こんにちは!天創堂採用担当です。
私たちは、「ジャパンブランドを世界に売り込み、日本を元気にする」をミッションに、インバウンド・アウトバウンド市場で日本全国のご当地商品の販売を行う商社ベンチャーです。
今期の売り上げ高は前年比424%、今期も220%以上のペースでの事業拡大をしており、新たな事業会社の立ち上げやM&Aによるホールディングス化も視野に事業展開を進めています。
本日は、事業拡大に向け第二創業期を迎えた天創堂のことをより深く知っていただくため、粕井代表に天創堂の事業やミッションに込めた想い、私たちの強みについてインタビューを行いました!
天創堂ってどんな会社?どうしてこんなに伸びているの?インバウンド卸事業における強みってなんだろう?など、天創堂についての疑問を深掘りし、私たちのことをより深く知って頂けるきっかけになれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
「日本を元気にしたい」世界に誇るモノづくり文化×青天井のインバウンド市場のかけ算で日本の未来を切り開く
– それでは、まず天創堂の事業について簡単に教えてください。
私たちは、ご当地商品に特化した卸事業を行う商社ベンチャーです。
天創堂の主要事業である「ジャパンブランド事業」では、北海道から沖縄まで日本全国で売られているお菓子や和雑貨などのご当地商品を発掘し、小売店向けに販売を行っています。主にインバウンド観光客をターゲットに、大手量販店や土産物店、ドラッグストアへの商品展開を行っており、棚やコーナーの企画や装飾、販促ごと提供することで外国人観光客の方に喜んでいただける日本土産コーナーを提供しています。
また、インバウンドで人気のご当地商品をタイや台湾等の海外小売店に展開するアウトバウンド事業も行っており、今後はさらにアウトバウンドの輸出国も増やし、インバウンド・アウトバウンドの両輪で日本の良いモノを世界中の人に届けることで、日本を地方から元気にしていきたいと考えています。
– 次に、「モノづくりのグローバル展開を通して真の地方創生を実現する」という事業ミッションに込められた想いを教えてください。
このミッションを定めた背景には、「真の地方創生」に貢献したいという想いがあります。
少子高齢化や地方の過疎化が深刻な社会問題となっている昨今、「地方創生」や「地方活性化」という言葉をよく耳にするようになりましたが、事業の内実としては非営利性の高いボランティア的なものや補助金事業のようなものが多く、本当にその地方にお金が回り、活性化している事例は少ないと感じていました。
僕は、その地域に需要・雇用・利益を生み出すことこそが「真の地方創生」であると考えていて、ビジネスとしてお金を生みだす真の地方創生を実現したいという想いを事業ミッションに込めました。
– 「真の地方創生」実現のための事業ということですが、その中でもモノづくりを起点とした価値提供に舵を切ったのはなぜですか?
日本の食品や雑貨などは海外からのニーズが高く、また地方のメーカーさん、製造業の方々の利益にも貢献することができ、地方経済に与える影響が大きいからです。
日本には高度経済成長期の頃から培ってきた素晴らしいものづくり産業があるにも関わらず、今やそれが下火になり、多くのメーカーさんが困窮している現実をなんとかしたい、という思いもありました。
日本国内では需要が縮小しているものでも、海外の方からしたらとても魅力的にうつる商品が日本にはたくさんあります。流通経路が何十年も変わっていなかったり、製品の品質は良いのにマーケティングの仕方が分からず売り上げが伸びなかったり...そういった事情で眠っている宝をインバウンド・アウトバウンドで外国人向けに展開することで、日本のメーカーさんたちにパイの食い合いではないプラスオンの利益を提供することができる。歴史的な円安も追い風に、ものづくり産業を復活させる糸口にもなるのではないかと考えています。
実質賃金が30年上らず、世界でのプレゼンスが下がり続けている日本ではありますが、日本の素晴らしいものづくりの文化はまだ廃れていません。この「ものづくり」を武器に、インバウンド・アウトバウンドを起点に力を取り戻せる可能性があると、僕は信じています。
インバウンド特化の卸事業で培ったノウハウと、年間数万件にのぼる購買データで高い棚効率・棚シェアを実現!前年比424%成長を遂げた天創堂の他社優位性とは
– 数多くの企業が参入しているインバウンド事業ですが、天創堂の強みはどのようなものなのでしょうか?
