J-WAVE STEP ONE
東京のFMラジオ局J-WAVEでオンエアしている番組、サッシャと増井なぎさがナビゲート「STEP ONE」のサイトです。番組で放送した情報など掲載しています
http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/
弊社代表の田上が7月10日、ラジオ番組にゲスト出演!
東京のFMラジオ放送局、J-WAVEさんのSTEP ONEというコーナーです。
CNETさんに寄稿したFacebookの仮想通貨Libra(リブラ)に関する記事を読んでいただき、番組からご連絡いただきました。
番組内ではパーソナリティーの方からのLibraに関する様々な質問にお答えさせていただきました。
7月17日まで下記のURL先で全て聞くことができます。
文字で読むよりも耳で聞くほうがわかりやすい印象があるのでぜひ聞いてみてください〜!!
ナビゲーターのサッシャ&アシスタントの増井さんと
Libraとは、Facebookが主導となり開発されたグローバルな仮想通貨です。世界中の名だたる企業がLibraプロジェクトに参画を表明したことで大きな話題となりました。
あくまでFacebookが主導しているだけで、世界的な名だたる企業28社で構成されています。世界の大きな企業が取り組んでいるのが特徴です。
この規模で、我々が知っているような規模でやっているのは初めてです。
ビットコインやリップルなどの既存の仮想通貨は、ボラティリティという価格の変動が激しい点が特徴です。 そのため、商品の購入に使用するための通貨としては適しておらず、グローバル通貨としては活用できない状況が続いていました。
Libraはステーブルコインと呼ばれる、価格の変動がほとんど発生しない仮想通貨の一種です。
既存の仮想通貨は0から価値を生み出しています。今までなかったものに我々人間が価値があると判断して、それで価格がどんどん上がっているわけです。
Libraの場合は経済が安定している国の通貨、ユーロ・ドル・ポンド・円を中心に構成されるLibraリザーブを元に発行されます。なので資産の裏付けがあるわけですね。
要するにLibra協会は中央銀行的な役割を果たすということですね。
先述しましたが、LibraはFacebookが開発しているわけではありません。
Facebookはあくまでプロジェクトを主導しているだけで、独裁的に進行しているわけではないのです。
この前提を踏まえると、Facebookに限らず、Libraプロジェクトの参画企業全ての参入目的を考える必要があると思います。
Libraプロジェクトは現時点で28の企業や機関が参画を表明していますが、その中でも特に有名な、マスターカードやVISA、PayPalなどの決済企業、UberやLyftなどのモビリティ企業、宿泊事業を営むBooking.comなどを例にあげ考察してみます。
Libraのようなグローバル通貨が社会に浸透すると、海外旅行シーンが劇的に変化します。
まずはBooking.comで旅行ツアーを組む際の支払いにLibraを使用します。
現地に着いたらUberやLyftを使って移動しますが、このときの決済手段でLibraを使用できます。
現地での飲食代やお土産代でももちろんLibraが使えます。
さらに、帰国時に外国通貨の小銭が残ることを気にしなくてよくなります。
自分たちのサービスを使ってもらうためにいろんな企業が参画していると思われます。
仮想通貨の価格変動には非常に多くの要素が絡んでいるため明言はできませんが、以前よりも技術的な要素に影響を受ける傾向が強くなってきたように感じています。
技術的な要素というのはブロックチェーンです。弊社では、『PoL(ポル)』という無料で利用できるブロックチェーンのオンライン学習サービスを開発しているのですが、仮想通貨はブロックチェーンという仕組みがないと機能できないことに気づいた人が多くなってきた印象です。
そしてそのブロックチェーンの開発が進むにつれて、価格が上昇しているのではないでしょうか。
Libraも当然、ブロックチェーンを使って開発されています。
明日変わることはないが、中長期的には必ず変わっていきます。
Libraを使用することで海外に行って、換金する際の手数料が今よりも安くなる。Libraはシステムの運営自体に利益を求めていないので。
Libraを通したその先に利益を求めている。Libraを通して自社のサービスを使ってもらうことで利益を生んでいくようなことを目論んでいるんじゃないかと。
例えばフィリピンの人々は出稼ぎに出る人が多いのですが、稼いだお金を自国に送る際に膨大な国際送金手数料がかかってしまいます。
これを、給料をLibraでもらってそのままスマートフォン一台でLibraのまま実家に送ってあげて、そのままLibraで生活ができる社会が到来しようとしているのです。
最も大きな課題は法律です。
Libraの構想が明らかになってすぐに、アメリカとフランスからちょっと待ったの命令が出ました。
国の言い分としては、通貨の発行権限は国家が持つものだ、お前ら何様のつもり?といったニュアンスですね。
確かに国民の生活を守るのが国の役目であり、その仲介を果たす通貨をコントロールするということは、現在世間で騒がれているよりももっと大きな議論がされて然るべきだと思っています。
そもそも国が何から成り立っているのかというと税金ですよね。Libraからは税金が取れないので、そりゃ怒りますよね。
税金取れないと年金や学校の運営などどうするんですかという。
世界を知っておくっていう意味では、早めにLibraに触れておいたほうがいいと思います。
今後もブロックチェーンや仮想通貨について、お伝えできる機会がありますと幸いですー🎉
ブロックチェーンやFacebookの仮想通貨Libraに興味を持った方は弊社代表の田上と話してみませんか?
オフィスまでお気軽に遊びに来てください。