、正直そこまで自分が得意なところではありません。つまり、「120点を取ることは苦手」と言い換えることができると考えています。
しかし、80点を取っていくことは得意なので、120点を取ることが得意な社員がより120点を取りやすいようにサポートすることで、組織全体で見た時に120点をとることが得意なチームにできれば良いなと考えています。
―――役割分担をして時には他の社員が120点を取れる状態をつくれるように機能することも重要な考え方ですね。
全体最適の考えを持つこと
―――ぺフォる(ペイフォワードのように全ての相手の笑顔のために働く)、ジャイキる(ジャイアントキリングのようにレベル違いの成長をする)についても教えてください。
ぺフォることは、全体最適の考えを持つことに終始すると思います。意外とチーム全体のことを考えて動くことは難しく、人はどうしても自分の感情中心に動いてしまいがちです。
「組織としてどこを目指しているのか」「クライアント様はどういうことを実現したいのか」
このようなことを常に考え、自分の感情よりも組織やクライアント様の方針を優先することを意識しています。
ジャイキるは、すべての物事に主体的に取り組んでいくことが大切だと思います。つまり、与えられたことだけをやるのではなく、そこに付加価値を創っていったり、期待以上の動きをしていくことですね。
例えば僕は、誰に言われたわけでもないですが、目標設定の面談時に、予測されていた目標の2倍以上の数値を設定して、施策の検討から実行まで行っています。正直キツイですが、しゃがんだ分だけ成長すると思います。
―――自分の感情ドリブンではなく、組織全体における視点で物事を捉えることは思っているより難しいですね。そこでぺフォることができる社員が多くいることもテテマーチの一つの魅力かもしれません。
広告を脇役から主役へ
―――最後に、オーシャンズX(全員が主役として活躍する)について何か考えていることはありますか?
オーシャンズXは、自分の場合だといかに広告を脇役から主役に押し上げるかですね。今まで、テテマーチでは広告での価値だしはあまりできていませんでした。しかし、ジョインしてから広告ドリブンで課題を解決することが増え、今では広告単体のコンサル案件なども行っています。
「ついでに広告をやる」だけではなく、広告ベースでクライアントの悩みに寄り添い、提案をする機会をさらに増やしていきたいです!
アサーティブコミュニケーションの重要性
―――今期のテテマーチのテーマである良質なコミュニケーションについては、天野さん自身はどう捉えていますか?
良質なコミュニケーションとは、アサーティブコミュニケーションに言い換えることができると思います。これは、自己主張はしっかりとするけれども相手の主張も受け入れ尊重する、という考え方です。
アベることを目指し仕事をしていれば、お互い食い違う意見が出ることもしばしばです。その時に自分の主張が正しいと相手を否定するのではなく、またすぐに相手の主張に合わせるのでもなく、自分、そして相手がなぜそのように考えたのかを追っていき認識のズレを探ります。そこで、お互いの意見を擦り合わせていくことを意識しています。
―――目指すべき姿や目的が同じであれば、どこで認識のズレが生まれたのか探すことができますね!最後に、これからともに働く人にどんなことを期待しますか?
アサーティブコミュニケーションの話と繋がりますが、自分の主張を持ちながらも、相手の考えを聞き入れて主張を磨き上げ、それを気持ちよく相手に伝えられる人ですかね。
また、繰り返し言っていますが、視野が広く視座が高く全体最適の考えで動ける人。競争環境、共創環境が働く上で大切だと思うので、そのような自分のこだわりはあるけれど、それを仲間とともに実現しようと思っている人と働きたいです!
―――本日は貴重なお話ありがとうございました!