やはり、10年以上卸事業を続ける中で培ってきた、インバウンドに特化した棚展開が弊社の大きな強みですね。
「日本全国の土産物が一挙に買える」というコンセプトで、北海道から沖縄まで日本各地のご当地商品をひとつの棚にそろえ、商品の中身が見えるビジュアルディスプレイの展開や商品イメージに合った棚デザインなど、日本語が分からない海外観光客の方々にも商品の魅了が伝わりやすい棚展開を心がけています。
また、全国500社以上のメーカーから仕入れた1万を超える商品ラインナップの中から、常に最新のトレンドに沿った商品を展開し、高い棚効率を実現しています。商品のレパートリーとしてはお菓子を中心とした食品だけでなく、かんざしや扇子、お箸など和の装飾が施された雑貨なども人気です。
– 「インバウンドに特化した卸事業」という事業自体の特異性、そこで培ってきたナレッジこそが弊社の強みということですね。
そうですね。年間数万件にのぼる自社の購買データも、私たちの大きな武器です。
地域別にどのような商品が売れやすいか等、傾向をデータから導き出し、卸先の開拓や商品開発、棚づくりなど多岐にわたる分野に活用しています。例えば、大阪と博多では韓国からの観光客が多いため、大阪で売れた商品は博多でも売れる可能性が高く、そういった全国の購買データを元にしたマーケティング戦略が、弊社の大きな強みです。
その結果として、天創堂の棚導入後に前年比数百%もの売上アップを実現することができたり、ワンフロア全てを天創堂に任せて下さるなど、小売店さんからの信頼も着実に得ることができています。また、メーカーさんにおいても、天創堂による販路増大により、年商が2割増になった取引先がある等、地方メーカーさんの売上アップに貢献しています。
今後も、卸先の小売店さん、仕入れ先のメーカーさん、外国人の方々、そして天創堂の四方よしを大切にした事業展開を重視していきたいですね。
卸事業のナレッジを活かし、需要の高まるプライベートブランドの商品開発にも強みを発揮!試食から卸先の提案まで、一気通貫で企業をサポート
– 商品の企画や開発をお手伝いさせていただくケースも増えてるんですよね?
はい。企業さまからのニーズに応える形で、プライベートブランドの企画や商品開発支援も昨年から本格的にスタートしています。
近年、利益率が高い、他社との差別化がしやすいなど、様々な理由から、小売店でのプライベートブランド(PB)のニーズが高まっています。また、メーカーさんから新商品の開発をサポートしてほしいと依頼されるケースもあり、小売店さん・メーカーさん双方からお声かけいただき、PB商品の企画・開発に従事しています。
卸事業での販売データをもとに、地域別・観光客の国籍別の売上動向などマーケットから逆算した商品開発が可能なため、「このターゲットにはこのフレーバーが売れる」「この商品なら〇〇の小売店で展開できる」といった出口を見据えた商品開発を、コンセプト設計から流通まで一気通貫でサポートすることができます。
– 卸事業で培ったノウハウやデータが、商品開発にも活かされているんですね。
そうですね。商品開発の領域においても、インバウンドに特化した事業を展開してきた弊社の強みを発揮できていると思います。
試食・パッケージデザイン・卸先提案など、メーカーさんと協業し商品化までのあらゆる工程を伴走支援するのは大変ですが、やりがいのある仕事です。小売店さんやメーカーさんだけでなく、地方自治体や広告代理店さんから「付加価値のある商品を作って欲しい」とオリジナル商品開発やセミナー講師の依頼をいただくこともあり、今後ますます需要が高まっていく兆しを肌で感じています。
昨年開発した商品はインバウンドで定番土産となっているものもあり、今後も自社の強みを伸ばしながら、PB商品開発の面でも強みを発揮していきたいと考えています。
インバウンドの追い風を受け、前年比424%の急成長を遂げた天創堂。今後の事業拡大に向け、代表が今伝えたいこと
– 最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
改めて、ここまで読んでいただきありがとうございました。
私たちが、他にはない独自性のある事業で戦い続けている理由やミッションに込めた想い、事業の概要について少しでも理解を深めて頂けたのなら幸いです。
昨年10月に15期目に突入した弊社ですが、インバウンド需要復活と円安の追い風もあり昨年度は前年比424%成長を達成、今期も220%以上の成長中、来年の大阪万博に向けて今まさに急拡大のフェーズを迎えています。今後もPB開発支援をはじめ、卸事業にとどまらず多方面に価値を発揮するべく、新しく天創堂の仲間となって頂ける方を大募集しています。
インバウンドに関心がある方、地方創生に貢献したい方、メーカーの卸営業など経験を活かして働きたい方・・もし少しでもご興味を持って頂けましたら、ぜひ一度カジュアルにお話の機会をいただきたく思います。
– 代表として、天創堂メンバーに求めるものはなんですか?
シンプルですが、明るく前向きな姿勢、でしょうか。
仕事をしていると、上手くいかないことや変化していかなければならないことも多くありますが、そんな時こそ、ポジティブに物事を捉えて、前向きに一緒に考えていけるような、そんな人と働いていきたいです。
そして、天創堂に入社して下さった社員の方々がのびのびと働いて成長できるような環境を作るのが僕の役目ですので、今後ともみなさんの手を借りながら、ご当地商品を世界に届けて日本を元気にしていくというビジョンを実現していきたいと思っています。